【コラム】容器でマーケティングができる!どんなことを意識すればいい?
商品を多くのお客様に手に取ってもらうためには、マーケティングが欠かせません。容器でも工夫をすることでマーケティングができるようになるでしょう。
そこで今回は、容器でマーケティングをするために必要なことをご紹介します。容器を活用するためにもぜひご一読ください。
そもそもマーケティングとはいったい何なのでしょうか。ここではマーケティングについて解説します。
マーケティングとは、商品が売れるための仕組みを作ることです。マーケティングを行うときは、「誰に」「どのような価値を」「どのように提供するか」の3つを軸に考えることが基本です。
まずは、サービスを訴求する対象となる顧客を具体的に決めてから戦略を立てましょう。対象を明確にすることで、より戦略が立てやすくなります。
次に、顧客のニーズに対して、どのような価値を提供するのかを決定します。このときに大切なのは、ベネフィットと差別化です。ベネフィットとは、顧客が商品やサービスから得られる価値を指します。また、差別化とは、競合他社があふれる市場の中で他社とは異なる違いを生み出すことです。
最後は、どのように提供するかを決定します。提供方法を考える際は「4C」を考えてみましょう。4Cとは、Custtomer Value(顧客価値)・Cost(コスト)・Convinience(利便性)・Communication(顧客とのコミュニケーション)のことです。
要するにマーケティング成功への近道は、いかに顧客を満足させることができるかにかかっています。マーケティングを長い期間維持するためには、自社と顧客の間にWin-Winの関係を築くことが重要です。
容器が適当でも中身がよければ問題ないと考えている方もいるのではないでしょうか。しかし、パッケージデザインはマーケティングに欠かせません。
パッケージデザインには、「宣伝効果」と「ブランド効果」があります。
宣伝効果とは、商品の価値や魅力を伝え、行動に移してもらう効果です。たとえば、パッケージに記載された「期間限定」「最安値」などの表示も宣伝効果です。複数の商品が並ぶ中から、消費者に手に取ってもらうための働きを担っています。
そして、ブランド効果とは企業や商品、ロゴなどがもつ価値のことです。パッケージにブランドの象徴的なデザインなどを施すと、商品の宣伝になる役割もあります。よりブランドイメージが反映されたパッケージだと、多くの顧客が製品に対して愛着や信頼を示すようになるでしょう。
パッケージデザインは、消費者に手に取りたいと思わせることと、ブランドイメージを定着させる意味でも大切です。
まずは、宣伝効果を優先して十分な知名度を得ることが大切です。消費者の注目を集めて、手に取ってもらわなければ始まりません。その際、容器そのものにも工夫をしておくことで、より強い関心をもってもらえます。
ニーズや顧客層に併せて、後からパッケージデザインを変更することも有効です。
容器を選ぶときは7つのポイントを押さえましょう。
見た目やデザインは差別化を図るために重要です。容器には、商品のイメージや自社のコンセプトを反映したロゴやデザインを取り入れましょう。フォントの種類だけでも雰囲気が大きく変わります。
話題性のあるおしゃれなデザインでSNSの注目を集められれば、拡散によって宣伝効果も期待できるでしょう。現代のマーケティングにおいて、SNSや写真映えを意識することは欠かせません。
まずは何を入れるのかを優先的に考えることが大切です。たとえば、飲食物であればテイクアウトとデリバリーサービスのどちらで使うのかによって、求められる性能も異なります。デリバリーなら、自転車やバイクで配達するときの振動や衝撃に耐えられる強さや密閉性が必要です。テイクアウト用なら、持ち運びしやすいように軽量かつ捨てやすい容器がよいでしょう。
また入れるものだけでなく、販売スタイルに合わせて容器を選ぶことも大切です。
容器にはさまざまな機能性が備わっています。そのため、使用条件に適したものを選ぶ必要があります。たとえば、フタが付いているものであればフタの開閉方法や形状、本体とのはまり具合などです。また、温かいものを入れる場合なら熱が伝わりにくい素材、冷めた後も温かい状態で食べられるようにしたいなら電子レンジ対応など、求められる条件に当てはまるかどうかを検討しなければなりません。
見た目がおしゃれでもコストが高いと導入しにくいため、販売するものに対して価格が見合うかどうかを考えて選ぶことが大切です。売上のうちどれくらいの割合を容器代にさけるかなど、具体的な数値を決めておくとよいでしょう。当然、使用する数が増えるとコストも膨らみます。
容器のコストは、全体のバランスを考えて決めるようにしましょう。
付加価値があることで他の商品との差別化が進み、マーケティングとしての強みにできます。たとえば、容器についてのデザインや機能性などです。顧客は商品だけにお金を払うわけではなく、おしゃれなものを手にすることや、話題性が高いものを手にする経験も商品の価値に含まれます。そのため、商品に付加された価値にも魅力を感じることで、たくさんのリピーターの獲得につながるでしょう。
近年、SDGsへの取り組みが、企業にとって重要な課題になっています。最近はSDGsに取り組んでいる企業の商品を選びたいと考える人が若い世代を中心に増加しているため、SDGsを意識した容器を取り入れることで興味を惹きつけるきっかけとしても有効です。
商品をリサイクルしやすい容器にするだけでなく、過剰包装にならないように努めるなど取り組みやすいものを採用し、積極的に取り組みを外部へ発信していきましょう。
商品の中身が同じでも、パッケージによって売上が左右されることもあります。売上を増加させるには実際に販売した後、改善点を見つけて修正していくことが大切です。売れるようなパッケージを作ることは容易ではありません。パッケージデザインだけでなく、必要に応じて容器そのものも見直すようにしましょう。
お土産用フレッシュジュースやフルーツソースなどに利用できるガラス容器です。深口のDTOキャップがオシャレな海外製品を連想させます。
容量(ml)/OF | 140 |
重量(g) | 135 |
幅・直径(mm) | 53.6 |
高さ(mm) | 106.5 |
キャップ | 38DTO |
入数 | 54 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
8角形のガラス容器です。胴部に角があることで動きを持たせ、インパクトのある商品演出が出来ます。
容量(ml)/OF | 188 |
重量(g) | 145 |
幅・直径(mm) | 65.8×65.8 |
高さ(mm) | 74.5 |
キャップ | 63ツイスト |
入数 | 70 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
4角形のガラス容器です。寸胴型に比べてラベルが貼りやすく、棚に陳列した際には回転しないため、商品の正面向きを維持してくれます。
容量(ml)/OF | 180 |
重量(g) | 170 |
幅・直径(mm) | 56.5×56.5 |
高さ(mm) | 90.3 |
キャップ | 53ツイスト |
入数 | 60 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
※商品のスペックの寸法・入数は本体の値でキャップは含みません。
※商品スペックはコラム掲載時の値です。商品の規格・仕様は予告なく変更されることがあります。
※OF(オーバーフロー):容器の口元まで水を入れた満容量のことです。
容器はマーケティングをするうえで重要です。容器にこだわることで、大きく顧客の獲得数の増加につながります。容器のデザインや機能性、コストなどを利用目的に合わせて決定し、マーケティングを成功させましょう。