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2024年05月27日

【コラム】果実酒に最適な瓶の形状は?使う前に必要な準備も紹介

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梅酒や季節のフルーツを使ったお酒など、おいしい果実酒作りに欠かせないのが「果実酒瓶」です。同じ果実酒瓶でも、口の広さや蓋の形状によって使い勝手が違います。そこで本記事では、果実酒に最適な瓶の形状や、果実酒作りにおすすめの瓶の種類を紹介します。

 

果実酒に最適な瓶の形状

果実酒作りにぴったりなのは、以下の3つの特徴に当てはまる瓶です。

 

   口が広い

   蓋がしっかりと閉まる

   吊り手が付いている

 

おいしい果実酒作りには、作ったお酒を保存する瓶選びも大切です。持ち運びや果実の出し入れのことも考えると、口が広く、吊り手があって蓋がしっかりと閉まるような瓶がおすすめです。

 

口が広い

まずは口が広い「広口瓶」を選びましょう。広口瓶は、果実の出し入れがしやすく、砂糖に漬け込むときに便利です。

 

また瓶の口が広いと、後で水洗いするときに中まで手が入るため、お手入れも簡単というメリットがあります。

 

蓋がしっかりと閉まる

次に瓶の密閉性が高く、蓋がしっかりと閉まるものを選びましょう。瓶を移動させるときや、うっかり転倒させたときに中身がこぼれません。

 

また、蓋の隙間から空気が入り、果実酒が劣化するリスクを抑えられます。果実酒用の瓶の中には内蓋が付いたものもあるため、密閉性を重視する場合は内蓋のあるものを選んでください。

 

ただし、完全に密封された瓶を選ぶと、発酵過程で生じるガスを外に逃がせず、瓶内部の圧力が高まってしまいます。密閉性が高い瓶で果実酒を作る場合は、ガス抜き用の空気孔(通気孔)があるかどうかを確認しましょう。

 

吊り手が付いている

最後に吊り手が付いている瓶であれば、作った果実酒を簡単に持ち運べます。吊り手をしっかりと持って持ち運びができるため、瓶を落として割れてしまう事態を防止できます。

 

こうした3つの特徴を持つ瓶を選ぶと、果実酒作りの際に便利です。

 果実酒用の瓶を使う前に必要な準備23/12-1-2

 

 お酒作りを始める前に必要なのが、果実酒用の瓶の消毒です。消毒しないまま果実酒を作り始めると、瓶の中で雑菌が繁殖したり、カビが生えたりする恐れがあります。なお、果実酒瓶の種類によって、適した消毒方法は異なります。

ここでは、果実酒瓶の煮沸(しゃふつ)消毒、アルコール消毒のやり方を簡単に解説します。

 

 

使う前に消毒しておくことが大切

果実酒作りでは、果実や砂糖などを瓶に入れ、漬け込んでから数カ月の時間をかけて熟成させていきます。この発酵過程で気を付けたいのが、雑菌やカビの繁殖です。

 

雑菌やカビが繁殖する原因の一つが、瓶に付着した汚れです。安全な果実酒作りのために、事前に瓶をよく水洗いし、消毒を行いましょう。果実酒瓶の消毒方法には、煮沸消毒とアルコール消毒の2種類があります。

 

煮沸消毒の方法

煮沸消毒とは、大きな鍋などに瓶本体を入れ、熱湯の力で菌を殺菌する方法です。

 

煮沸消毒の手順は以下のとおりです。

 

  1. 瓶全体が入るサイズの鍋を用意する
  2. 鍋に瓶を入れ、瓶全体が浸かる程度の水を注ぎ入れる
  3. 火にかけて沸騰させ、5分から10分程度を目安に煮沸を続ける

 

ただし、果実酒用の瓶によっては、煮沸消毒に対応していないものもあるため、事前に確認が必要です。対応していない瓶で煮沸消毒を行うと、瓶が割れたり、熱で変形したりしてしまう恐れがあります。不安な方は、メーカーのホームページなどで煮沸消毒の可否を確認してください。

 

アルコールで消毒する方法

煮沸消毒に対応していない瓶を使う場合は、食品用の消毒アルコールで菌を殺菌する方法もあります。瓶全体が入るサイズの鍋がないご家庭にもおすすめの方法です。

 

アルコール消毒の手順は以下のとおりです。

 

  1. 瓶の内部を食器用洗剤などで軽く水洗いする
  2. 食品用消毒アルコールを吹きかけ、瓶の中に手を入れて清潔な布巾やキッチンペーパーで拭き取る

 

消毒に使用するのは、アルコール度数が35度以上のものがおすすめです。食品用消毒アルコールが手元にない場合は、果実酒に使うホワイトリカーで代用することもできます。

 

アルコールを使った方法なら、非耐熱性のガラス瓶やプラスチック製の瓶でも消毒が可能です。果実酒瓶の種類に合わせて消毒方法を選びましょう。

 

【まとめ】

果実酒作りで大切なのが、用途に合った瓶を選ぶことです。持ち運びや果実の出し入れのことも考えて、口が広く、吊り手があって蓋がしっかりと閉まる広口瓶を選びましょう。

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