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2022年03月14日

【コラム】ガラス瓶をオーダーメイドする流れとは? セミオーダーメイドについても紹介

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ガラス瓶をオーダーメイドしたい場合、その流れについて知っておくことで、スムーズにオーダーメイドすることが可能です。またガラス瓶には、セミオーダーメイドという手軽にできる簡単なオーダーメイドもあります。今回は、ガラス瓶のオーダーメイドについて紹介します。

 

■オーダーメイドのガラス瓶を製作する流れ

世の中には、さまざまな形やデザインのガラス瓶が存在しています。ガラス瓶は長期にわたって繰り返し使用されることが多いため、ガラス瓶をうまく活用することでお店や事業のブランド力アップにもつながります。そこで以下では、オーダーメイドのガラス瓶を作る際の流れについてご紹介します。

 

・オーダーメイドのガラス瓶とは

オーダーメイドのガラス瓶とは、容量や形態、デザインなどをすべて自由に決められる方法です。新しく金型を作り、オリジナルのガラス瓶を作ることができます。

①デザインを考える

オーダーメイドでガラス瓶を作る場合、まずはデザインを考えます。
形状やラベルなどのデザインを、できるだけ具体的に考えるようにしましょう。デザインは、機能性を重視するのか見た目を重視するのかで大きく変わるため、用途などをあらかじめ決めておくとスムーズです。
また、ガラス自体に色を付けるかどうかも決めておく必要があります。
汎用性が高いのは透明ですが、「オリーブオイルを入れるなら緑色」「ビールを入れるなら茶色」のように、入れるものに合わせた色付けを行うと、より使い勝手のよいガラス瓶に仕上がるでしょう

②設計する

デザイン決定後は、設計作業に入ります。
作成したデザインをもとに設計し、容量やサイズ感、安定性などを確認しましょう。
ガラス瓶をデザイン通りに設計した結果、イメージしていたサイズとは違うものが出来上がる可能性があります。その場合、この段階で満足のいくものができあがるまで、内容量やデザインを見直しましょう。

③サンプルや金型を作成する

デザインと設計がまとまったら木やアクリル、3Dプリンターでサンプルを作成し、問題がなければ金型の作成に移ります。
金型を作成する前にサンプルを作成する理由は、実際に完成した実物を見て気付く問題点や改善点があるからです。そのため、設計した時点で問題ないと感じた場合でも、必ずサンプルを作成し、実際の感触を確かめましょう。
サンプルをもとにした改善が済み、問題なければ金型を作成します。金型作成後は、その金型に材料を流し込んで加工するだけで、同じ製品を量産することが可能です。

④製造する

完成した金型を使用し、ガラス瓶を製造します。機械での大量生産が可能であるため、納期の短縮やコストダウンにつながります。職人が一つひとつ手作りで仕上げる工芸品とは異なり、高いクオリティのガラス瓶を短い納期かつ低コストで仕上げることが可能です。

 

・オーダーメイドはどんな場合に向いている?

オーダーメイドのガラス瓶は、既存品にはない形状や機能を付けて商品に付加価値をつけたい場合や、新商品のパッケージを検討している場合におすすめです。そのため、商品に合った唯一無二のガラス瓶を作りたい場合などにオーダーメイドは向いています。
さらにオーダーメイドのガラス瓶は、一から作ることでオリジナリティを前面に押し出すことができるため、競合商品との差別化も図れます。

 

■ガラス瓶のセミオーダーメイドとは

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「オリジナリティあふれるガラス瓶を作成したいけど難易度が高い」と感じる方には、セミオーダーメイドがおすすめです。セミオーダーメイドはフルオーダーメイドよりも手軽に作れるという特徴があります。以下では、セミオーダーメイドの内容やメリットなどについてご紹介します。

 

・セミオーダーメイドとは

ガラス瓶のセミオーダーメイドとは、既存の型があるボトルや容器に、オリジナルデザインの印刷や着色などを組み合わせる方法です。
フルオーダーメイドよりも手軽で、短期間でオリジナルのガラス瓶を作りたい場合におすすめです。

・セミオーダーメイドのメリット

セミオーダーメイドのメリットは、デザイン作成や設計作りから行うフルオーダーメイドに比べて手軽で予算を抑えられる点です。
すでにある容器を使うため、金型を作る手間とコストを大幅に抑えることができます。

・セミオーダーメイドはどんな場合に向いている?

セミオーダーメイドは、予算に制限がある場合や小ロットから検討している場合、期間限定商品用や販売促進の一環として印刷加工がしたい場合などにおすすめです。
ラベルや印刷を自由に選択できるため、セミオーダーメイドでも十分にオリジナリティを演出できます。

 

■斎藤容器ならガラス瓶をオーダーメイド・セミオーダーメイドできる

斎藤容器では、お客様の商品に最適なガラス瓶のオーダーメイド・セミオーダーメイドが可能です。ここでは、これまで手がけてきたオーダーメイド・セミオーダーメイドの事例について紹介いたします。

 

・トマトジュースのパッケージのデザイン

地域の名産品として売り出すことを目的としたトマトジュースのパッケージ例です。手書き風デザインや「ゆるキャラ」を使った親しみあるデザインを取り入れることで、「産地直送」「手作り」などのイメージを強調しています。
ラベルにはシュリンクフィルムを使用し、トマトジュース本来の色味を見せて、品質の高さがアピールできるようなデザインです。一般的な製品にありがちな「紙ラベル」や「色ベタ面でボトルを巻き込むデザイン」とは一線を画しています。

 

・蜂蜜のパッケージのデザイン

新しい商業施設のオープンに向けたお土産商品の開発依頼を受け、蜂蜜の商品開発、企画立案から提案までをサポートした例です。
街の新たなシンボルである「東京スカイツリー」をヒントに、東京スカイツリーの形をかたどったものや、シルエットをラベルに取り入れたものをデザインしました。
栓は「コルク製」のタイプや「キャップとハニーディッパーが一体化した」タイプ、東京スカイツリーのデザインを生かしたタイプなど、他社製品と差別化できるよう、こだわりのデザインを提案しました。

 

・わさびドレッシングのパッケージのデザイン

「自社のイメージを強く印象付ける、わさびドレッシングのパッケージを考案して欲しい」とのご依頼を受け、一目でわかるデザインのガラス瓶を提案した例です。
ラベルの文字を「山葵ドレッシング」や「Wasabi Dressing」にし、ボトルの色や形状もオリジナリティと高級さを感じられるものに仕上げました。これにより、高級スーパーや百貨店で並んでいても遜色ないような付加価値を生み出すことに成功しています。

 

・一味唐辛子のパッケージのデザイン

「一味唐辛子のパッケージデザインを一新したい」とのご依頼をいただき、「味のよさ」を強調できるデザインのガラス瓶を提案した例です。赤・黒・銀の3種類を基本のボトルカラーに使用し、文字の色や大きさ、フォント、背景デザインなどが異なる数種類のデザインを作成しました。
また、「Ichimi Red Pepper」という英語のパターンのデザインも用意し、オリジナリティを演出しています。

 

■まとめ

世界に1つだけのガラス瓶を作りたい場合は「オーダーメイド」、少ない予算で手軽にオリジナリティを出したい場合は「セミオーダーメイド」がおすすめです。製造や納品までの流れや所要時間がオーダーメイドとセミオーダーメイドでは異なるため、予算や納期、目的などに合ったほうを選ぶとよいでしょう。

 

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