【コラム】梅シロップの保存容器におすすめの素材とは?容器の選び方のポイントも紹介
自作の梅シロップを保存する際には、保存容器の素材などに気を付ける必要があります。また、選び方のポイントも併せて押さえておくことで、梅シロップを最後までおいしく保存することが可能です。今回は、梅シロップの保存容器について紹介します。
梅シロップは適切な容器を選んで保管することで、長期間楽しむことが可能です。素材によって保存期間や品質にも差が出やすいため、素材の特性を理解したうえで選ぶようにしましょう。以下では、梅シロップの保存におすすめの素材を、特徴と併せて紹介していきます。
梅シロップは、ガラス製の容器で保存するのがおすすめです。耐熱ガラスであれば高温にも耐えられるため、煮沸消毒が行えます。その他、優れた遮熱性をもつことから中身が傷みにくく、長期保存にも向いています。また、ガラスの保存容器は透明度が高いため、中身を確認しやすいこともメリットと言えるでしょう。
プラスチック容器は、梅シロップの保存には適していません。密閉性に欠けるプラスチック製の保存容器は、中身が空気に触れてしまい、傷みやすくなる性質があります。梅シロップをはじめ、食品などの長期保存には向きません。また、多孔構造であるプラスチックは、内容物のにおいが容器に移りやすいこともあり、保存するものによっては化学物質が溶け出す恐れもあるため、注意が必要です。
家族が多い場合など、早めに使い切る予定であれば利便性の高いペットボトルでの保存も可能です。ただし、プラスチックと同様に密閉性に欠ける性質をもつため、梅シロップの香りが薄れたり風味が変わってしまったりする可能性はあります。また、ガラス容器と比べると中身が傷みやすくなることも理解しておきましょう。
梅シロップを保存する容器は素材だけでなく、用途を考慮したうえで選ぶことも大切です。以下で紹介する梅シロップを保存する際の選び方のポイントを押さえて、適切な容器を選びましょう。
梅シロップを保存する際は、金属が使われている保存容器を避けてください。金属は酸化しやすい性質があるため、梅のもつ成分で容器が傷んでしまうかもしれません。容器の中身もサビなどの影響を受けて、変色したり風味が落ちたりする可能性もあるため、注意が必要です。容器の一部に金属が使用されている場合も、なるべく避けるようにしましょう。
ガラス容器の場合は、食品用の容器かどうか確認してから使うことが大切です。花瓶など食品用以外のガラス製品は、見た目を美しくするために製造工程で鉛が使用されている場合もあります。人体に悪影響のある鉛が梅シロップの中に溶け出してしまう可能性を避けるため、十分確認してから使うようにしましょう。また、梅シロップを煮沸してから保存する場合は、耐熱性の容器でなければ割れてしまう恐れがあります。準備の際に、耐熱性のある容器であるか確かめておくことも大切です。
透明な容器を選ぶこともポイントと言えるでしょう。自家製の梅シロップには、保存料などの添加物が含まれておらず、市販のものに比べて品質が変化しやすいと言えます。色など見た目の変化にすぐ気付けるようにするためにも、透明な容器を使用して中身が見える保存方法を選ぶのがおすすめです。
梅シロップを長期保存するためには、密閉性の高い容器を選ぶことも重要です。容器の密閉性が高ければ、中身が外気の影響を受けにくくなり、安定した状態で長期保存が可能になります。また、優れた密封性は梅シロップの香りが薄れることを防ぐ効果もあります。
梅シロップを長持ちさせるためには、冷蔵保存することが大切です。冷蔵庫で保存しやすい大きさの容器を選ぶことで、出し入れがしやすくなります。
梅シロップの保存には、注ぎ口のあるタイプの容器を選ぶのがおすすめです。梅シロップは糖分を多く含むため、液だれすると容器がベタついてしまいます。注ぎ口がある保存容器を選ぶことで、注いだ際に液だれを気にすることなく、快適に使えるでしょう。また、注ぎ口がついているものは蓋と一体化しているものが多いため、開閉しやすくなることもメリットです。
梅1kg、砂糖1kgで作る場合、約600〜800mlの梅シロップができあがりますので、この数量を目安に考えるのがおすすめです。ただし、大量に作る場合はできるだけ小分けにして保存をするほうが、風味や味を損なわずに長く保存できます。消費量や保存場所によって、容器は使い分けるとよいでしょう。
斎藤容器が取り扱っている、自家製梅シロップの保存におすすめの容器を3つ紹介します。
高級感のあるスタイリッシュなデザイン性の「ストレート350ST」は、細身のボディで手の小さい女性にも使いやすい大きさでありながら、350mlの程よい容量の保存容器です。ジャムの瓶のような可愛らしい蓋と、中身がよく見えるガラス製のボディは、入れるものによって雑貨屋の様な見た目の雰囲気を楽しめるでしょう。冷蔵庫に入れて保管しやすいサイズであるため、小分けにして保存するのにも向いています。
容量(ml)/OF | 350 |
重量(g) | 260 |
幅・直径(mm) | 55.2 |
高さ(mm) | 196.5 |
キャップ | 53ツイスト |
入数 | 35 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
利便性を重視したい方におすすめなのが、「フレッシュ180DS」です。昭和レトロを感じさせるような赤い蓋が特徴的なこちらの容器は、ワンタッチで開閉できます。力の弱い子どもや高齢の方でも使いやすい容器と言えるでしょう。また注ぎ口があるため、液だれしにくく、冷蔵庫の中がベタつく心配もありません。
容量(ml)/OF | 203 |
重量(g) | 210 |
幅・直径(mm) | 46.3×50 |
高さ(mm) | 168.7 |
キャップ | 耐熱ヒンジ45 |
入数 | 35 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
「白八角2000」は1560mlと大容量なため、梅シロップを大量に作り置きしておくのにも最適です。密閉性が高いことから保存性にも優れており、安定した品質でしっかりと保存できます。また、容器の強度も高く、保存するものの影響を受けにくいため、梅シロップの風味を損なわずに作りたての味をいつでも楽しむことが可能です。容量が大きいので、梅シロップを1度で大量に作れることや手間のかかる仕込みの頻度を減らせるメリットもあります。
容量(ml)/OF | 1,560 |
重量(g) | 703 |
幅・直径(mm) | 124×134 |
高さ(mm) | 170 |
キャップ | 91ネジ(P-95) |
入数 | 15 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
※商品のスペックの寸法・入数は本体の値でキャップは含みません。
※商品スペックはコラム掲載時の値です。商品の規格・仕様は予告なく変更されることがあります。
※OF(オーバーフロー):容器の口元まで水を入れた満容量のことです。
梅シロップを保存する際には、容器の材質だけでなく形などにもこだわることで、保存期間を伸ばしたり利便性を高めたりすることが可能です。梅シロップを生活の中で気軽に取り入れたい方は、ガラス容器で機能性に優れたものを比較しながら選ぶようにしましょう。斎藤容器では、梅シロップの保存に最適な保存容器を取り扱っています。梅シロップの保存容器をお求めの方は、ぜひお問い合わせください。