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2023年01月09日

【コラム】瓶詰めの保存食のおすすめレシピや 瓶詰めの下準備について紹介!

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瓶詰めの保存食を家庭で作る際には、保存容器の下準備が重要です。さまざまな食材を保存食として調理しておけば、毎日の食卓を手軽に彩ることができるでしょう。
今回は、瓶詰めの保存食としておすすめのレシピや下準備について紹介します。

 

■瓶詰めの保存食を作る前に下準備をしよう

保存食を長持ちさせるために行う、保存する瓶の下準備について紹介します。

・まずは保存する瓶を用意する

保存食を詰める瓶は、必ずパッキンが付いていて密閉できるものを選びましょう。
一般的な瓶の中には、蓋を閉めても完全密閉できないものがあります。
密閉できない場合、瓶の中の食品に雑菌が入ったり酸化したりして傷みやすくなるため、長期保存はできません。
密閉できない瓶には「密閉できません」などと注意書きが記載されていることが多いので、きちんと確認して密閉できるものを選んでください。

・瓶の消毒を念入りに行う

次に、用意した瓶の消毒を行います。
店舗で売られているような完全に滅菌された瓶詰め保存食の場合、ピクルスなら1年ほど保存できますが、家庭で殺菌した瓶詰め保存食の賞味期限は、基本的に1〜2週間から長くても1か月程度です。
ただし、殺菌していても保存する場所や衛生状態によっては、カビが生えやすかったり腐敗しやすかったりするので、瓶の消毒は念入りに行いましょう。/p>

・瓶の消毒の方法

瓶の消毒方法には、煮沸消毒やアルコール消毒、次亜塩素酸ナトリウム消毒などがありますが、ここでは煮沸消毒の方法をご紹介します。

<洗剤でよく洗う>

まずは、瓶と蓋、保存食作りに使うトングなども洗剤でよく洗いましょう。
蓋は煮沸消毒できないので、そのまま乾かします。

<煮沸消毒をする>

大きめの鍋に溜めた水の中に瓶を入れ、鍋のお湯が沸騰したら5~15分ほど煮沸消毒します。
この際、急激な温度変化による瓶の破損を避けるため、水の状態から瓶を入れて徐々に温度を上げるのがポイントです。
煮沸消毒ができたら、トングを使って瓶を取り出し、キッチンペーパーの上で瓶を逆さまにして自然乾燥させましょう。

 

■家庭でも簡単にできる瓶詰めの保存食

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続いて、家庭で簡単にできておいしい瓶詰めの保存食のレシピを6つご紹介します。

 

・らっきょうの甘酢漬け

らっきょうの保存食は、おつまみやカレーライスのお供にぴったりです。

材料(らっきょう800g分) ● らっきょう:800g
● 酢:600ml
● てんさい糖:200g
● みりん:大さじ4
● 塩:50g
● 鷹の爪:お好みで

1.らっきょうをザルに入れてよく洗い、茎と根っこをカットし皮をむく
2.皮をむいたらっきょうに分量外の塩をまぶして揉み込む
3.よく揉み込んだら洗い流す
4.調味料を混ぜる
5.消毒した瓶にらっきょう・鷹の爪・4の甘酢を入れたら、約1か月間漬け込む
出典:保存食*らっきょうの甘酢漬け

 

・牡蠣とにんにくのオイル漬け

パスタやサラダと相性のよい牡蠣とにんにくのオイル漬けも、家庭で簡単に作れます。
ローズマリーやローリエの変わりにバジルやオレガノなど、お好みのハーブを使って楽しむのもよいでしょう。

材料(4人分) ● 牡蠣:400g
● にんにく:4片
● エクストラバージンオリーブオイル:100ml
● しょうゆ:大さじ1
● ローズマリー:2枝
● ローリエ:1枚
● ディル:1枝
● ピンクペッパー:15粒

1.牡蠣は強めの塩水で1つずつ丁寧に洗い、キッチンペーパーで水気をとる
2.フライパンに分量外のエクストラバージンオリーブオイルを熱し、牡蠣を並べて中火でなるべく触らずに焼く
3.水分が飛んで焼き色がついたら裏返し、両面に焼き色が付くまで焼く
4.しょうゆとにんにくを加え、焦げないように混ぜながら残った水分がほとんどなくなるまで炒め、消毒した瓶に入れる
5.そのままのフライパンにエクストラバージンオリーブオイル100mlを注ぎ入れ、弱火で牡蠣のうまみをオイルに移すように混ぜる
6.オイルを牡蠣が入った瓶に注ぎ入れ、ローズマリー・ローリエ・ディル・ピンクペッパーを入れる
7.粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やす
出典:牡蠣とにんにくのオイル漬け

 

・紫キャベツとりんごのピクルス

箸休めになる紫キャベツとりんごのピクルスは、特別な材料がなくても簡単に作れるおしゃれな保存食です。
りんごを多めにして作るときには、甘さを控えめにするとすっきりした味わいになるでしょう。

材料(作りやすい分量) ● 紫キャベツ:350g
● たまねぎ:1/4個
● りんご:1/4個
ピクルスの素 ● 水:100ml
● 米酢:120ml
● 塩:大さじ1/2
● 砂糖:大さじ3
● ローリエ:1枚
● 赤唐辛子:1本
● 黒こしょう:小さじ1/2

1.紫キャベツは食べやすい大きさにざく切り、りんごは皮付きのまま短冊切り、玉ねぎはせん切りにして消毒した瓶に入れる
2.ピクルスの素を鍋に入れて火にかける
3.ピクルスの素が沸騰したら熱いうちに1に注ぎ入れる
4.2時間くらいおいて味をなじませる
出典:紫キャベツとりんごのピクルス

 

・レモンのはちみつ漬け

レモンのはちみつ漬けは、紅茶に加えたりサイダーで割ったりするなど、さまざまなレパートリーがあるので、保存しておくと便利です。 また、レモンに含まれるビタミンCには美肌効果やデトックス効果、クエン酸には疲労回復効果があるとされています。

材料(作りやすい分量) ● 国産レモン:2個(正味220g)
● はちみつ:220g
※瓶に詰めるレモンのグラム数とはちみつのグラム数を同量にする

1.レモンは薄切りにし、竹串で種をとる
2.消毒した瓶にレモンを詰めて、レモンがかぶるくらいまではちみつを入れる
3.冷蔵庫で保存し、半日~1日程度上下を返して漬ける(3~4日以降から食べるのがおすすめ)
出典:ちょりまめ日和

 

・発酵トマト

発酵トマトは、乳酸菌が豊富で体にうれしい発酵野菜です。 トマトは発酵させることで栄養価が高まり、疲労回復や美肌効果、生活習慣病や便秘の予防・改善などにつながると言われています。
サラダのドレッシングやスープ、オムライスのトッピングなどさまざまな使い方があるので、保存食にして積極的に摂りましょう。

材料(作りやすい分量) ● トマト:3個(450g)
● 粗塩:9g
● 赤唐辛子:1本(種を抜いたもの)

1.トマトは1.5cmの角切りにし、ジッパー付きの保存袋に入れて粗塩を全体にまぶす
2.1の保存袋に赤唐辛子を加え、しっかり空気を抜いてバットにのせて常温のまま置く
3.1日に数回清潔なスプーンで混ぜて発酵を進める
4.2〜4日後、うま味が出たら消毒した瓶に移し、冷蔵庫で保存する
出典:ふたりごはん

 

・ハニーナッツ

大人も子どもも好きなハニーナッツは、保存しておけばヨーグルトに混ぜたりピザにトッピングしたりして、いつでも食べられます。
ナッツ類にはビタミンEをはじめ、カルシウムや鉄分も豊富です。
日本人に不足しがちといわれる栄養を保存食で手軽に補給しましょう。

材料(お好きなナッツ140g分) ● アーモンド(生):50g
● くるみ(生):50g
● カシューナッツ:20g
● マカダミアナッツ:20g
● はちみつ:250g

1. 天板にお好みのナッツを140g分のせる
2. 150°Cに予熱したオーブンで15分焼く
3. 消毒した瓶に温かいうちにナッツを入れ、はちみつを注ぎ入れる
4. 常温で1週間程度漬ける
出典:ちょりまめ日和

 

■まとめ

瓶詰めの保存食を家庭で作る際には、保存食を長持ちさせるためにも、瓶を煮沸したり消毒したりするなどの下準備が重要です。密閉できる瓶を用意したら、しっかりと消毒しましょう。
この記事で紹介した家庭でも簡単にできる瓶詰め保存食のレシピを参考に、ぜひ保存食作りに挑戦してみてください。

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