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2022年06月27日

【コラム】果実酒の保存にはガラス容器がおすすめ!理由について解説

22/03-5-1

梅酒などの果実酒を自作して保存する場合は、ガラス容器がおすすめです。ガラス容器を選ぶ際は、サイズや形状に着目して選びましょう。今回は、果実種の保存容器にガラス容器がおすすめな理由について解説します。

 

■果実酒の保存にガラス容器がおすすめな理由

・密閉性が高い

ガラス容器は密閉性が高いため、果実酒の保存に向いています。果実酒はある程度長期にわたって保存することがほとんどです。密閉性が低い容器に保存してしまうと、時間が経つにつれて酸化が進み、香りや味が変質してしまう可能性があります。
特にプラスチックで作られた果実酒用の容器などは、少量の空気を通してしまうため、酸化が避けられません。その点、ガラス容器なら果実酒の味や香りのよさが持続するのです。

・消毒がしやすい

果実酒を作る際は、作る前に容器を1度消毒する必要があります。容器を消毒する際には、煮沸消毒をする場合がほとんどです。耐熱性があるガラス容器であれば煮沸消毒も容易にできるため、果実酒を保存するにはガラス容器が適しています。

・色やにおいが移らない

ガラスは「色移り」や「におい移り」に強い素材です。そのため、ガラス容器であれば果実酒の保存用として使い終わった後でも、別の用途に使うことができます。プラスチック容器は色移り・におい移りしやすいため、ガラス容器のように繰り返し使用するのが難しいと言えるでしょう。

 

■果実酒を保存するガラス容器の選び方

・サイズで選ぶ

果実酒を保存するガラス容器のサイズは、果実の量の3〜4倍が目安です。たとえば、1kgの梅を漬けて梅酒を作りたい場合は、3〜4Lの容器を選ぶようにします。どれくらいの量の果実酒を作るかあらかじめ決めておけば、保存容器を選びやすいでしょう。

▼果実の量と容器のサイズ

果実の量 容器のサイズ
250g 1L瓶
500g 2L瓶
1Kg 4L瓶
2kg 3L瓶

2L瓶までは「小分けの容器」、4L瓶以上になれば「大容量の容器」に分類できます。

<大容量の容器>

大容量の容器は、1回で大量の果実酒を作ることができるのがメリットです。「果実酒を長期保存して長く楽しみたい」という場合は、大容量の容器を選ぶとよいでしょう。 ただし、大容量の容器は大量の果実酒を作れる反面、重くなってしまうのがデメリットです。持ち運びが難しく、容器を移動させるのも容易ではありません。持ち運ぶことを前提で果実酒を作る場合、大容量の容器は不向きと言えるでしょう。 また、大容量の容器の場合、保存にはそれなりのスペースが必要です。そのまま冷蔵庫で保存するのは難しいため、夏場に果実酒を作る際は注意しましょう。

<小分けの容器>

小分けの容器はサイズが小さいため、果実酒を冷蔵庫で保存したい場合に最適です。また、さまざまな種類の果実酒を少しずつ作りたい場合も、小分けの容器を選ぶとよいでしょう。さらに、小分けの容器であれば持ち運びにも便利ですし、お裾分けすることも可能です。

・形で選ぶ

果実酒の保存容器を選ぶ際は、サイズの他に形も重要です。

<中蓋付き>

中蓋付きの容器には小さな注ぎ口がついており、果実酒を容器から直接注ぎやすいのがメリットです。玉杓子(たまじゃくし)などの道具を使わなくても果実酒を移し替えられるため、非常に便利です。

<広口タイプ>

広口タイプの容器は、原料を入れやすいのがメリットです。果実酒を作る際は、梅や桃などの果実やホワイトリカーなどのお酒を瓶の中に入れる作業があります。特に、お酒の分量はきちんと計って入れる必要がありますが、口が狭いとこぼれて分量が変わってしまうことがあります。その結果、おいしい果実酒が作れなくなる可能性もあるため、果実酒を作る際はなるべく口の広い容器を選びましょう。また、広口タイプの容器には「果実酒を作る前の消毒や使い終わった後の洗浄が容易」というメリットもあります。

 

■ガラス容器の消毒方法について

ガラス容器で果実酒を保存する場合、事前に容器内を消毒する必要があります。消毒しないまま使用すると、菌が繁殖したりカビが生えたりする恐れがあるためです。ガラス容器の消毒方法には、「煮沸消毒」と「アルコール消毒」の2種類があります。

 

・煮沸消毒

煮沸消毒とは、容器を80°C以上で10分以上煮る消毒方法です。煮沸消毒する前に、容器の耐熱温度が100°C以上であることを確認しましょう。
耐熱容器煮沸消毒する手順は以下の通りです。

 1.食器用洗剤でガラス容器をしっかり洗う
 2.水をたっぷり入れた大きな鍋にふきん(すのこ)を敷く(ガラス容器が鍋の底に当たって割れるのを防ぐため)
 3.水の状態からガラス容器を火にかける
 4.沸騰して10分程度煮沸したら、火を止めて容器を取り出す
 5.乾いた清潔なふきんの上にガラス容器を置き、自然乾燥させる

ガラス容器の多くは、耐熱温度差が約40°Cです。耐熱温度差とは「今の温度からこれだけ差が生じれば割れる」という温度を指します。沸騰したお湯にいきなり冷たい容器を入れると割れてしまう危険性があるため、必ず水から煮沸するようにしましょう。

・アルコール消毒

ガラス容器の最も手軽な消毒方法が、アルコール消毒です。市販のキッチン用消毒アルコールを容器内部に吹きかけ、清潔なふきんで拭きます。アルコールは35度以上のものがおすすめです。 より完璧にアルコール消毒を行いたい場合は、容器内にアルコールを入れてよく振り、逆さにして日光で乾かしてください。アルコールは蒸発するため、においは残りません。

 

■果実酒の保存におすすめのガラス容器

・白八角2000

八角形・広口タイプのガラス容器です。キャップがスクリュータイプのため、開閉も楽にできます。350〜500gほどの原料を漬けて果実酒を作る場合におすすめの容器です。

容量(ml)/OF 1,560
重量(g) 703
幅・直径(mm) 124×134
高さ(mm) 170
キャップ 91ネジ(P-95)
入数 15
材質/色 ガラス/トーメイ

 

・M-2400

透明の丸いガラス容器です。450〜600gほどの原料を漬けて果実酒を作る場合に向いています。容量は比較的大きいですが、軽量で使いやすい容器です。

容量(ml)/OF 1,810
重量(g) 650
幅・直径(mm) 120.5
高さ(mm) 215
キャップ 70ネジ(P-75)
入数 12
材質/色 ガラス/トーメイ

 

・ストレート350ST

縦に細長い、小さめのガラス容器です。90〜120gほどの原料で果実酒を作りたい場合に向いています。小分けにして果実酒を作りたい場合や、お裾分け用に作りたい場合にもおすすめです。また、さまざまな種類の果実酒を1度に作りたい場合にも、非常に使い勝手がよい容器と言えます。

容量(ml)/OF 350
重量(g) 260
幅・直径(mm) 55.2
高さ(mm) 196.5
キャップ 53ツイスト
入数 35
材質/色 ガラス/トーメイ

 

・華-800

容器の表面に花のような彫刻が施されたガラス容器です。160〜200gほどの原料を漬けて果実酒を作りたい場合に向いています。

容量(ml)/OF 638
重量(g) 475
幅・直径(mm) 59.5×107
高さ(mm) 187
キャップ 70ネジ(P-75)
入数 24
材質/色 ガラス/トーメイ

 

※商品のスペックの寸法・入数は本体の値でキャップは含みません。
※商品スペックはコラム掲載時の値です。商品の規格・仕様は予告なく変更されることがあります。
※OF(オーバーフロー):容器の口元まで水を入れた水容量です。

■まとめ

果実酒を保存する際の容器は、プラスチック容器ではなくガラス容器がおすすめです。密閉性が高いガラス容器は果実酒の酸化を防ぎ、風味を長持ちさせてくれます。
容器を選ぶ際は、原料の量や保存場所、目的に応じて最適なサイズ・形を選びましょう。ガラス容器を使って、ぜひおいしい果実酒を作ってみてください。

 

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