【コラム】プリン容器にはどんな素材のものがおすすめ?選び方について解説!
プリンは容器の素材によって仕上がりが変わるため、製品化の際には容器選びが非常に重要です。今回は、プリン容器の素材の種類や選び方について紹介します。おすすめの容器も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
プリン容器は種類が豊富にあるため、まずは以下の4点を確認したうえで、コンセプトにあった容器を選びましょう。
・容量
プリン容器の容量は、プリンの形状を保ちつつ見た目も美しく仕上げるうえで重要な要素です。一般的に、お子さんや成人女性のおやつを想定したプリンの容器は、100ml程度がよく使われています。ただし、プリンを大きめに作る場合や、トッピングに生クリームなどを追加する場合は、150ml以上の容器を選ぶとよいでしょう。
・使い勝手のよさ
プリン容器は、生産効率や取り扱いのしやすさも考慮しなければなりません。重ねて保管できるものは在庫スペースが少なくて済み、フタ付きなら販売や持ち運びがしやすいでしょう。また、密封性が高い容器であればプリンの風味や鮮度が保て、保存性もよくなります。
・プリンの仕上がり
プリン容器の素材や形状は、プリンの仕上がりにも影響を与えます。熱伝導率が高い容器は高温調理になり、短時間で熱が入り、硬くしっかりした食感のプリンに仕上がるのが特徴です。
反対に、熱伝導率が低い容器は低温でじっくり熱を通して調理をするため、時間はかかるものの、とろけるような滑らかな口当たりのプリンに仕上がります。また、食べやすさを考慮すると、容器の表面が滑らかであることも大切です。
・耐熱温度
市販のプリンカップの耐熱温度は、100°C以下600°C以上と幅広くあるため、プリンのレシピに合わせた加熱が可能なものを選ぶことが大切です。カップ製造元のホームページや商品のパッケージには、耐熱温度に関する情報が記載されています。使用する際には、取り扱い上の注意と併せて確認しておきましょう。
プリン容器は素材によって熱の伝わり方が異なり、それによって食感や口当たりも変化します。そのため、作りたいプリンに合った素材の容器を選ぶことが重要です。ここでは、一般的なプリン容器の素材を紹介します。
・ガラス製
ガラス製のプリン容器は、プリンを美しく演出するのに最適です。透明度が高く、プリンの見た目を引き立てます。また、見栄えのよいロゴ入りガラス容器など特別感のあるおしゃれなデザインが多いのも魅力です。また、ガラス製は熱伝導率が低いので、滑らかな口当たりのプリンに仕上がります。
・プラスチック製
プラスチック製のプリン容器は軽くて丈夫なため、大量に作る場合の生産効率や取り扱いのしやすさに優れています。耐熱性には限度がありますが、プリンの加熱や冷却に十分対応できる素材です。また、使い捨てできるので持ち帰り用の容器にも適しています。
・アルミ製
アルミ製のプリン容器は熱伝導性が高く、加熱に優れています。短時間で熱が通ることから、昔ながらの硬めのプリンを作りたい場合におすすめです。
・ステンレス製
サビに強いステンレス製のプリン容器は、耐久性が高く長持ちします。アルミ製と比べるとプリンの仕上がりはやわらかく滑らかです。
・シリコン製
柔軟性のあるシリコン製のプリン容器は、プリンの取り出しや洗浄が簡単にできる点がメリットです。ただし、形状が安定しづらいため、プリンの形をキープすることが難しいと言えます。ステンレス製と同様、熱の伝わり方は弱く、プリンの仕上がりはやわらかめです。
・陶器製
陶器製のプリン容器は、温かみのある質感で、デザインによって手作り感やオリジナリティを出せるのがメリットです。ガラスの容器と同様に熱伝導率が低いため、やわらかく滑らかなプリンに向いています。ただし、陶器の厚みによって熱の伝わり加減が変わる点には注意してください。
以上が一般的なプリン容器の素材についての解説です。商品によっては「オーブン不可」「湯煎不可」など制限付きの容器もあるので、購入の際にはご注意ください。
プリン容器の素材は、機能性や使用環境、販売戦略などに応じて選ぶことが重要です。目的やニーズに合わせて最適な素材を選び、プリンの魅力を最大限に引き出しましょう。
・機能性を重視するならプラスチック製
プラスチック容器は軽量で丈夫なため、持ち運びが便利で購入者の負担になりにくいのが特徴です。また、プラスチック容器は耐衝撃性にも優れており、割れる心配が少ないことから、アウトドアやイベントなどでの使用にも適しています。
・高級感を出したいならガラス製
高級感や上質な印象を演出したい場合には、ガラス製の容器が理想的です。透明感と重厚感のあるガラス容器は、プリンの魅力を際立たせます。特別な場での使用や贈りものとしても喜ばれるでしょう。
・店舗の宣伝も兼ねるならガラス製
店舗の宣伝を兼ねる場合にも、ガラス製の容器が効果的です。ガラス容器は透明で見た目が美しいほか、購入者が容器を洗って再利用する場合もあります。また、容器に店のロゴやメッセージを印刷することで宣伝効果を高められるでしょう。容器が与える印象は店舗のイメージと結びつくため、お客様にコンセプトを伝えるうえでも重要な要素の一つと言えます。
斎藤容器は、容器の総合商社です。ここでは、お客様の製品の付加価値向上につながるプリン容器のおすすめ商品を紹介いたします。容器への印刷やガラス瓶の着色加工も行なっておりますので、気になる商品がありましたら、ぜひご相談ください。
・日本丸80
「日本丸80」は、幅と高さのサイズを揃えたコンパクトなデザインの容器です。そのかわいらしい外見は、特に女性や小さなお子さんの目を引くことでしょう。
金色の蓋はプリンの色を引き立たせ、高級感や特別感を演出します。大切な人への贈答用のプリンや自分へのご褒美プリンとしてぴったりの容器です。
容量(ml)/OF | 106.9 |
重量(g) | 121 |
幅・直径(mm) | 63 |
高さ(mm) | 63 |
キャップ | 53ツイスト |
入数 | 70 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
・SSデザート90ST
「SSデザート90ST」は、本体中央部が少しだけくびれており、ガラス瓶の形状が手に馴染みやすく、使いやすい特徴をもっています。透明なガラス瓶にシンプルな銀色の蓋の組み合わせは清潔感や上品さがあり、商品のロゴの印刷やステッカーがより目立ちやすい仕様です。
容量(ml)/OF | 104 |
重量(g) | 110 |
幅・直径(mm) | 55 |
高さ(mm) | 76 |
キャップ | 48ツイスト |
入数 | 70 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
・モンブラン140ST
底に向かって広がる形状の「モンブラン140ST」は、安定性があり倒れにくいデザインで、プリン容器としては一風変わったフォルムです。初めて見るお客様に新鮮な印象を与えられ、商品に興味をもってもらうきっかけになるでしょう。
容量(ml)/OF | 140 |
重量(g) | 130 |
幅・直径(mm) | 67 |
高さ(mm) | 71.6 |
キャップ | 53ツイスト |
入数 | 70 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
※商品のスペックの寸法・入数は本体の値でキャップは含みません。
※商品スペックはコラム掲載時の値です。商品の規格・仕様は予告なく変更されることがあります。
※OF(オーバーフロー):容器の口元まで水を入れた満容量のことです。
プリン容器の素材や選び方、おすすめのガラス瓶について紹介しました。仕上がりを左右するプリン容器は、機能性を重視するならプラスチック製、高級感や宣伝効果を狙うならガラス瓶がおすすめです。適切な素材のプリン容器を見つけ、プリンの魅力を最大限に引き出しましょう。