【コラム】食品容器のフタにはどんなものがある?おすすめのフタ付きの食品容器も紹介
食品容器のフタには、さまざまな種類があります。フタを選ぶ際には、耐腐食性やパッキンの素材などに注意しなければなりません。今回は、食品容器のフタについて紹介します。
以下では、食品容器のフタの種類とそれぞれの特徴を紹介します。
・ツイスト
ラグキャップとも呼ばれ、キャップの内側のラグで瓶のネジに巻き締めにするタイプです。ジャムや佃煮の保存に使用されることが多く、クイックオープン性に優れています。色の種類が豊富で、凹凸の形状などさまざまな形があるのも特徴の一つです。
・細口打栓
オイルやドレッシングの保存に使用されることが多い、はめ込み式の細口キャップです。色の種類が複数あり、好みに合わせて選べます。スナップ性があるヒンジ機構のタイプは何度も開閉でき、容器包装リサイクル法施行に対応しているため、分別しやすいでしょう。ヒンジ機構以外に、本体とネジ式フタに分かれるツーピースタイプや、高速生産・高速打栓に適した使い切りの王冠タイプもあります。
・細口ネジ
酒類や調味料に使用されることが多い、細口用のネジ式キャップです。細口ネジには、金属製と樹脂製があります。中栓は簡易リシールとして再利用でき、ネジのような構造で巻き締めて開閉するため、密閉性も抜群です。
・広口ネジ
広口ネジは細口同様にネジのような形状をしていますが、細口よりも開口部の広さが特徴です。食料品のほか、医薬品や化粧品の容器にも使われています。
・細口ネジ・広口ネジ(樹脂製)
主にドレッシングの保存に使われることが多く、トンガリ型や開閉しやすいヒンジ型などのバリエーションがあります。内容物に合わせて開口部の広さを選ぶのが、中身を取り出しやすくするためのポイントです。
食品容器のフタを選ぶ際は、次に紹介する3つのポイントに注意してください。
・食品の成分
ピクルスや梅干しなどの酸味成分が強い食品を入れる場合は、耐腐食性があるフタを選んでください。樹脂製であれば問題ありませんが、金属製の場合は腐食の可能性があるので注意しましょう。
・抽出口の形状
抽出口の形状は、食品の形態や使用する量から選ぶのがポイントです。一度に使用する量が大量であれば開口部が広めの広口ネジ、少量であれば細口ネジなどの形状がよいでしょう。
・フタのデザイン
フタにはカラーバリエーションや素材、形状の違いによってさまざまなデザインがあります。容器やラベル、商品の雰囲気とバランスのとれたものを選びましょう。
食品容器に使用するフタのパッキンの取り扱いを間違えると、食品の鮮度を保持できないうえ、雑菌が繁殖してしまうこともあります。
以下では、パッキンに関する注意点を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
・パッキンの交換時期について
続いて、パッキンを交換すべき4つのタイミングについて紹介します。
<劣化している>
パッキンが劣化してボロボロに破損していると、異物混入の原因につながります。また、劣化により密閉度が低下し、内容物が漏れたり劣化したりするので、早めに交換しましょう。
<変色や色移りがみられる>
紫外線の影響やパッキンの素材の性質上、変色や色移りしてしまうこともあります。内容物ごとに別々のパッキンを用意したり、色が付いたらすぐに取り替えたりするなどの対策をしましょう。
また、カビの発生による変色は洗っても跡が残ってしまい、衛生的にも問題があるため、変色したらすぐに新品に交換してください。
<においが取れない>
パッキンは素材の性質上、においがつきやすいため、取り扱いには十分注意しましょう。においが強い食品を保存するとパッキンに移ってしまい、洗っても残ることがあります。においが残ったままパッキンを使用すると、内容物へ移ってしまう原因にもなりかねません。食品のにおい移りを防ぐには、専用のパッキンを使用するか、その都度新品に交換しましょう。
<変形している>
変形したり伸びたりしたパッキンを使用すると内容物もうまく密閉できないため、気付いたらすぐに交換してください。
以下では、斎藤容器で取り扱っているおすすめのフタ付きの食品容器を5つ紹介します。
・SS-角180ST
フタはツイストタイプで開口部が広いので、ジャムやはちみつなど粘性の高い食品の保存におすすめです。本体はガラス製で経年劣化しにくく、清潔に保てるため、長く使い続けられます。透明で中が見やすいことから、食品がどのくらい減っているかわかりやすく管理もしやすいでしょう。
容量(ml)/OF | 180 |
重量(g) | 170 |
幅・直径(mm) | 56.5×56.5 |
高さ(mm) | 90.3 |
キャップ | 53ツイスト |
入数 | 60 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
・エスジェー200NN(6角)
容量が200ml以上あるので、日常的に使用頻度の高い食品の保存におすすめです。抽出口付きのキャップなどさまざまなフタに付け替え可能で、醤油やソース類を入れて食卓の常備用にもできます。
容量(ml)/OF | 208 |
重量(g) | 172 |
幅・直径(mm) | 62×69 |
高さ(mm) | 97.7 |
キャップ | ピッチャー(56ネジ) |
入数 | 60 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
・エクセレント150
高さがあってスタイリッシュな見た目で、キッチンに置くとインテリアとしても楽しめます。場所をとらないサイズ感で、調味料などの冷蔵庫での保管にも適しているでしょう。
容量(ml)/OF | 163.5 |
重量(g) | 160 |
幅・直径(mm) | 52.5 |
高さ(mm) | 149.5 |
キャップ | エクセレント |
入数 | 54 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
・MSシーズニング500
500ml超えの大容量で、調味料のほか、ジュースなどの飲みものの保存にも向いています。密閉性が高く保存性抜群なので、長期間保存したい食品を入れておくのもおすすめです。
容量(ml)/OF | 504 |
重量(g) | 240 |
幅・直径(mm) | 70.581×.5 |
高さ(mm) | 193.5 |
キャップ | ヒンジ26S |
入数 | 30 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
・SSプライム180-24
スリムな容器で小柄な女性やお子さまの手でも扱いやすく、液体の保存に適しています。少量のワインなどにもぴったりで、使用しやすいサイズ感です。
容量(ml)/NET | 180 |
重量(g) | 208 |
幅・直径(mm) | 49.3 |
高さ(mm) | 189 |
キャップ | 30STD |
入数 | 48 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
※商品のスペックの寸法・入数は本体の値でキャップは含みません。
※商品スペックはコラム掲載時の値です。商品の規格・仕様は予告なく変更されることがあります。
※OF(オーバーフロー):容器の口元まで水を入れた満容量のことです。
※NET(ネット):正味容量のことです。
今回は、食品容器のフタの種類と選び方のポイントについて紹介しました。食品容器のフタを選ぶ際は、食品の成分や容器の形状に合った種類を選ぶ必要があります。
斎藤容器ではデザインや品質にこだわった容器が揃っているので、商品の特徴に合った容器を選んでみてください。