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2023年05月08日

【コラム】味噌を保存する容器のおすすめの素材とは?

22/12-3-1

手作り味噌(みそ)を保存する容器を選ぶ際は、発酵が止まっているかどうかが重要なポイントです。発酵によって起きる味噌の変化を知っておくことで、味噌の種類に合わせて最適な容器を選ぶことができるでしょう。
今回は、味噌を保存する際の容器について紹介します。

 

■手作り味噌を保存する容器におすすめの素材とは?

手作り味噌を保存するための容器には、さまざまな素材があります。それぞれに特徴やメリットがあるので、手作りする味噌の種類に合わせて最適な保存容器を選びましょう。

 

・ホーロー

味噌の保存容器として最もポピュラーなのが、ホーローです。ホーローとは、鉄などの金属材料の表面にガラス質の釉薬(ゆうやく)を吹き付けて高温で焼き上げたものです。
ホーローには以下のような特徴があり、味噌に限らずさまざまな調味料や食材の保存容器に向いています。

●色やにおいが移りにくい
●雑菌が付きにくい
●塩分に強い

一方で、ホーローはやや重たい素材であるため、扱いにくいと感じることがあります。また、傷が付きやすいことに加え、傷付いた部分からサビが生じて衛生面に影響を及ぼす可能性もあるので、注意が必要です。他にも、ホーローは衝撃に弱い特徴があるため、落としてしまうなど強い衝撃を与えると、割れて破損する恐れがあります。できるだけ強い力を加えないように扱いましょう。

・ガラス

ガラスは透明な素材なので、外からでも味噌の状態を確認できます。
味噌を手作りする楽しみの一つが、作っていく過程で起こる味噌の変化が見られることです。手作り味噌を思う存分楽しみたいという方は、ガラス製などの透明な保存容器を選ぶとよいでしょう。ただし、ホーローと同様に衝撃が加わると割れて破損してしまうため、注意してください。

・陶器

陶器はホーローと特徴が似ていますが、傷が付きにくいという点が異なります。また、外気温の影響を受けにくいので、手作り味噌の保存に最適です。
ただし、ホーローやガラスと同様に重量があり、衝撃で割れてしまうこともあります。そのため、保存の場所・条件などをよく考えたうえで選びましょう。

 

・プラスチック

プラスチック製は安価で購入でき、軽くて扱いが楽なのでとても手軽です。また、ガラスと同じように透明な素材なので、中身の様子も確認できます。
ただし、酸や塩分の影響で劣化しやすく、色やにおいも移りやすくなります。
プラスチックは、初めて味噌作りをする方が、試しに使う保存容器として最適ですが、長期の保存にはあまり向いていないことを覚えておきましょう。

 

■容器を選ぶ際は味噌の発酵に注意

手作りする味噌によっては「発酵」が起こります。発酵について正しく理解しておけば、保存容器の変形や味噌の鮮度・味などに影響を最小限に抑えることが可能です。

 

・生味噌と味噌の違い

生味噌とは、木の桶から取り出したままの味噌のことです。熱殺菌などの熱処理が施されておらず、そのままにしておくと発酵が進みます。
一方、味噌は生味噌以外のものを指し、一般的に出回っているのはこのタイプです。流通にかかる時間的な問題などから、以下のいずれかの方法で発酵を意図的に止めています。

●できあがった味噌に加熱殺菌処理を施すことで発酵を止める
●アルコール(酒精)を添加することで酵母の働きを弱める

・発酵が進むとどうなる?

生味噌の発酵が進むと容器の膨れや破裂、味噌自体の色・味が変化します。そのため、味噌を安全においしく保存するためには、発酵を止める必要があります。

・生味噌はどうやって保管すればいい?

生味噌の保管に欠かせないのが「ガス抜きバルブ」です。ガス抜きバルブとは、もともとコーヒー用として使われていたものを味噌用にアレンジしたもので、発酵時に発生するガスだけを抜いて酸素の逆流を防ぐことができます。
これにより、生味噌の発酵を止められるのはもちろん、風味劣化を防ぐこともできます。ガス抜きバルブは、味噌作りの強い味方と言えるでしょう。

 

■斎藤容器おすすめの味噌保存容器

以下では、斎藤容器おすすめの味噌保存容器を2つ紹介します。

 

・PET-300K

透明のプラスチック素材の保存容器です。蓋の開閉なしに中身を確認できるので、味噌の熟成具合や色の変化を楽しむことができます。
容量は490mlとやや小さめですが、軽量で使い勝手がよく密閉性もあるので、初めて味噌を作る方に特に人気の高いタイプです。また、味噌を一度にまとめて作る場合の、お裾分け用の容器としても重宝するでしょう。

容量(ml)/OF 490
重量(g) 37
幅・直径(mm) 116×116
高さ(mm) 60
キャップ P蓋ネジロック(500個入り)
入数 180
材質/色 PET/トーメイ

 

・NA80-180

NA80-180は、PET-300Kと同様にプラスチック素材の容器です。PET-300Kに比べ容量は減るものの、軽量なので味噌を入れても重さが気になりません。冷蔵庫や野菜室などでの保存でも場所を取らないのもおすすめのポイントです。
また、味噌を保存する容器にふさわしいフォルムをしているという理由で選ぶ人も多く、安定した人気を誇ります。

容量(ml)/OF 180
重量(g) 18
幅・直径(mm) 80×80
高さ(mm) 52
キャップ NA80(1600個入り)
入数 800
材質/色 PS/トーメイ

 

※商品のスペックの寸法・入数は本体の値でキャップは含みません。
※商品スペックはコラム掲載時の値です。商品の規格・仕様は予告なく変更されることがあります。
※OF(オーバーフロー):容器の口元まで水を入れた満容量のことです。

 

■まとめ

手作り味噌に欠かせない保存容器ですが、用途や目的によって最適な素材を選びましょう。初めて味噌を作る場合は、手軽に試せるプラスチック製の保存容器がおすすめです。
また、素材以外にも密閉性や容量、形状などから選ぶ方法もあるので、保存容器にもこだわってみましょう。
斎藤容器は軽量でコンパクトなサイズの保存容器を豊富に揃えています。味噌をおいしく保存したい方は、斉藤容器の商品をチェックしてみてください。

 

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