News & Topics 新着情報

2024年07月15日

【コラム】漬物容器の選び方や人気の形状を詳しく紹介

 24/01-6-1

最近は健康志向の高まりから、漬物作りに挑戦する方が増えてきました。漬物容器といっても、さまざまな素材や形状のものがあり、どれを選べばよいのか困ってしまう方もいるのではないでしょうか。

 

本記事では、家庭で使用するものから、漬物・ピクルスの製造販売に適したものまで、漬物容器の選び方や素材・形状ごとの違いを解説します。

 

■漬物容器を選ぶときの4つのチェックポイント

漬物容器を選ぶときのチェックポイントは、大きく分けて4つあります。

チェックポイント 内容
サイズ ガラス・プラスチックなど最適なものを選ぶ
形状 漬物のサイズに合わせて選ぶ
用途 浅漬け・ぬか漬けなどの用途に合わせる


素材

1つ目のポイントは漬物容器の素材です。

 

漬物容器には、ガラス、プラスチック、ホーロー、陶器など、さまざまな素材が使われています。漬物容器の素材によって、容器本体の価格や重量、使い勝手、ニオイ移りのしにくさ、保存性などが変わってきます。

 

どの素材にも一長一短があるため、素材ごとの特徴をしっかりと把握しておくことが大切です。漬物容器の素材ごとの違いは、後の項目で詳しく解説します。

 

サイズ

2つ目のポイントは漬物容器のサイズです。

 

漬物を作る量や、漬ける野菜の大きさに合わせて容器を選びましょう。例えば白菜やかぶなど、大きな野菜をしっかりと漬ける場合は、大容量の漬物容器がおすすめです。

 

一方、梅干しなど小さな漬物を作る場合や、本格的な漬物ではなく浅漬けを作る場合は、小分けできるサイズの漬物容器が向いています。

 

漬物容器のサイズによっては、漬けられない野菜が出てくる可能性もあるため、購入前に容器の寸法を確認しましょう。

 

形状

3つ目のポイントは漬物容器の形状です。

 

漬物容器には、鉢型やかめ型、ポット型、タッパー型など、さまざまな形状のものがありますが、特に容器の洗いやすさ、口の大きさ(広さ)などの点に着目しましょう。漬物容器の形状一つで利便性が大きく変わってくるため、重要なチェックポイントの一つです。

 

漬物容器の形状ごとの違いについては、後の項目で詳しく解説します。

 

用途

最後のポイントは漬物容器の用途です。

 

浅漬け・ぬか漬け・一夜漬けといった漬物の種類や、家庭用か製造販売用かなど、用途に合わせて漬物容器を選びましょう。

 

特にチェックしたいのが、押し板の有無です。押し板とは、漬物容器の蓋に取り付けられた仕組みで、漬物石のように野菜をプレスし、しっかりと漬け込む働きをします。野菜にかかる圧力は、ハンドルやダイヤルなどで調節可能です。

 

押し板が必要かどうかは、作りたい漬物によって変わります。例えば、ぬか漬けや梅干し作りの場合、強い圧力は必要ないため、押し板がない漬物容器を選んでも問題ありません。一方、サイズが大きな野菜を漬ける場合や、本格的な漬物を製造販売する場合は、しっかりと野菜を漬け込むため、押し蓋付きの漬物容器を選びましょう。

 

■漬物を入れる容器として適した素材は?

漬物を入れる容器として、どの素材が適しているのでしょうか。

 

先述したように、漬物容器に使われている素材には、ガラス、プラスチック、ホーロー、陶器などの種類があります。どの素材にも強みやメリットがあるため、漬物容器の用途(家庭用か、製造販売用かなど)に合わせて選ぶことが大切です。

 

ガラス製

ガラス製の漬物容器の利点は、外から中身が見えるため、オシャレに漬物を保存できるという点です。例えば、浅漬けやピクルスなどの製造販売で、中身を美しく見せたいときなどに適しています。

 

またガラス容器はニオイ移りがしにくく、耐熱ガラスなら煮沸消毒も可能なため、繰り返し衛生的に利用できるというメリットもあります。漬物容器のお手入れに時間をかけたくない方にとってもおすすめの素材です。

 

プラスチック製

プラスチック製の漬物容器の利点は、軽くて使いやすいという点です。漬物を入れても本体重量が重くなりにくいため、女性やお年寄りの方でも持ち運びできます。

 

大容量の漬物を漬けられる業務用の容器にも、プラスチック製のもの(ポリエチレンなど)が使われています。ただし、プラスチック素材は変形に弱いため、積み重ねての使用には注意が必要です。

 

またその手軽さから、プラスチックは漬物作りキットの材料にも利用されます。最近は健康志向から、若年層を中心に漬物作りの流行が見られます。漬物を簡単に作れるキットを販売するなら、プラスチック素材で制作できないか検討してみましょう。

 

ホーロー製

ホーロー(琺瑯)とは、金属材料の表面にガラスの層(釉薬)を焼き付けた素材です。金属の頑丈さとガラスならではの美しさを兼ね備えており、食器や調理器具、保存容器など、幅広い用途に使われています。

 

ホーロー製の漬物容器は高級感があるため、浅漬けやピクルスの販売容器として人気があります。

 

またガラス容器と同様にお手入れが簡単なのもホーロー製の容器の特徴です。漬物の製造販売に従事する方はもちろん、初めて漬物作りに挑戦する方にもおすすめの素材です。

 

陶器製

陶器は昔から漬物容器に利用されてきた素材の一つで、断熱性の高さに強みがあります。急激な温度変化を抑制し、発酵に必要な温度を長期間キープできるため、初心者の方でも美味しい漬物を作りやすいのが特徴です。

 

また陶器素材は酸や塩分に強いため、繰り返し漬物作りを行っても容器が傷みません。ぬか漬けや梅干しなど、家庭用の漬物作りにも適した素材です。

 

■物容器に適した形状は?

漬物容器として適しているのは、以下のような形状の容器です。

 

漬物の出し入れがしやすい

密閉できる

 

漬物の出し入れのしやすさを考慮し、なるべく口が広い容器を選びましょう。また長期保存のため、蓋がしっかりと閉まるタイプの容器を選ぶことも大切です。

 

漬物の出し入れがしやすい

漬物作りに向いているのは、口が広い広口(ひろくち)タイプの容器です。野菜の出し入れがしやすく、きゅうりや大根、にんじんなど、細長い野菜も楽に漬け込めます。

 

もちろん、完成した漬物の出し入れも簡単です。毎日漬物を食べるご家庭など、漬物容器を利用する頻度が高い場合は、開口部が広いタイプの容器を選びましょう。

 

密閉できる

次に密閉性が高く、蓋がしっかりと閉まる漬物容器を選びましょう。漬物の保存に適しているだけでなく、漬物のニオイ漏れ、汁漏れなども防止できます。

 

密閉性を重視する場合は、外蓋が付いているタイプの漬物容器もおすすめです。漬物は長期保存が可能な食材ですが、保存環境が悪いと変色したり、カビが生えたりする恐れがあります。せっかく作った漬物を長く楽しむためにも、密閉できるタイプの漬物容器を選びましょう。

 

■まとめ

漬物容器を選ぶときは、素材・サイズ・形状・用途の4つのポイントに着目しましょう。

 

特に素材や形状によって、漬物容器の使い勝手は大きく変わってきます。利便性を考慮する場合は、漬物の出し入れがしやすいように口が広い形状の容器を選びましょう。また蓋がしっかりと閉まるタイプの容器なら、漬物の長期保存も可能です。

 

 

近年は地場の野菜を使用し、地域発のブランドを活かした漬物作りに取り組む事例も見られます。漬物の製造販売なら、漬物容器にもこだわりましょう。高級感のあるガラスやホーロー、断熱性が高い陶器、軽くて持ち運びやすいプラスチックなど、素材による違いを把握しておくことが大切です。

 

ページトップへ戻る