【コラム】スパウトパウチとは?特徴や使用例について解説
スパウトパウチは、口栓(スパウト)というキャップ付きのパウチ容器です。スパウトパウチには、形状や種類がさまざまあります。
そのため、スパウトパウチを容器として採用する際は、特徴や用途について理解することが重要です。
今回はスパウトパウチの特徴や使用例について紹介します。
スパウトパウチとは、キャップ付きのパウチ容器です。キャップが付いた容器であるため、必要な量を取って、余った分はキャップを閉めるとそのまま保存できます。
低粘度から高粘度まで幅広い商品に対応しており、粘度が高い商品でも軽い力で簡単に絞り出せます。
またスパウトパウチは、他のプラスチック容器よりもプラスチック使用量が削減されており、環境に優しいのが特徴です。そのため、近年ではスパウト容器を採用する企業も増えています。
スパウトパウチ容器は、今ではよく使用されている容器の一つです。スパウトパウチの特徴は主に4つあります。
密封性が高い
スパウトパウチは密封性が高いことが特徴です。スパウトパウチにはキャップが付いており、しっかりキャップを閉めれば中身が漏れることはありません。
また、キャップを閉めて保存できることにより、内容物が酸化しにくいため長期保存にも向いています。
消費者が手に取ってから使用するまでに漏れ出すリスクが低く、安全性が高いといえるでしょう。
再封できる
スパウトパウチはキャップ付きであることから、余った分を再封できます。そのため、必要な分だけ中身を取り出して封をすれば、残りの分は劣化を抑えつつ保存が可能です。
また、再封できる点は使い残しを防ぎ、無駄を減らすことにも役立ちます。使いきりの容器では余った分の処理に迷い、時に廃棄してしまうこともありますが、スパウトパウチであれば保存するという選択肢を取ることが可能です。
かさばらない
スパウトパウチは柔軟な素材で作られているため、他のプラスチック容器やガラス容器とは異なり、かさばりません。
従来の瓶や缶などと比較しても、使用後に折りたためるため、廃棄時の容積の削減にもつながります。未使用時でも収納スペースでかさばることはなく、保管コストを抑えられます。
また、スパウトパウチは容量が軽いため、持ち運びやすく、手に取りやすいです。保管の際にも場所を取らないことから、ストック用や防災用としての備蓄にも最適です。
環境に優しい
スパウトパウチは環境に優しい容器です。樹脂ボトルと比較するとプラスチックの使用量を削減できます。
また、プラスチックは石油から作られていることが多いため、ゴミとして焼却した場合、石油由来の炭素が二酸化炭素として排出されます。
しかし、スパウトパウチであればプラスチック使用量が削減されることで、結果的に二酸化炭素の排出量の削減も可能です。
スパウトパウチを製品に使うことで、SDGsに取り組む企業として社会に認識されることが期待でき、企業イメージの向上やブランディングにも非常に効果的です。
スパウトパウチには主に4種類の素材があり、素材によって特徴が異なります。以下では、各素材の種類について解説します。
アルミスパウトパウチは遮光性が高く、光を避けるべきボディケア商品や洗剤などの製品の包装に適しています。
アルミスパウトパウチは温度や湿度の変化の影響をほとんど受けないため、長期保存も可能です。
また光沢感があるため、うまく利用すればデザイン性の高い独自のパッケージを作り出すことができるでしょう。
透明スパウトパウチ
透明スパウトパウチは、内容物を見せたい際に最適な容器です。
あえて内容物を見せることで、パッケージのデザイン性だけでなく、消費者に直接内容物をアピールできます。
内容物が色付きの場合は、消費者にポップな印象を与えるでしょう。
紙スパウトパウチ
近年では、表面基材をプラスチックではなく紙に置き換えることで、プラスチック使用量を削減した紙スパウトパウチも増えています。
従来のスパウトパウチとは異なり、プラスチック使用量の削減につながるだけでなく、消費者にも環境に配慮していることがひと目で伝わります。
アルミレススパウトパウチ
アルミレススパウトパウチは、アルミよりも電力使用量とCO2排出量が少ないバリア素材を使用しています。
バリア性がある素材を使用することで、アルミと同じレベルのバリア性能を保てることが特徴です。
アルミ同様に、品質低下につながる温度や湿度の変化に強く、遮光性に優れています。
スパウトパウチの用途は主に3つあります。
詰め替え用商品
スパウトパウチは、シャンプーやボディソープ、アルコールなどの詰め替え用容器として使用されることが多くあります。スパウトパウチにはキャップが付いているため、必要な量だけを取り出して残りは保管できます。
また、注ぎ口があることにより、ボトル容器への詰め替えがしやすいもメリットです。近年では、スパウトパウチ自体を利用できるように製品開発が進められています。
食品の容器
スパウトパウチは食品の容器としても使用されています。調味料や飲料の容器として使用されていることが多いですが、柔軟な容器であることから、どのような内容物でも取り出しやすいことが特徴です。
また、プラスチック製やガラス製の容器と比べても柔軟性があることで、冷蔵庫で保管する際にもかさばらないため、消費者も手に取りやすいでしょう。
透明のスパウトパウチであれば、内容物の状態も確認しやすいため、食品の容器として特に適しています。
薬品の容器
スパウトパウチは、子ども用の服薬ゼリーや健康食品の容器としても使用されています。
飲む際にスプーンなどの食器を必要としない上に、キャップ部分からそのまま服用できるため、手が汚れる心配もありません。
また、かさばらない作りになっているため、出先で服用したいという消費者のニーズにも応えることができます。
斎藤容器でおすすめのスパウトパウチは2種類あります。また、以下で紹介する種類以外にもスパウトパウチを提供しておりますので、ぜひ斎藤容器までお問い合わせくださ
DP16-TA0500
アルミ箔を使用したガスバリア性に優れたスパウトパウチです。
85℃で30分のボイル殺菌、またマイナス40℃までの冷凍にも対応しています。また、アルミ箔を利用していることにより、遮光性も高く、光による内容物の劣化も防げます。
そのため、農産加工品や調味料、飲料、日用品などに使用可能です。
容量(ml) | 500 |
重量(g) | 16.8 |
幅・まち(mm) | 120×34.5 |
高さ(mm) | 230.0 |
キャップ | 2ピース |
入数 | 600 |
材質 | PET/AL/ONYLLDPE |
※商品のスペックの寸法・入数は本体の値でキャップは含みません。
※商品スペックはコラム掲載時の値です。商品の規格・仕様は予告なく変更されることがあります。
DP16-TN0100
透明性が高いスパウトパウチで、内容物を外から確認できることが特徴です。
食品や調味料、日用品など幅広い用途に対応しており、特に内容物をアピールしたい商品におすすめの容器です。
容量(ml) | 100 |
重量(g) | 11.3 |
幅・まち(mm) | 110.0×33.5 |
高さ(mm) | 140.0 |
キャップ | 2ピース |
入数 | 900 |
材質/色 | ONY/LLDPE |
※商品のスペックの寸法・入数は本体の値でキャップは含みません。
※商品スペックはコラム掲載時の値です。商品の規格・仕様は予告なく変更されることがあります。
スパウトパウチは、口栓(スパウト)というキャップ付きのパウチ容器で、密封性が高く備蓄しやすいため、幅広く使用されています。
斎藤容器では、さまざまなサイズ・形状のスパウト容器をご用意しています。
また、斎藤容器はスパウト容器以外の容器も取りそろえています。
容器の選択にお困りの方や商品に最適な容器をお探しの方は、ぜひ斎藤容器までお問い合わせください。