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2024年07月01日

【コラム】すりガラス瓶の特徴は?メリットや役立つ場面を紹介

 24/01-2-1

 

ガラス瓶は表面に特殊加工を施すことで、見た目をすりガラスやくもりガラスのように変化させられます。通常のガラス瓶よりも高級感があるため、すりガラス瓶を活用すれば、商品のイメージアップやブランド力の強化が可能です。

 

本記事では、すりガラス瓶の特徴や利用するメリット、具体的なすりガラス瓶の活用シーンについて解説します。

 

■すりガラス瓶の特徴

すりガラス瓶とは、フロスト加工という加工方法によって、ガラス表面をマットに加工したガラス瓶のことです。

 

ここでは、すりガラス瓶の加工方法や、フロスト加工によって実現できることを簡単に説明します。

 

マット状に加工されている

すりガラス瓶の独特の風合いは、フロスト加工と呼ばれる加工方法によるものです。フロスト加工とは、frost(霜・氷結)という言葉どおり、ガラス表面をマット状(くもりガラス状)に加工し、霜が降りたような質感を実現する加工方法です。

 

フロスト加工には、あらかじめガラス表面を傷つけ、フッ素化合物を用いて侵食する方法や、研磨剤(砂など)を吹き付けるサンドブラストという方法を用いたものがあります。いずれの方法を用いても、ガラス瓶の見た目や手触りに独特の変化をもたらし、通常のガラス瓶と差別化できます。

 

全面加工や部分加工ができる

フロスト加工は、ガラス瓶を加工する範囲を自由に調節できます。加工方法によって、全体をすりガラスにしたり、部分的にすりガラスにしたりすることが可能です。

 

また、ガラス瓶の一部をすりガラスに変化させる加工方法を、抜きフロスト加工と言います。抜きフロスト加工であれば、例として、ガラス瓶の上半分や下半分だけすりガラスにしたり、模様の部分だけ透明に加工したりすることが可能です。

 

抜きフロスト加工を取り入れることで、ガラス瓶のデザインの可能性が大きく広がります。

 

文字やイラストと組み合わせることも可能

フロスト加工は、文字やイラストと組み合わせることも可能です。ガラス表面の微細な凹凸に塗料がキレイに定着するため、塗装の前処理としてフロスト加工を行うケースもあります。

 

フロスト加工と組み合わせて、文字やイラストをガラス表面に印刷することで、他社の商品ラインナップにはないオリジナルなパッケージデザインを実現可能です。

 

■すりガラス瓶を使うメリット

通常のガラス瓶ではなく、すりガラス瓶を容器に採用するメリットを3つ紹介します。

 

高級感を出せる

ソフトな印象になる

デザインで顧客の目を引くことができる

 

すりガラス瓶によって高級感を演出し、商品のイメージアップを図りましょう。

 

高級感を出せる

すりガラス瓶を容器に採用する一つ目のメリットは、高級感を出せる点です。すりガラス瓶には、ガラス表面に霜が降りたような独特の風合いがあります。また光が当たったり、飲み物を入れたりすると、見た目が変化して幻想的な雰囲気が醸し出されるのも特徴です。

 

高価格帯の商品は、通常のガラス瓶ではなく、すりガラス瓶に入れて販売することも検討してみましょう。高級感やオシャレ感を演出し、顧客の購買意欲を刺激できます。

 

ソフトな印象になる

すりガラス瓶を容器に採用する2つ目のメリットは、見た目や手触りがソフトになる点です。

 

ガラス瓶にフロスト加工を施すと、目に見えない微細な凹凸が生まれ、より柔らかな質感に変化します。手触りもソフトでやさしくなり、手に取ったときに温かみや落ち着いた印象を感じられます。

 

例えば、化粧品用のボトルなど、お客様が手に取る機会が多い商品にすりガラス瓶を採用してみましょう。

 

デザインで顧客の目を引くことができる

すりガラス瓶を容器に採用する3つ目のメリットは、他社のパッケージと差別化し、顧客の目を引くことができる点です。

 

通常のガラス瓶に一手間加えるだけで、独特の風合いや高級感を演出し、顧客の印象に残るパッケージデザインを実現できます。

 

商品のパッケージは、店頭で商品を手に取るときや、商品本体を取り出すときなど、お客様の目に触れる機会が多い部分です。英語には、パッケージから商品を取り出す瞬間を表すUnboxing(アンボクシング)というスラングもあり、YouTubeをはじめとしたソーシャルメディアなどで人気のコンテンツとなっているほどです。

 

魅力的なパッケージデザインはお客様の心に残り、次もこの商品を購入したいという購買意欲を刺激します。商品のパッケージに、すりガラス瓶を取り入れ、オリジナリティのあるデザインを実現しましょう。

 

■どんな場面ですりガラス瓶は役に立つ?

すりガラス瓶が役立つ場面には、例えば以下のような状況が挙げられます。

 

商品の認知度を高めたいとき

高級感を演出したいとき

 

パッケージデザインは、商品の購入を検討するお客様が最初に目にするものです。オリジナルなパッケージデザインを採用することで、顧客が商品から受ける印象も大きく変わってきます。

 

すりガラス瓶を活用して、商品の認知度アップや高価格帯の商品のブランディングを狙いましょう。

 

商品の認知度を高めたいとき

商品の認知度を高めたい場合は、独特の風合いのあるすりガラス瓶がぴったりです。オリジナルデザインのパッケージは顧客の印象に残り、商品を好きになるきっかけの一つになるでしょう。近年はInstagramなどのSNSを通じて、魅力的なパッケージデザインの商品が拡散され、商品のファン増加につながるケースも増えてきました。

 

すりガラス瓶に使われるフロスト加工は、抜きフロスト加工によって部分的に透明にしたり、文字やイラストと組み合わせたりと、工夫次第でさまざまなデザインを追求できる加工方法です。

 

競合他社の商品にはない、オリジナルデザインのすりガラス瓶をパッケージに採用し、商品の認知度アップやファン増加を狙いましょう。

 

高級感を演出したいとき

すりガラス瓶はブランディングの一環として、商品の高級感を演出したい場合にも役立ちます。競合他社の商品はもちろん、自社の低価格帯の商品と差別化し、高級感のある商品という印象をアピールしたい場合に、すりガラス瓶はぴったりです。

 

高級感を演出したい場合は、インプロフロスト加工という特殊加工も検討しましょう。インプロフロスト加工は、ガラス表面に鱗(うろこ)のような模様を施す加工方法で、商品に贅沢感やリッチな印象を付与できます。

 

パッケージデザインは、商品やブランドに対する第一印象を決める大切な要素です。高価格帯の商品を販売する場合は、高級感のあるすりガラス瓶を採用し、お客様に上質な印象を与えましょう。

 

■まとめ

すりガラス瓶とはガラス瓶にフロスト加工と呼ばれる特殊加工を施し、マットな質感を実現したものです。すりガラス瓶には、くもりガラスのような独特の風合いがあり、お客様にソフトで落ち着いた印象を与えられます。

 

商品を入れる容器にすりガラス瓶を採用すれば、顧客の目を引くパッケージデザインを実現可能です。特に高価格帯の商品の場合は、すりガラス瓶を採用して高級感や特別感を演出し、手に取ったお客様の心を動かしましょう。

 

商品の認知度アップやブランドイメージの強化など、すりガラス瓶にはさまざまなメリットがあります。すりガラス瓶は原則として受注生産のため、加工を希望する場合は数量や納期を事前にご相談ください。

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