【コラム】調味料を入れる容器はどんなものを選べばいい?調味料の種類や容器の素材別に紹介!
食卓には欠かせない調味料ですが、調味料の種類によってそれぞれ適した保存容器があるのをご存じでしたか?また、容器の素材によってもそれぞれ特徴が変わります。今回は調味料の容器に何を選べばいいのかについて紹介します。
さまざまな種類の調味料入れが流通しており、どの調味料入れを選べばいいのか迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。調味料入れを選ぶ際は、調味料に合った形や素材、大きさのものを選ぶのがおすすめです。以下では、調味料を入れる容器の種類と選び方を紹介します。
砂糖や塩などの粉末・固形状の調味料を充填する場合は、密閉性に優れた容器がおすすめです。粉末・固形調味料は湿気や乾燥に弱いものが多く、風味が落ちたり調味料同士でくっついたりする場合があります。
パッキン付きの容器や蓋をきっちり閉められる容器であれば、湿気や乾燥の予防だけではなく、調味料の酸化や風味の劣化対策などにも効果的です。密閉性の高い容器は調味料の保管に最適ですが、種類によっては重くて扱いにくいものも存在します。蓋をワンタッチで開けられるものやスライド式のものなどを選べば、簡単に開けられるため便利です。
醤油やオリーブオイル、ソースなどの液体調味料を保管する場合には、液垂れがしにくい形になっている注ぎ口の容器がおすすめです。液のキレがよい調味料入れを使用すると、容器の汚れやべたつき、調味料が机や手などに付着するのを防げます。液体調味料用の容器は、スプレータイプやステンレス製、ヒンジ口タイプ、広口タイプなどさまざまです。
スプレータイプは液体調味料を決まった量で噴霧できるため、出しすぎの予防や塩分摂取量の調整などに役立ちます。ステンレス製は錆びや汚れに強く、耐久性や保存性に優れているため、非常に扱いやすい容器です。広口タイプは洗浄がしやすく、常に清潔に保てるでしょう。
また、詰め替えもしやすいため、詰め替えを視野に入れた商品に適しています。ヒンジ口は液体調味料に向いており、汚れやホコリの付着を防げるため衛生的です。
調味料入れには保存用と食卓用があり、消費スピードや用途に合わせて選ぶと適切に保管できます。消費スピードが早い調味料を常温で保存する場合は、大きめの容器を選ぶのがおすすめです。調味料を冷蔵庫で保存する場合は、冷蔵庫の場所を取らないものやポケットに収納できる大きさのものを選ぶとよいでしょう。食卓に置く場合には食卓の邪魔にならない小さめのサイズで、持ち運びがしやすい大きさのものを選ぶと便利です。トレイが付いているものであれば持ち運びの手間もかかりません。
また、透明の容器を選べば調味料の残量がわかるため、消費の早い調味料の保管に便利でしょう。
調味料入れを選ぶ際は、洗浄のしやすさにも注目しましょう。広口タイプであれば乾きも早く、雑菌の繁殖を防げて衛生的です。熱殺菌が行えるガラス製もおすすめです。
また、蓋やノズル、パッキンにも汚れが溜まるため、取り外して洗えると清潔な状態を保てます。汚れが残りやすい調味料を入れる際や食洗器を使っている場合は、熱湯消毒ができるものや食洗器に対応しているものを選ぶと手入れが楽でしょう。
キャンプやバーベキューで使う調味料の持ち運び用には、コンパクトでこぼれにくいものがおすすめです。容量が100~120mlの小ぶりのものであれば荷物の邪魔にならず、楽に持ち運びができます。蓋がしっかりと閉まる密閉性の高いものであれば、運んでいる途中に倒れてしまっても安心です。
また、素材は衝撃に強いステンレス製やプラスチック製がおすすめです。他にも、調味料をまとめて持ち運べる調味料用のポーチやケースがあると、よりコンパクトにまとめることができます。万が一こぼれた場合でも、他の荷物が汚れるのを防ぐ商品を企画するのもよいでしょう。
保管する調味料の種類が多い場合は、透明なものを選ぶと中身がすぐにわかるため便利です。残量が見えるので、補充の目安にもなります。調味料容器には消費者が内容物を判断しやすいようにラベルやパッケージを工夫するとよいでしょう。蓋の色が異なるもの、中身が透けて見える色付きのものなど、付加価値をつけて差別化を図ることで、消費者に目に留まりやすくなります。ちょっとした工夫次第で、種類が多い場合でも調味料の区別がつきやすく、簡単に使い分けができるでしょう。
・プラスチック製は軽くて丈夫
プラスチック製の調味料入れは軽くて丈夫です。落としても割れにくい素材のため、よく使用する調味料の保管に便利です。
また、プラスチック製の調味料入れは安価なものが多く、調味料の種類が多い方にもおすすめです。
一方で、プラスチック製は食品ににおいや色が移りやすいという欠点もあります。そのため、酢やラー油などのにおいが強い調味料の保管には向いていません。プラスチック製の調味料入れで保管する調味料は、色やにおいの少ない砂糖や小麦粉、ゴマなどがおすすめです。
ガラス製の調味料入れは、色やにおいが食品に移りにくい特徴があります。酸や塩分にも強いため、酢や醤油、ラー油などの調味料を保管しても、容器が変色したりにおいが残ったりすることがありません。
また、ガラス製の調味料入れは密封性が高いため、オリーブオイルやごま油などの酸化しやすい調味料の保管にも向いています。
一方で、ガラス製はプラスチック製やステンレス製のものと比べて重く、割れやすい特徴があります。土台が不安定な場所や、耐荷重が小さい棚などに置くと落下する恐れがあるため、保管場所には注意しましょう。
また、ガラスは割れると破片が飛び散り、鋭利な破片でけがをする恐れがあります。運搬や洗浄をする際は、外部からの衝撃や瓶同士のぶつかり合いがないよう、取り扱いに注意が必要です。
以下では、液体・粉末調味料に最適な調味料入れを2つ紹介します。
MSK-150は容量160ml、重量172gの液体系調味料入れです。
従来品と比べてキャップの直径が大きくなり、ドレッシングやオリーブオイルなどの調味料や粘性の高い調味料が充填しやすく、かつ注ぎやすくなりました。
透明なガラス素材のため、調味料の中身の確認が一目でできて便利です。
容量(ml)/OF | 160 |
重量(g) | 172 |
幅・直径(mm) | 58.5 |
高さ(mm) | 146.6 |
キャップ | 32ヒンジ |
入数 | 60 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
MSスパイス35は容量35ml、重量57gのスパイス瓶です。
キャップは1つ穴ヒンジタイプで、従来のスパイス瓶に比べて底が広く、安定感があります。
調味料の中身の確認がしやすい透明なガラス素材を使用しています。キャップの色はクリア、赤、黒の3種類を展開していますが、希望の色に合わせて作ることも可能です。
容量(ml)/OF | 35 |
重量(g) | 57 |
幅・直径(mm) | 38 |
高さ(mm) | 86.2 |
キャップ | Sスパイスヒンジ |
入数 | 160 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
※商品のスペックの寸法・入数は本体の値でキャップは含みません。
※商品スペックはコラム掲載時の値です。商品の規格・仕様は予告なく変更されることがあります。
※OF(オーバーフロー):容器の口元まで水を入れた満容量のことです。
調味料入れは、保管する調味料に合ったものを選ぶのがおすすめです。粉末・固形状の調味料を保管する場合は密閉性に優れたもの、液体調味料を保管する場合は液垂れがしにくいものを選ぶとよいでしょう。洗いやすさや消費スピードなども考慮して選べば、より便利に使用できます。新しい調味料入れを検討中であれば、一度株式会社斎藤容器の調味料容器を使用してみてはいかがでしょうか。