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2024年08月05日

【コラム】砂糖は容器で保存すべき?適切な保存方法を詳しく解説

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砂糖は購入時の袋のまま保存していることが多いかもしれません。しかし、砂糖の袋は通気性が高く、そのまま保存すると品質が低下する原因になってしまいます。事前に気密性の高い密閉容器に移し変え、高温多湿・直射日光を避けて保管しましょう。

 

本記事では、砂糖を容器に入れて保存するメリット、砂糖の適切な保管方法、保管容器の選び方を解説します。

 

■砂糖は容器に入れて保存すべき?容器のメリットを紹介

飲食店の厨房では調味料として、喫茶店ではコーヒーや紅茶のおともとして欠かせないのが砂糖です。実は、砂糖は購入したときの袋のまま保存するよりも、容器に移し変えた方が長く品質を維持できます。砂糖を容器に入れて保存する以下の3つのメリットを紹介します。

 

必要な量を取り出しやすい

袋で保存するより長持ちする

オシャレに保存できる

             

必要な量を取り出しやすい

砂糖を適切な容器に入れて保存すると、必要な量をストレスなく取り出せます。家庭用の上白糖でも、1kgなど大容量の袋入りが多く、使うときに袋から少量ずつ取り出していては、調理効率が悪くなってしまいます。さらに、急いでいるときなどは誤って袋ごと砂糖をこぼしかねません。

 

あらかじめ使い勝手のよい容器に移し変えておけば、厨房での作業効率が上がるだけでなく、袋ごとこぼすなどして砂糖を無駄にするという失敗も防げます。

 

袋で保存するより長持ちする

砂糖を密閉容器で保存すると、品質を長期間保てます。購入時の砂糖の袋には、空気を抜くための小さな穴が開いているものもあります。そのため袋のまま保管すると、湿度やニオイを吸収しやすいだけでなく、アリなどの害虫が侵入してしまいかねません。せっかく大量に購入しても、袋のまま保存したがためにいつの間にか劣化が進み、破棄が必要になる恐れもあります。

 

少し面倒でも密閉容器に入れ変えて保存すれば、長く砂糖の品質を保てるため、コストの削減にもつながります。

 

オシャレに保存できる

砂糖を容器に入れて保存すれば、袋のままよりもおしゃれに見えるでしょう。砂糖と一口にいっても、グラニュー糖や上白糖、白ざら糖、黒糖などいろいろな種類があります。透明な容器に入れておけば、おしゃれなだけでなくどの種類の砂糖か一目で確認ができる点もメリットです。

 

また、コーヒーシュガーはざらめや角砂糖、スティックタイプなどの種類があり、色も白だけでなくブラウンなどさまざまです。砂糖そのものがおしゃれなため、透明な容器に入れるだけでインテリアとしての役割も果たせます。喫茶店などでおすすめの方法です。

 

■砂糖の適切な保存方法

高度に精製され不純物を含まない砂糖は、賞味期限が定められていない食品の一つです。賞味期限がないとはいえ、保存方法が悪いと腐敗や劣化の原因になるので、適切な方法で保存しましょう。以下、3つのポイントを解説します。

 

湿度が高い場所を避ける

常温で保存する

密閉できる容器に入れる

             

湿度が高い場所を避ける

砂糖は一定の湿度が保てる場所に保管しましょう。湿度により以下の影響を受けるだけでなく、湿度変化が激しいと大きな塊になってしまうためです。

 

湿度が高い:砂糖が溶けてドロドロになる(水分の吸収)

湿度が低い:砂糖の結晶が固着する(水分の放出)

湿度変化を繰り返す:水分の吸収と放出を繰り返し大きな塊になる

 

以上のように、多湿だけでなく過度な乾燥も砂糖の劣化を招いてしまいます。また、保管時はシンクの近くなど、水に濡れやすい場所も避けましょう。

 

常温で保存する

砂糖を保存するときの温度には、温度変化の少ない常温が適しています。温度が安定しており湿度が低い冷蔵庫に保管するケースも多いものの、出し入れ時の温度変化で容器が結露し、砂糖が水分を含むためおすすめできません。常温保存の方が結果的に湿度変化を防げるため、砂糖をサラサラのまま保存できます。食品を保存している冷暗所があれば、そこに保管しましょう。

 

常温保存が適しているとはいえ、ニオイの強い食品や洗剤などの近くは不適切です。砂糖はニオイを吸収しやすいため、ニオイ移りする可能性があります。コンロの近くや直射日光があたる場所も、砂糖の温度や湿度変化が激しくなるため避けましょう。

 

密閉できる容器に入れる

砂糖を保存するときは、高温多湿を避けることと併せて、密閉できる容器を選ぶのも大切です。先述のとおり、購入時の袋は通気加工がしてあるため、そのままでは砂糖の劣化を早めてしまいます。しかし、空いた缶など適当な容器に保管しても、温度や湿度の影響を防ぎきることはできません。

 

なお、密閉保存袋に入れて保管する方法もあるものの、破れる心配があるので丈夫な容器の方がおすすめです。

 

 

■砂糖を保存する容器の選び方

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砂糖を保存する容器は長期保存用かそれとも調理用か、用途に合わせて選ぶと品質を保てるだけでなく使い勝手もよくなります。なお、容量は使用頻度により変えるのがおすすめです。砂糖の保存容器を選ぶ3つのポイントを解説します。

 

密閉できるか

スプーンが出し入れしやすいか

容量は適切か

 

密閉できるか

砂糖の品質は湿度や乾燥に特に影響を受けやすいため、長期保存時は気密性の高い容器が適しています。密閉できればニオイ移りや害虫の侵入などを防ぐことも可能です。

 

なお、密閉の方法は蓋にパッキンがついたタイプや、スクリュータイプ、シリコン製などさまざまあります。長期保存用であれば気密性を重視するものの、調理用の砂糖を保存する容器であれば頻繁に使うため、開け閉めしやすいことも大切です。

 

また、砂糖の保存容器の素材はガラス製・プラスチック製・陶器製・木製があります。中でもガラス製やプラスチック製は安価に購入しやすく使い勝手もよいのでおすすめです。

 

ガラス製:

デザイン性に優れテーブルに置いてもおしゃれです。傷がつきづらく丸洗いできるので、衛生も保ちやすくなります。

 

プラスチック製:

軽くて持ちやすく、割れにくいため調理中に使いやすいタイプです。

 

スプーンが出し入れしやすいか

砂糖の保存容器とスプーンをセットで使いたいのであれば、出し入れしやすい方がストレスなく使えます。

 

例えば、調理用砂糖の保存容器で計量スプーンをセットにしたいときは、スプーンを入れておけるタイプは出し入れしやすい反面、持ち手部分に砂糖が付着し不衛生になりがちです。一方、容器の外側にスプーンをひっかけられるタイプは、持ち手が砂糖に触れないものの調理中の水や油などがスプーンに跳ねる恐れがあります。

 

砂糖の保存容器とスプーンを一緒に使うときは、スプーンの収納方法も確認しましょう。

 

容量は適切か

砂糖の保存容器は、使用頻度に合った適量を保存できるサイズを選びましょう。

 

保存容器が大きいと多くの砂糖を保存できる反面、保管期間が長くなるため湿気などで品質が変化しやすくなります。一方、保存容器が小さいと何度も移し変えなくてはならず、手間に感じてしまいがちです。

 

なお、砂糖の使用頻度はホールとキッチンなど、利用場所によっても異なります。それぞれ適した容量の容器を用意しましょう。容量の目安は小さいもので300ml程度、大きいもので800ml程度です。

 

■まとめ

砂糖は腐敗や劣化がしづらく賞味期限は設けられていないものの、湿度・温度・ニオイの影響を受けやすい調味料です。そのため、購入時の袋のままだったり、適当な容器に入れたりして保管していると、いつの間にか品質が低下する原因となります。

 

購入した砂糖は密閉容器に入れて、温度と湿度を一定に保てる冷暗所で保管すると、長期間品質を維持できます。調理用やテーブル用の砂糖は、使い勝手がよくおしゃれな容器に入れるのがおすすめです。

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