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2024年09月09日

【コラム】密閉容器の種類は?活用のポイントもわかりやすく紹介

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食品を入れる保存容器は、鮮度やおいしさを保つために密閉性が高いことが前提条件です。しかし、密閉できる保存容器といっても、ガラス製やプラスチック製、ステンレス製など、さまざまな種類のものがあります。

 

本記事では、保存容器の種類や素材ごとの大まかな特徴、保存容器があると便利な場面、保存容器を選ぶときのポイントを解説します。

 

 

密閉容器の種類

密閉性の高い保存容器は、食品の鮮度やおいしさをキープする上で欠かせません。食品用の保存容器は、使われている素材によって大きく3種類に分けられます。

 

   ガラス製容器

   プラスチック製容器

   ステンレス製容器

 

ここでは、密閉できる保存容器をお探しの方向けに、それぞれの素材の特徴・メリットを紹介します。

 

 

ガラス製容器

ガラス製容器には、以下のような特徴があります。

 

   耐熱性が高く、ある程度の高温にも耐えられる(耐熱ガラスなら急激な温度変化にも強い)

   無味無臭のため、食品へのニオイ移りなどがなく、食品そのままのおいしさを保てる

   容器のアルコール消毒が可能なため、衛生的に使用できる

   耐熱ガラスの容器の場合、煮沸消毒も行うことができる

   ガラスならではの高級感があり、印刷や加工処理でデザインの幅を広げられる

   中身が見えるため、ジャムやジュースなどの彩りを活かせる

 

ガラス製容器のメリットは、保存性やデザイン性の高さです。ガラス製容器は密閉性に優れており、キャップをしっかりと締めれば外気をほとんど通しません。食品の風味にも影響しないため、製造時の味や香りをキープできるという強みもあります。

 

またガラス製容器は、印刷や加工の自由度が高いため、競合他社の商品にはないオリジナルなパッケージデザインを実現できます。

 

プラスチック製容器

プラスチック製容器には、以下のような特徴があります。

 

   軽量で扱いやすく簡単に持ち運べる

   ガラス製容器と同様に透明なため、食品の彩りを活かしたデザインを実現できる(不透明なプラスチックもある)

   素材によっては衝撃に強く、落下しても割れにくいため安全に使用できる

   デザインの自由度が高く、さまざまな印刷方法や加工方法を選べる

 

プラスチック製容器のメリットは、軽量で割れにくい点です。

 

また同じプラスチック製容器でも、AS樹脂(SAN)や塩化ビニール(PVC)、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリプロピレン(PP)などの種類があり、内容物に合わせて素材を選べるのも特徴です。

 

 

ステンレス製容器

ステンレス製容器には、以下のような特徴があります。

 

   傷や衝撃に強く、耐久性があり長期間にわたって使用できる

   食品の風味への影響がほとんどなく、さまざまな食品を保存できる

   遮光性に優れており、光や熱に弱い食品の保存にも適している

   高級感があり、高価格帯の商品パッケージとして人気がある

   汚れが落ちやすく、使用後のお手入れも簡単に行える

 

ステンレス製容器のメリットは、耐久性が高く、長期的に使用できる点です。容器自体の味やニオイもほとんどないため、ジャムや調味料、はちみつ、ジュースなど、液体・固体を問わず、さまざまな食品の保存容器として使えます。

 

また他の素材の容器にはない特徴として、遮光性の高さが挙げられます。例えばオリーブオイルなど、光が当たると酸化してしまう性質を持った食品の容器にぴったりです。

 

 

 

密閉容器が役立つ場面

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密閉できる容器の使い道は、食材や作り置きのおかずの保存だけではありません。例えば、飲食店やカフェ、居酒屋などの場合、調味料やコーヒー豆の保存にも密閉容器が役立ちます。またデザイン性の高い容器を選べば、店舗のオシャレなインテリアとしても活用可能です。

 

ここでは、食品用の保存容器が役立つ場面を3つ紹介します。

 

 

食材や商品の保存

密閉性が高い容器は、食材や作り置きのおかずなど、賞味期限が短い食品のパッケージにぴったりです。

 

食品は空気中の酸素や湿気の影響を受けることで、鮮度の劣化が早まります。食品を密閉性の高い容器に保存し、空気に触れにくくすることで、製造時の鮮度をキープできます。

 

調味料やコーヒー豆の保存

密閉できる容器は、飲食店やカフェ、居酒屋などの店舗で、食材のストック用にも役立ちます。調味料やコーヒー豆、茶葉などの食品は、空気に触れると酸化し、風味や香りが劣化してしまいます。密閉性が高い容器なら、調味料入れやコーヒーキャニスター、ティーキャディーにもぴったりです。

 

魅せる保存容器としての活用

保存容器の中には、デザイン性にこだわったものもたくさんあります。ガラス製やプラスチック製の容器なら、印刷や加工処理によって、個性豊かなデザインを実現することも可能です。

 

オシャレな保存容器を選べば、テーブル雑貨やインテリアとしても活用できます。保存容器のデザインを一新して、店舗のイメージアップを図りましょう。

 

 

密閉容器の選び方3つのポイント

食品用の保存容器を選ぶときは、密閉性だけでなく、容量や耐久性もチェックしましょう。密閉容器の失敗しない選び方を紹介します。

 

 

容量

1つ目のポイントは、保存容器の容量です。保存容器を使用する頻度や内容物に合わせて、保存容器の容量を決めましょう。

 

例えば、調味料入れとして使用する場合、保存容器の容量が多すぎると、重くて使い勝手が悪くなってしまいます。調味料入れのように使用頻度が低いものや一度に少量しか使用しないものは、なるべく容量が少ない保存容器を採用しましょう。

 

逆にコーヒーキャニスターとして使用する場合、コーヒー豆の消費量に見合ったサイズの保存容器が必要です。どの容量の製品を選べばよいかわからない場合は、サイズバリエーションが複数ある保存容器を選ぶと、使用頻度や使用量に合わせて使い分けられます。

 

密閉性

2つ目のポイントは、保存容器の密閉性です。食品の鮮度やおいしさを保つためには、空気中の酸素に触れないよう、密閉して保存する必要があります。乾燥食品の場合は、湿気にも要注意です。

 

保存容器を選ぶときは、密閉性が高い素材でできているか、キャップがしっかりと締まる構造になっているか、などをチェックしましょう。

 

耐久性

3つ目のポイントは、保存容器の耐久性です。

 

保存容器の耐久性が低いと、落下したときに割れてしまい、内容物が飛び散ったり、破片で怪我をしたりする可能性があります。衝撃に強く、丈夫な保存容器は、例えばプラスチック製やステンレス製の容器です。

 

また、ガラス製の容器は割れやすいというイメージがありますが、表面処理技術の進歩によって、割れにくいタイプの製品も増えています。保存容器を選ぶときは、割れたり破損したりしないか、という視点も持ちましょう。

 

 

まとめ

食品用の保存容器には、ガラス製のものやプラスチック製のもの、ステンレス製のものなど、さまざまな種類があります。使われている素材によって重量や割れにくさ、耐熱性・耐久性、食品の風味への影響などが異なるため、利用シーンに合わせて保存容器を選びましょう。

 

密閉できる容器は、食材を保存する他にも、調味料入れやコーヒーキャニスター、オシャレなインテリアなど、工夫次第で多岐にわたる使い方ができます。購入してから後悔しないため、保存容器を選ぶポイントも知っておきましょう。

 

 

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