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2021年11月15日

【コラム】ジャムなどを瓶詰めして保存するやり方とは?おすすめのジャム容器についても紹介

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ジャムを瓶詰めにして保存するには、やり方についてきちんと把握しておくことが重要です。正しいやり方で瓶詰めをすることで長期間の保存が可能になります。今回は手作りジャムの容器や瓶詰めの方法について紹介します。

 

■瓶詰めをする場合はまずは消毒をする

ジャムなどの保存食は、消毒をした瓶に詰めるようにしましょう。保存食を手作りした場合には、保存料を使用しないため、市販のものよりも保存期間が短くなります。しかし、瓶をしっかりと消毒すれば保存期間を伸ばすことが可能です。以下では、瓶を消毒する詳しい理由や煮沸消毒のやり方について見ていきましょう。

 

・消毒をする理由

食材を入れる前に瓶を消毒する理由は、菌を減らすためです。長期保存をするためには、洗剤で落としきれない菌を落とす必要があります。
瓶の消毒の一般的な方法は、熱湯で菌を減らす煮沸消毒です。沸騰したお湯に浸けることで、食中毒の原因や保存期間を縮める原因となる菌のほとんどを死滅させることができます。

・煮沸消毒のやり方

煮沸消毒を行う前に、深さのある大きめの鍋とトング、清潔な布巾、霧吹き、広口じょうごを用意しておきましょう。
保存瓶の煮沸消毒には、保存瓶がお湯に浸かる大きさの、直径20~24cm、高さ20cm以上の鍋がおすすめです。トングや布巾は瓶を取り出す際や煮沸消毒した瓶を伏せるときに使用します。霧吹きは、大きな瓶の内側を殺菌消毒する際に必要です。広口じょうごはジャムを保存瓶に入れる際に使用します。なお、瓶の蓋や広口じょうごも煮沸消毒をしてから使用するようにしましょう。
必要なものをそろえたら、まずは瓶本体と付属のパッキンなどを洗剤で洗います。金属キャップの場合はキャップの構造内部に水分が入り込むことによりサビが発生してしまうため内面をアルコール消毒します。次に鍋にお水と保存瓶を入れてお湯を沸かします。沸騰したら保存瓶を5分間煮ます。5分経ったら火を止め、トングで瓶を取り出します。取り出した瓶は清潔な布巾の上に口の部分を下に向けて置き、乾くのを待ちます。

・アルコールで消毒する場合
鍋に入らない大きな保存瓶は、エタノールもしくは35度以上のアルコールで消毒をしましょう。
その場合には、エタノールやアルコールでの消毒の前に、煮沸消毒の場合と同様に瓶を洗剤できれいに洗います。洗った保存瓶にエタノールやアルコールを入れて蓋を閉じ、保存瓶を振って消毒します。保存瓶全体にエタノールやアルコールが行き渡ったら、清潔な布巾もしくはキッチンペーパーで拭き取って完了です。

 

■瓶詰めのやり方

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正しく瓶詰めを行うと、食材の保存期間を伸ばすことができます。そのため瓶詰めは、作り置きをしたい時や保存食を大量に作る際におすすめです。以下では、瓶詰めのやり方と瓶詰めに向いている料理についてご紹介します。

まず、煮沸消毒した瓶が熱いうちにジャムを瓶の縁から5~8mm下まで詰め軽く蓋をします。その後、瓶が半分~3分の2程度浸かる量の水を鍋に入れて15~20分くらい加熱します。加熱する際は、鍋底にすのこを敷くのがおすすめです。すのこを敷くことで、沸騰して出る気泡で瓶が動いたり瓶の中の温度差を少なくしたりできます。
瓶の加熱後は、蓋をきつく閉めなおしてから瓶が十分に冷えたら冷蔵庫で保管し完了です。

 

・食材は瓶が熱い内に詰める

食材は瓶が熱い内に、広くじょうごや清潔なスプーンを使って、瓶の天面、ネジ山に食材が付かないように詰めるようにしましょう。
途中で瓶を叩きながら詰めると、空気が入りにくくなります。瓶の乾き温度が50℃以下になる前に食材を詰めます。また密閉をしっかりするために、食材は満杯ではなく8~9割を目安に詰めるようにしましょう。

・瓶詰めをして保存するのに向いている料理

瓶詰めをして保存するのに向いている料理は、ジャムやアヒージョ、ピクルス、ソースなどです。
砂糖を多く使用しているジャムは保存期間が長くなります。瓶詰め後に未開封の場合は、半年程保存が可能です。頻繁に瓶の蓋を開け閉めする際は、水分が入ったりカビが生えたりする可能性があるため、2週間を目安に消費するようにしましょう。
アヒージョやピクルスの保存期間の平均は1か月です。アヒージョは湯煎で瓶に詰めたまま温めることができるため、焦がす心配がありません。また、密閉されているため、具材の香りが飛んでいく心配がない点も瓶詰めのメリットです。
他にも、オリジナルソースを瓶で保管するものおすすめです。トマトソースやバジルソース、レモンソースなどを作っておけば、パスタやサラダ、お肉などのさまざまな料理を作る際に活用できます。
おしゃれな見た目が話題になったサラダジャーも、瓶詰め保存に向いている料理の一つです。新鮮な野菜を使用しているため、ジャムやアヒージョなどに比べると保存期間が短くなりますが、普通のプラスチックの保存容器でサラダを保存する場合に比べて保存期間が長くなります。入れる食材にもよりますが、5日程度日持ちさせることが可能です。

 

■おすすめのジャム容器

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ジャムを保管する際に便利な容器を2つご紹介します。ジャム容器を探している方はぜひ参考にしてみてください。


・SS-角180ST

「SS-角180ST」はコンパクトなジャム容器です。スリムなフォルムなので、冷蔵庫やキッチン棚に置いても邪魔になりません。透明なガラス製なため、中身の確認がしやすく便利です。イチゴやオレンジなど、鮮やかな食材を使用するときれいです。

容量(ml) /OF 180 
 重量(g) 170 
 幅・直径(mm) 56.5×56.5 
 高さ(mm) 90.3 
 キャップ 53ツイスト 
 入数 60 
 材質/色 ガラス/トーメイ 


・日本丸140ST

「日本丸140ST」は、広口タイプのコンパクトなジャム容器です。煮沸消毒もしやすいため、ジャムを詰める際や使用する際に適しています。
 容量(ml)/OF 140 
 重量(g) 135 
 幅・直径(mm) 68.5 
 高さ(mm) 63 
 キャップ 63ツイスト 
 入数 72 
 材質/色 ガラス/トーメイ 

※商品のスペックの寸法・入数は本体の値でキャップは含みません。
※商品スペックはコラム掲載時の値です。商品の規格・仕様は予告なく変更されることがあります。
※OF(オーバーフロー):容器の口元まで水を入れた満容量のことです。

 

■まとめ

保存食を瓶詰めする前には必ず消毒を行いましょう。一般的な消毒方法は、沸騰したお湯で菌を減らす煮沸消毒です。煮沸消毒を行うと、食中毒の原因や、保存期間を縮める原因となる菌のほとんどを死滅させることができます。煮沸消毒を行う際には、深さのある大きめの鍋とトング、清潔な布巾、霧吹き、広口じょうごを用意しましょう。ジャムを保存する場合は、広口の瓶がおすすめです。

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