【コラム】ドレッシングにはどんな種類がある? おすすめのドレッシングの瓶についても紹介
ドレッシングは大きく3種類に分けることができます。自作のドレッシングを保存する場合は、種類に合わせて最適な容器を選ぶ必要があります。今回は、ドレッシングの種類について紹介します。
ここでは、そもそもドレッシングとは何かと、日本で最初に作られたドレッシングについて解説します。
●食用植物油脂と食酢、またはかんきつ類の果汁を主原材料とし、食塩や砂糖類、香辛料などを加えて調製されたもの
●水中油滴型に乳化した半固体状、もしくは乳化液状の調味料、または分離液状の調味料
●上記のものにピクルスの細片などを加えたもの
上記で紹介した定義の通り、ドレッシングの主原材料は食用植物油脂に食酢やかんきつ類の果汁を加えたものであり、食用植物油脂が含まれないものは厳密にはドレッシングには当てはまりません。
食用植物油脂以外の油脂を使用していたりそもそも油脂を使用していなかったりするものは調味料に分類され、ドレッシングと合わせて「ドレッシング類」と総称されます。
ドレッシングの歴史は、大正14年(1925年)にまでさかのぼります。日本で初めて製造・販売されたドレッシングは「マヨネーズ」でした。
現在販売されている既成のマヨネーズは、アメリカで明治38年(1905年)に製造・販売が開始されたものです。20年後には、日本でもマヨネーズの製造・販売が開始されるようになりました。
日本でマヨネーズが製造・販売された当時は、マヨネーズという存在を知る人は少なかったため、年間の生産量は600kgと現在に比べるとごく少量だったようです。なお、「全国マヨネーズ・ドレッシング類協会」の調べでは、令和2年のマヨネーズ生産量は20万トンを超えています。
製造・販売が開始されたマヨネーズは、戦争による原材料不足で一時的に生産がストップしたものの、消費量は年々増加していきました。
そうした流れの中、昭和33年(1958年)に日本で初めて「ドレッシング」と名づけられた商品が販売されます。
ここでは、ドレッシングの種類やそれぞれの特徴を解説します。
・ドレッシングの種類は大きく分けて3種類
ドレッシングは、状態によって大きく3つの種類に分けられます。それぞれに定義があり、食品表示ラベルにもそれぞれの種類名が記載されています。
●半固体状
●乳化液状
●分離液状
また、この3種類からさらに細かく分類分けされていることから、ドレッシングの種類の多さがわかります。それぞれの種類の定義や特徴について、詳しく見ていきましょう。
半固体状ドレッシングとは、ドレッシングのうち「粘度が30パスカル・秒以上」のもので、さらに3つの種類に分けられます。
マヨネーズとは、半固体状ドレッシングのうち下記の定義に当てはまるものです。
●卵黄や全卵を使用しているもの
●主原材料や卵黄、卵白、食塩、砂糖類、たんぱく加水分解物、はちみつ、調味料、酸味料、香辛料および香辛料抽出物以外の原材料や添加物を使用していないもの
●原材料および添加物に占める食用植物油脂の重量割合が65%以上のもの
サラダクリーミードレッシングとは、半固体状ドレッシングのうち下記の定義に当てはまるものです。
●卵黄やでん粉、糊料を使用しているもの
●主原材料や卵黄、卵白、でん粉、食塩、砂糖類、たんぱく加水分解物、はちみつ、調味料、乳化剤、糊料、酸味料、着色料、香辛料および香辛料抽出物以外の原材料や添加物を使用していないもの
●原材料および添加物に占める食用植物油脂の重量割合が10%以上50%未満のもの
上記2種類に該当しないものは、その他の半固体状ドレッシングに分類されます。
・乳化液状ドレッシング
乳化液状ドレッシングとは、ドレッシングのうち油と水が混ざったいわゆる乳化液状のもので、かつ粘度が「30パスカル・秒未満」のものです。代表的なドレッシングには、シーザーサラダドレッシングやフレンチドレッシングがあります。
・分離液状ドレッシング
分離液状ドレッシングとは、ドレッシングのうち油と水が分離している状態のものです。代表的なドレッシングには、フレンチドレッシングがあります。
※ドレッシングの中には、フレンチドレッシングのように乳化液状タイプと分離液状タイプの2種類があるドレッシングもあります。
・その他のドレッシング
その他のドレッシングは厳密にいうと、定義上ドレッシングではなく調味料です。しかし、ドレッシング類はドレッシングとして使われる調味料を含んで呼ばれています。
その他のドレッシングは、大きく分けて下記2種類です。
ドレッシングの主原材料である食用植物油脂を含む「油脂」を使用していないものが、ドレッシングタイプ調味料に分類されています。 ●食酢、またはかんきつ類の果汁に、食塩や砂糖類、香辛料などを加えて調製した液状、または半固体状の調味料であり、主にサラダに使用するもの
●上記にピクルスの細片などを加えたもの
ドレッシングタイプ調味料とは異なり、食用植物油脂以外の油脂を使用しているものが、サラダ用調味料に分類されます。 ●食酢、またはかんきつ類の果汁に、食塩や砂糖類、香辛料、加工油脂などを加えて調製した液状、または半固体状の調味料であり、主にサラダに使用するもの
●上記にピクルスの細片などを加えたもの
ドレッシングの容器には、瓶をおすすめします。瓶は保存力や衛生面に優れており、ドレッシングの保存に最適です。また、透明度が高く中身を確認しやすいため、見栄えもよくなるでしょう。 ここでは、齋藤容器がおすすめするドレッシングに最適な3つの瓶をご紹介します。
「MSK-150」は、細長い形状で下が少し太くなっている透明なガラス瓶です。ドレッシングやオイルなどの液体調味料に最適な細口打栓のキャップは、力を入れなくても簡単に開けられるため、年齢や性別問わず使いやすくなっています。
容量(ml)/OF | 160 |
重量(g) | 172 |
幅・直径(mm) | 58.5 |
高さ(mm) | 146.6 |
キャップ | 32ヒンジ |
入数 | 60 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
「フレッシュ175ヒンジ」は、円すい型のガラス瓶です。MSK-150と同様にキャップが細口打栓のため、ドレッシングのように日々使用するものの容器として使い勝手がよいでしょう。
容量(ml)/OF | 175 |
重量(g) | 175 |
幅・直径(mm) | 60.4 |
高さ(mm) | 170 |
キャップ | ヒンジ26S |
入数 | 35 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
「エクセレント150」は、細長く、中心から上部がさらに細くねじれた形状になっている瓶です。液体状のドレッシングでも確実に密閉できるよう、樹脂製の細口ネジ型のキャップとなっています。
容量(ml)/OF | 163.5 |
重量(g) | 160 |
幅・直径(mm) | 52.5 |
高さ(mm) | 149.5 |
キャップ | エクセレント |
入数 | 54 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
※商品のスペックの寸法・入数は本体の値でキャップは含みません。
※商品スペックはコラム掲載時の値です。商品の規格・仕様は予告なく変更されることがあります。
※OF(オーバーフロー):容器の口元まで水を入れた満容量のことです。
ドレッシングは、私たちの食卓に欠かせない存在であり、種類によってそれぞれ特徴や定義が異なります。 なかでもドレッシングの容器には、瓶がおすすめです。ドレッシングの種類や容量、デザイン性や機能性などをもとに、お好みの瓶をドレッシングの容器にしましょう。