【コラム】空いた小瓶をリメイクしよう! 用途別のアイディアを紹介
日常生活で何かと溜まりがちな小瓶ですが、リメイクをすることで魅力的なインテリアにできます。用途別にさまざまな形でアレンジすると、生活を彩ることが可能です。
今回は、空いた小瓶のリメイクについて紹介します。
中身を使い終わった空き瓶は、アイディア次第でさまざまなものにリメイクが可能です。
以下では、空いた小瓶のリメイクアイディアを用途別に紹介します。
もともと食品が入っていた小瓶をきれいに洗浄し、新たな食材や調味料を入れる容器として再活用するのもおすすめです。
中身がきれいに見えるだけではなく、においや色移りもしにくいため、時間が経っても食材や調味料のおいしさ・風味を維持できます。
洗浄をすれば、半永久的に繰り返し使用できるのもメリットです。
空き瓶で食材や調味料を長期間保存する場合は、雑菌の繁殖による食中毒を防ぐため、できる限り「煮沸消毒」と「脱気」を行なってから使用しましょう。
空いた小瓶は、クリップや洗濯バサミ、ボタンなどの散らかりやすいアイテムの収納にも便利です。
ガラス瓶特有の重厚感が高級感を演出し、見える収納として活躍します。
そのまま使用してもいいのですが、シールやリボンなどを使って自分流にアレンジするのもおすすめです。
口の広い小瓶であれば、瓶の底にクッションを入れ、裁縫のピンクッションとして使用することもできるでしょう。
子どもが使用するビーズやシールなどの小さいものはバラバラになりやすいため、小瓶で小分けにして保管すると便利です。袋やペットボトルよりもおしゃれに収納でき、取り出しやすいメリットもあります。
ただし、小瓶は割れものであるため、できるだけ子どもの手が届かないところで保管する工夫が必要です。
小瓶を小銭入れや小銭の貯金箱に活用する方法もあります。
いつも決まった場所に小銭を置いておけば、区費や子ども会費などで小銭が必要になった際もスムーズに対応できるでしょう。
また、貯金箱として使用する際は小銭がどれくらい貯まっているのかが一目でわかるため、モチベーションアップにつながります。
瓶の中で動植物を育てる「テラリウム」に挑戦してみるのもおすすめです。
空いた小瓶の中に土台になる砂や小石を入れ、エアプランツや多肉植物を植えるだけでおしゃれなインテリアが完成します。
植物の際は水やりを霧吹きで行いますが、フェイクグリーンであればお世話の手間がかかりません。
空いた小瓶を使って、アロマの香りを楽しめる「リードディフューザー」を作ることもできます。
不要になった小瓶にお気に入りアロマを入れ、スティックを挿すだけで完成です。
香りが強いと感じるときにはスティックの本数を減らし、反対に香りが弱いと感じるときにはスティックの本数を増やして調整してください。
ガラス瓶はにおい移りがしにくい特性をもっているため、中を洗浄すると繰り返しリードディフューザーとして楽しむことができます。
小瓶の中にキャンドルを入れるだけで、おしゃれなキャンドルランタンとしても使えます。
複数のキャンドルランタンを設置すると間接照明のようになり、おしゃれな雰囲気を味わえるでしょう。キャンドルにアロマオイルを混ぜれば、アロマキャンドルにすることも可能です。
また、ガラス瓶は密封性が高く風の影響を受けにくいため、アウトドアのシーンでも活躍します。
空いた小瓶は、芳香剤入れとして使用することも可能です。
小瓶に色の付いたビーズ芳香剤を入れるだけで完成するので、難しくありません。
見た目にもこだわりたい場合は、1度に入れるのではなく、全体のバランスを見ながら少しずつ足していくのがポイントです。
色の違うビーズを組み合わせたりリボンを付けたりすると、お店で売っているような芳香剤ができあがります。
小瓶をライトにリメイクすることも可能です。
使用する小瓶の蓋にソケットが入る大きさの穴を開け、ソケットと電球を取り付けて蓋をするとライトができあがります。
紐で吊るしたり複数の小瓶をつなげたりすると、オリジナルのシャンデリアにもなります。
ライトとしてリメイクする際は、発熱しにくいLEDにすると安心です。
空いた小瓶で、魚や水草などを飼育したり栽培したりするアクアリウムを作ることも可能です。
小瓶に砂利を敷いて水草を植え、カルキを抜いた水道水を入れてベタやメダカなどの小さな魚を放します。
その後は、週に1回のペースでカルキを抜いた水を3分の1〜2分の1ほど交換してください。
耐熱性のガラス瓶であれば、料理に再利用することが可能です。
小瓶を使って、瓶ごとお湯の中で煮て作るエッグスラットやプリン、茶碗蒸しなどに挑戦してみてはいかがでしょうか。
ウィンドウチャイムは、日本でいう風鈴のようなものです。
ガラス瓶でウィンドウチャイムを作るには、専用の工具で瓶をカットする必要があります。
少々難易度の高いリメイクですが、吊り下げる素材に金属やガラスビーズを選ぶと軽やかできれいな音が響き渡ります。
小瓶をリメイクしておしゃれなインテリアへとリメイクさせるには、ラベルに注意する必要があります。
ラベルを無理にはがしてしまうと粘着剤が残り、それが汚れとなることで余計に処理が難しくなるでしょう。
そのようなことにならないよう、以下ではきれいにラベルをはがす方法を紹介します。
ラベルに使用されている粘着剤は熱に弱く、基本的にお湯に数時間つけておくと粘着力が低下してはがれやすくなります。
それでもはがれない場合や粘着剤が残っている場合は、お湯に食器用洗剤を少し入れて浸しましょう。
なお、ラベルを温めすぎると粘着剤が溶けてかえってはがしにくくなってしまうため、熱すぎるお湯は使用しないようにしましょう。手で触ることのできる40°C前後の温度が最適です。
ラベルの上からドライヤーで温めると、熱で粘着剤が溶けることにより、きれいにはがしやすくなる可能性があります。
ドライヤーをラベル部分に直接当て、まんべんなく熱を加えるのがポイントです。
ベンジンは石油から作られた透明色の溶剤です。
油分を溶かす性質があり、しみ抜きや機械の掃除など幅広い用途で使用されています。
紙製のラベルの場合は上からベンジンを塗ると粘着剤の部分まで浸透し、きれいにはがれます。ベンジンが浸透にくい素材の場合は、ラベルの端から根気よくベンジンを浸透させていきましょう。
なお、ベンジンは引火しやすいため、取り扱いには注意が必要です。
空いた小瓶は、食材・調味料入れや小物入れ、リードディフューザーなど、アイディア次第でさまざまな用途のものにリメイクできます。
小瓶をおしゃれなインテリアとして再利用するには、ラベルをきれいにはがすのがポイントです。無理にはがすと粘着剤が残り、それが汚れとなって余計に処理が難しくなる可能性もあるため、お湯やドライヤーなどの熱を加えるか、もしくはベンジンを使用してきれいにはがしましょう。