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2022年01月31日

【コラム】飲み物の容器の種類にはどんなものがある?おすすめの飲料容器についても紹介

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普段私たちが口にしている飲み物の容器には、さまざまな素材が使われています。飲み物の種類によって適している素材が変わるため、飲料を販売する場合などはしっかりと把握しておきましょう。今回は飲み物の容器の種類について紹介します。

 

■飲み物の容器の種類

飲み物の容器には、主にプラスチックやガラス、金属、紙が素材として使われています。種類ごとのメリットを押さえ、飲み物に最適な容器を選びましょう。

 

・ペットボトル

ペットボトルは軽く割れにくい性質があり、持ち運びに便利です。さらにスクリューキャップで再密閉できるため、中身がこぼれる心配もありません。ガラスのようにクリアな表面からは、中身の状態や残量をすぐに確認できます。
また耐圧用・耐熱用・無菌充填用の3種類に分けることで、炭酸飲料や果汁飲料、お茶といったさまざまな飲み物の充填が可能です。ガスバリア性のペットボトルもあり、合成樹脂製容器としては最も高い保存力を有しています。

・ガラス瓶

透明なガラス瓶は中身が見えやすいのはもちろん、他の物質やにおいの浸透を防ぐため、内容物の保存性に優れているのが特徴です。飲んだときの口当たりがよく、使用後はインテリアとしても活用できます。日本に初めてガラス瓶が登場した明治時代から、牛乳やアルコール、ジュースなどあらゆる種類の飲み物に使われてきました。

・スチール缶

スチール缶は周囲の気体や水分、紫外線を完全にシャットアウトすることで、常温での長期保存が可能です。また熱が伝わりやすいため、容器のまま冷やしたり温めたりできます。
アルミ缶に比べ硬さと強度があることから、高温・高圧処理をして殺菌するコーヒーなどの容器に使われることがほとんどです。

・アルミ缶

アルミ缶はスチール缶とほぼ同じ性質をもちますが、スチール缶のおよそ1/3の軽さであるため、より扱いやすいのがポイントです。
一方でスチール缶ほどの強度はないため、果汁飲料や缶内部の圧力を高める炭酸飲料などに使用されています。ただし、缶ビールの場合は風味や味が落ちやすく、長期保存にはあまり向いていません。

・チルド容器

チルド容器とは牛乳などによく利用される箱型の紙容器で、三角屋根の形をしていることから「ゲーブルトップ」とも呼ばれています。また0〜10℃以下で製造・流通されるため、飲み物の味や風味がほとんど失われません。ただし、他の容器と比較すると、賞味期限が約18日と短めです。
牛乳のほか、お酒や野菜ジュースといった飲み物に使われ、飲みきりサイズへの加工もできます。非常に軽いため、使い勝手がよく、落としても割れにくいというのもメリットの一つです。

・LL容器

LL容器は直方体や多面体(プリズマ)の形をした箱型の紙容器です。容器内部にアルミ箔をコーティングすることで酸素を通しにくくしています。そのため、賞味期限が約180日と比較的長く、未開封のものについては常温保存が可能です。
ちなみにLLとは「ロングライフ」の略語で、長期間の保存ができることを意味しています。フルーツジュースや野菜ジュース、牛乳、スープ、お酒などあらゆる種類の飲み物に対応可能です。

・ボトル缶

ボトル缶はボトル本体からキャップまで、すべてがアルミで作られている缶です。蓋がスクリューキャップになっているため、開栓後もリキャップができます。また飲み口が広く、飲みやすいのもポイントです。ペットボトルと缶のメリットを併せ持つことから、コーヒーや炭酸飲料、お茶といった飲み物の容器として選ばれています。冷たい飲み物以外に温かい飲み物にも使われている容器です。

 

■ワンウェイ容器とリターナブル容器

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飲み物の容器はリサイクル方法によって、ワンウェイ容器とリターナブル容器に分けられます。種類を変えるだけで環境保全に貢献できるため、容器を選択する際の参考にしてください。

 

・ワンウェイ容器とは

ワンウェイ容器とは1度限りの使用を前提に作られた容器です。資源ゴミとして各市町村で回収された後、粉砕・溶解を経て新たな商品に生まれ変わります。代表的な容器はスチール缶、アルミ缶、ペットボトル、ガラス瓶です。商品の多様化や消費者のライフスタイルに幅広く対応でき、現在の飲料用容器の大半を占めています。
一方で、ワンウェイ容器の定番であるペットボトルは環境負荷が大きく、リサイクルから溢れたものが放置される問題があります。今後の社会では、リサイクルの促進やペットボトルのリターナブル容器化といった、環境に配慮した動きが求められていくでしょう。

・リターナブル容器とは

リターナブル容器は元の形を保ったまま、繰り返し使用できる容器のことを指します。ビール瓶や一升瓶などのガラス瓶がこれに該当し、昭和初期までは飲料容器の中枢を担っていました。使用済みのリターナブル容器は、市町村や酒屋に回収されると洗瓶工場で洗浄・点検を行い、再度中身を充填して商品化されます。
一時期ペットボトルなどのワンウェイ容器の需要が増したことで利用率が減少しましたが、近年の環境に対する意識の変化から再び注目されるようになりました。ガラス瓶以外にも、リターナブルカップやリターナブルディッシュを利用する取組も始まっています。一人ひとりが持続可能な社会を目指すためにも、リターナブル容器を積極的な活用が期待されるでしょう。

 

■おすすめの飲料容器

斎藤容器ではさまざまな飲み物に適したガラス瓶をおすすめしています。ぜひ飲み物の容器にお使いください。

 

・飲料180-38SH

飲料180-38SHは少量タイプのガラス瓶です。持ちやすくシンプルな見た目のため、あらゆる種類の飲み物に適しています。果肉などが入っている飲み物にもお使いいただけます。

容量(ml)/NET 180
重量(g) 134
幅・直径(mm) 54
高さ(mm) 138
キャップ 38SH
入数 54
材質/色 ガラス/トーメイ

 

・飲料140-DTO

飲料140-DTOは容量140mlと小型のガラス瓶です。野菜ジュースなどの飲み物の飲みきりサイズを小分けにして入れるのに向いています。

容量(ml)/OF 140
重量(g) 135
幅・直径(mm) 53.6
高さ(mm) 106.5
キャップ 38DTO
入数 54
材質/色 ガラス/トーメイ

 

・Jフルーツ180

Jフルーツ180はストライプ模様が入った、可愛らしい見た目のガラス瓶です。透明なフルーツジュースなどを入れると、上品で高級感がある印象になるでしょう。

容量(ml)/NET 180
重量(g) 145
幅・直径(mm) 54.5
高さ(mm) 133.2
キャップ 28PPアルコア
入数 48
材質/色 ガラス/トーメイ

 

・SSプライム180-24

SSプライム180-24は瓶の肩が少し角張り、首が細くなっています。縦に入ったストライプ模様がアクセントになっており、使用後はインテリアとして飾るのもおすすめです。

容量(ml)/NET 180
重量(g) 208
幅・直径(mm) 49.3
高さ(mm) 189
キャップ 30STD
入数 48
材質/色 ガラス/トーメイ

 

※商品のスペックの寸法・入数は本体の値でキャップは含みません。
※商品スペックはコラム掲載時の値です。商品の規格・仕様は予告なく変更されることがあります。
※OF(オーバーフロー):容器の口元まで水を入れた満容量のことです。
※NET(ネット):正味容量のことです。

 

まとめ

飲み物の保存容器を選択する際は、何を入れるのか、どのような性能を重視するのかよく考えることが大切と言えます。なかでもガラス瓶は高い保存力があり、リサイクルの観点から見ても今後の使用が期待される容器です。ぜひこの機会に、ガラス瓶の導入を検討してみてはいかがでしょうか?

 

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