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2021年12月27日

【コラム】アロマの容器は何を選べばいい?注意点などをご紹介します

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香りでさまざまなリラックス効果があるアロマは容器選びの際に注意が必要です。香りを守るだけでなく安全性にも影響を与えるため、保存容器選びは念入りに行いましょう。
今回はアロマの容器についてご紹介いたします。ぜひご一読ください。

 

■アロマに使われる遮光瓶とは

まずはアロマに使われる遮光瓶がどのようなものかをご紹介します。

 

・遮光瓶とは

遮光瓶とは、直射日光を遮って内容物を守るための容器のことです。
精油は非常にデリケートで、日光・熱・光といった環境による影響を大きく受けてしまいます。そのため、使用する容器は密閉性と遮光性が高くなければなりません。アロマに使用するエッセンシャルオイルやエッセンシャルオイルを薄めるベースオイルのほか、精油と同じく光などの環境による影響を受けやすい化粧品や薬品などを保存する場合に使われています。

 

・遮光瓶の色による違い

多くの場合、遮光瓶は「青色」と「緑色」、「茶色」の3色が使用されています。
アロマに使用するオイルの品質には直射日光に含まれる「紫外線」や「可視光線」、「赤外線」の3つが影響します。
なかでも「紫外線」が最も品質の低下に影響するため、ある程度の期間保存する予定なら「紫外線」を遮ることができる遮光瓶の色を選んだほうがよいでしょう。遮光瓶に使用されている色によってそれぞれの光を遮る効果が異なるため、注意が必要です。
ここでは、それぞれの色が光を遮る効果についてご紹介します。

 

<青色>

青色は3種類の光のいずれも遮ることが難しく、とりわけ紫外線のうち波長の長いものを遮る効果が低い色です。主に品質が低下しない短期間のうちに使い切る量を保存するのに使用されます。

 

<緑色>

緑色は紫外線を遮る効果は期待できますが、可視光線を遮る効果が少し弱い色です。保存期間が短い場合には緑色の遮光瓶でも問題はありませんが、ある程度長い期間保存する場合には品質が低下する可能性があります。

 

<茶色>

茶色は紫外線のほとんどを遮ることができる色です。
また、可視光線についても3色の中で最も遮る効果を期待できます。ある程度の期間保存する場合には最適な色です。

※どの遮光瓶の色であっても、保管条件は日光が当たらない風通しのよい冷暗所で保存することを前提としています。遮光瓶に入れていても劣化が止まることはないため、保管環境を整えること、短期間で使い切ることが重要であることを消費者にも伝えることが大切です。

 

・アロマはプラスチック容器でも大丈夫?

アロマに使用するエッセンシャルオイル(精油)には、プラスチックを溶かす性質があります。特にオレンジやグレープフルーツなど、柑橘系のオイルに含まれていることが多い「リモネン」という成分は、プラスチックを溶かす力が強い成分です。
ただし、すべてのプラスチック容器が使えないという訳ではなく、プラスチックの中でも精油への耐性が高いものもあるため、成分など相性によっては使えることも多くあります。なお、プラスチック製の容器に比べるとガラス製の容器のほうが密閉性や遮光性が高くなりますので、保存期間や内容物の成分によってはガラス製容器の使用も検討するとよいでしょう。

 

■アロマの容器で気を付けたいこと

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アロマの容器選びは下記の3点に注意してください。

 

・必ず遮光性が高いものを選ぶ

直射日光に含まれる紫外線や可視光線などの光は、アロマオイルの品質を低下させてしまいます。なかには強い紫外線を浴びることで、皮膚に炎症などの影響を及ぼす毒性が出る成分もあります。これを光毒性と呼び、特に注意が必要な種類のアロマは、グレープフルーツやベルガモット、レモンなどの柑橘系です。アロマの容器には必ず遮光性が高いものを選ぶようにしましょう。

 

・プラスチック容器を選ぶ場合は成分に注意

プラスチックは保存するアロマオイルなどの成分によっては溶けてしまうことがあるため、使用する場合は必ず耐性があるポリエチレンなどの素材を選ぶことが大切です。
また、いくら耐性がある素材であっても、アロマオイルを希釈しないままの状態で保存するのは避けるようにしましょう。ガラス製の容器本体を選んだ場合でも、キャップの素材はプラスチックを使用しているものが多いため、容器本体だけではなく部品の素材についても使用されているものを把握しておく必要があります。
なお、ゴムなども保存する内容物の成分によっては溶けることがあるため、注意が必要です。

 

・大容量よりも使い切れる量の需要が高い

エッセンシャルオイル(精油)はとても繊細なため、日光や酸素、温度などの影響を受けるとすぐに変質してしまいます。
そのため、一般に販売されているアロマオイルの場合、ある程度短期間で使い切れる量のほうが、大容量のものよりも人気があります。品質の変化を防ぐためにも、使い切れる量のタイプで容器が密閉できる構造になっているものを選ぶとよいでしょう。

 

■アロマにおすすめの容器

これまで紹介してきたポイントを踏まえて、ここではアロマにおすすめの容器をご紹介します。

 

・エムボトルNo.30G

エムボトルNo.30Gは、遮光性の高い緑色の容器です。
素材は密閉性、遮光性が高いガラスとなっているので、ある程度の期間保存しながら使用する場合にも適しています。容量は30mlで、適度な期間で使い切れる容量です。

容量(ml)/NET 30
重量(g) 53
幅・直径(mm) 35.5
高さ(mm) 75.8
キャップ スポイト
入数 192
材質/色 ガラス/グリーン

 

・ヒップボトルNo.10C

ヒップボトルNo.10Cは容量が10mlで、ガラスの色も弱い遮光性の青色であるため、短い期間で使い切れる量を保存するのに適しています。

容量(ml)/NET 10
重量(g) 40
幅・直径(mm) 32.6
高さ(mm) 56.3
キャップ ヒップNo.23
入数 210
材質/色 ガラス/コバルト

 

・ミニスポイトMS-3L茶

ミニスポイトMS-3L茶は遮光性が高い茶色を使用した容器です。
素材にはガラスを使用しているため、密閉性、遮光性ともに優れているほか、キャップにはスポイトが付属しているため、内容物が少量になってもしっかり使うことが可能です。
容量は10mlと短期間で使い切る量のオイルなどを保存する際に最適です。

容量(ml)/NET 10
重量(g) 10
幅・直径(mm) 23
高さ(mm) 45
キャップ スポイト
入数 30
材質/色 ガラス/茶

 

・エムボトルNo.60A

エムボトルNo.60Aは、大容量のオイルなどを保存することが可能な容器です。
密閉性、遮光性に優れた茶色のガラスを使用しているため、ある程度の期間保存する際にも安心です。アロマオイルなどを他の容器に小分けする元の容器として使用するのに最適です。

容量(ml)/NET 60
重量(g) 87
幅・直径(mm) 44.2
高さ(mm) 91.3
キャップ エムNo.40
入数 120
材質/色 ガラス/茶

 

※商品のスペックの寸法・入数は本体の値でキャップは含みません。
※商品スペックはコラム掲載時の値です。商品の規格・仕様は予告なく変更されることがあります。
※NET(ネット):正味容量のことです。

 

■まとめ

今回はアロマに使用する容器の選び方について注意点などを紹介しました。品質が変化しやすいエッセンシャルオイルなどを保存する容器としては遮光性や密閉性が高い容器を使用することが大切なポイントです。
アロマの容器をお探しの際には、ぜひ今回の記事を参考にして、それぞれに合ったタイプを選んでみてくださいね。

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