【コラム】コーヒーを保管する容器はガラス瓶がおすすめ!コーヒーの保管方法についても紹介
コーヒーの豆を保管するにはコーヒーキャニスターが便利ですが、種類によって材質や機能性などが異なります。その中でも、コーヒー豆を保管するには密封性の高いガラス瓶がおすすめです。今回は、コーヒーの豆を保管する容器について紹介します。
コーヒー豆は保存食品のように思われがちですが、実は繊細な保存管理を必要とする生鮮食品です。たとえ保存力に優れたコーヒーキャニスターを使ったとしても、コーヒー豆自体の劣化はどうしても避けられません。そのため、コーヒーキャニスターを選ぶ基準としてサイズ・密閉性・素材に注目してみましょう。3つのポイントに沿って容器を選べば、コーヒー豆の品質を長く保ち、毎日おいしいコーヒーが淹れることができます。
コーヒー豆の量に対して大きすぎるキャニスターを使うと、空気に触れる面が多くなり酸化を早めてしまいます。反対に小さすぎると、余ったコーヒー豆を保管する際に容量が足りなくなってしまいます。したがって、コーヒーの保存容器は毎日のコーヒーの消費量に合ったサイズを選ぶことが大切です。
コーヒー豆の香りや風味が損なわれるのは、焙煎してから約2週間以降と言われているため、2〜3週間で消費しきれる容量の容器を選びましょう。消費量の目安は、コーヒー1杯につきコーヒー豆約12gです。たとえば一人暮らしの方が1日1杯のコーヒーを飲むと仮定した場合、2週間で約170g、3週間で250gのコーヒー豆が消費されます。さらに、コーヒー豆の体積は100gあたり約300mlであるため、容量は500〜750ml程度となる計算です。
ただし、家族構成やコーヒーを飲む頻度によって適切な容量は変わります。キャニスターには、コンパクトなものから大容量のタイプまでさまざまなので、自身の消費量に合った容器を選びましょう。
コーヒー豆は酸化しやすく湿気に弱いため、密閉性の有無は品質の劣化に直結します。そのため、コーヒー豆のおいしさを長く保つには、できる限り密閉性の高い容器を選ぶことが肝心です。また、密閉することでコーヒー豆の香りを閉じ込め、他の食品へのにおい移りを防ぐという効果も期待できるでしょう。
コーヒーキャニスターの中には、蓋がシリコンパッキンや二重構造になっているなど、さまざまな工夫を施したものがあります。利便性や機能性も含め、使いやすい容器を選びましょう。
コーヒーキャニスターには、ステンレスや木、ホーローなどさまざまな素材が使われていますが、なかでもおすすめなのがガラス製のキャニスターです。
ステンレスや木で作られた容器は遮光性が高い反面、素材そのもののにおいがコーヒー豆に移ってしまう恐れがあります。対して、ガラス容器は密閉性に優れているため、コーヒー豆の酸化やにおい移りの心配がほとんどありません。また容器の表面がクリアなので、残量を瞬時に確認できるうえにインテリアとしての見栄えがよいのもメリットです。ただし、光を通しやすい性質を持っているため、直射日光を避けて保存する必要があります。
コーヒー豆は空気・湿気・温度変化・直射日光に弱いのが特徴です。そのため、管理の際には保存する方法や場所にも細心の注意を払わなければなりません。またコーヒー豆を焙煎・開封してからどのくらい日が経ったのかも重要なポイントです。
先述したように、焙煎後2週間以内であれば香りや風味もほとんど変わらず、いつでもおいしいコーヒーを飲むことができます。品質の劣化もそれほど心配がないため、常温保存でも差し支えありません。焙煎して間もないうちに冷蔵庫や冷凍庫へ入れて保存してしまうと、コーヒーを淹れる際にお湯の温度が下がり、成分がしっかりと抽出されない可能性があるため注意が必要です。
コーヒー豆は開封してから2週間以上経つと劣化が進み、風味や味が落ちてしまいます。そのため、保存方法による工夫が必要です。
コーヒー豆が開封後2週間〜1か月以内のものであれば冷蔵保存しておきましょう。冷蔵庫のような低温環境であれば、コーヒー豆の劣化を遅らせ、ある程度品質を保つことができます。
しかし、封を開けてから1か月以上経過している場合は冷蔵保存では不十分です。冷凍庫での保管に切り替え、抽出時には必ず常温に戻してから使ってください。
常温・冷蔵・冷凍いずれの保存方法においても、フリーザーパックなどの袋に入れ、できるだけ内部の空気を抜いて密閉状態にすることがポイントです。また、コーヒーを1日に何杯も飲むような場合は、冷蔵・冷蔵庫から取り出す際の温度変化がかえって豆の劣化を早めてしまう可能性があります。毎日おいしいコーヒーを淹れたいのであれば、1度に大量購入することは避け、早めに飲みきることができるサイズのものを購入するのがベストと言えるでしょう。
コーヒー豆は水分や湿気を非常に苦手としており、水分を含んでしまうと品質の劣化や雑味、カビの原因になってしまいます。特に容器へと豆を移し替える際は、容器がしっかりと乾いているかを必ず確認してください。
コーヒー豆を保管するにあたり、水分と同様、紫外線に当てることも厳禁です。夏場は特に日差しが強く、容器内部の温度も上がるため、品質の劣化が早まる傾向にあります。できる限り直射日光を避け、棚などの冷暗所にて保管するようにしましょう。
斎藤容器ではコーヒー豆の保存にも最適なガラス容器を取り扱っています。そのなかでおすすめの製品を紹介しますので、コーヒーの保存容器を選ぶ際の参考にしてください。
「ジャム1KG」は、シンプルかつ大容量のガラス容器です。容量820mlまで対応しているため、2〜3週間分のコーヒー豆が保管できます。コーヒーを多く飲むご家庭におすすめです。
容量(ml)/OF | 820 |
重量(g) | 370 |
幅・直径(mm) | 98 |
高さ(mm) | 142 |
キャップ | 82ツイスト |
入数 | 20 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
「卓上550」は丸みを帯びたシルエットが特徴的なガラス容器です。可愛らしい見た目がインテリアとしても存在感を放ってくれるでしょう。中量サイズなので、適量のコーヒー豆を保存・管理することができます。
容量(ml)/OF | 625.5 |
重量(g) | 350 |
幅・直径(mm) | 107 |
高さ(mm) | 101.8 |
キャップ | 83ネジ |
入数 | 30 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
「EC-700」は8角形のボディが印象的なガラス容器です。棚やカウンターなどに置いても、他のインテリアと遜色なくおしゃれに飾れるでしょう。毎朝コーヒーを飲む一人暮らしの方に最適です。
容量(ml)/OF | 576 |
重量(g) | 355 |
幅・直径(mm) | 100×104 |
高さ(mm) | 101.5 |
キャップ | 83ネジ |
入数 | 40 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
※商品のスペックの寸法・入数は本体の値でキャップは含みません。
※商品スペックはコラム掲載時の値です。商品の規格・仕様は予告なく変更されることがあります。
※OF(オーバーフロー):容器の口元まで水を入れた満容量のことです。
ガラス容器は密閉性が高く、においが移りにくいため、コーヒー豆の保存容器に最適です。また、透明度が高いうえに見た目もシンプルなので、インテリアとしても活用できます。 よりおいしいコーヒーを飲みたい方は、コーヒー豆の保存容器をガラス製にしてみてはいかがでしょうか?