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2022年01月17日

【コラム】醤油はどんな容器に入れる?醤油容器の特徴やおすすめの容器

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日本の家庭には欠かせない調味料・醤油は、プラスチック容器での販売が主流ですが、かつてはびんで販売されていました。最近では再びガラスびんの関心が高まっており、消費者のニーズに合わせて容器を選ぶ必要があります。そこで今回は醤油の容器についてご紹介します。

 

■醤油容器の変化

醤油容器の歴史は意外にも古く、室町時代までさかのぼります。まずは、醤油容器の変遷について見ていきましょう。

 

・醤油容器の歴史

醤油は室町時代から続く伝統的な調味料であり、当時は甕(かめ)や壺などの陶器に保存するのが基本でした。ところが、江戸時代前期に醤油の生産が盛んになると、重くて割れやすい陶器に代わって樽が使われ、その後ガラスびんでの保存へと移行していったのです。ガラスびんは保存性が高く残量の確認が一目でできるため、すぐに一般的な醤油容器として流通しました。
醤油容器としてペットボトルが使われるようになったのは、昭和50年代のことです。1967年にアメリカで開発された食品用ペットボトルを日本の会社が製造し、翌1977年には醤油用容器として販売が開始されました。これが日本で最初の食品用ペットボトルです。

・卓上醤油の誕生

昔の家庭の食卓では、陶器でできた小さな醤油差しに醤油を移して使っていましたが、液だれが多かった醤油差しにはよく受け皿が添えられていました。
また、戦後の日本は高度経済成長期を迎えるとともに、核家族化や女性の社会進出など、生活様式が目まぐるしく変化していきます。それによって、各家庭での醤油の消費量が減少傾向となり、少量で快適に使える卓上醤油が求められるようになったのです。
そうした中、1961年に「しょうゆ卓上びん」が発売されます。しょうゆ卓上びんは、液だれの原因であった上向きの注ぎ口を下向きにし、びんにすることで残量の確認もできるという画期的なものでした。現在では商品の手軽さが重視されるようになり、プラスチック容器を使用した次世代型の卓上醤油も販売されています。

 

■醤油容器はペットボトルとびん、どっちがよい?

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現在使用されている醤油容器の主流はびんとペットボトルです。ここでは、それぞれのメリット・デメリットについて紹介します。

 

・ペットボトル

ペットボトルは軽く、使用後の処分もしやすいのがメリットです。
しかし、酸素を通しやすく日光の影響も強く受けてしまうため、酸化や変色を防ぐことはできません。賞味期限も18か月とやや短めです。

・びん

醤油容器として使用されるびんは茶瓶がほとんどであり、酸素を通さないことで醤油の酸化を防ぎます。未開封のものであれば24か月の賞味期限があり、色や味、風味も損なわれません。一方で、使用後の処分が面倒に思われがちであるほか、開封後はどうしても徐々に酸化が進んでしまいます。
びんはリサイクルがしやすいため、環境問題への対策が求められる現代に再び注目されています。

・現在は酸化防止の工夫がされたボトルもある

最近では、醤油の酸化防止を図るため、さまざまな工夫をした容器が登場しています。代表的なのは、容器内部に醤油を充填した袋を収めたもので、この2重構造が醤油の酸化を防ぎます。

 

■使い終わった醤油容器の扱いの違いは?

びんとペットボトルの2つの醤油容器は、使用後にリサイクルが可能です。それぞれの容器のリサイクル方法について紹介します。
・びんのリサイクルは2種類
ガラスを原料とするびんは、主にリターナブルびんとワンウェイびんの2種類に分けられます。

 

<リターナブルびん>

リターナブルびんは、ビールびんや一升びん、牛乳びんなどの、同じびんとして何度も再利用が可能なびんのことです。びんの回収を請け負っているびん商やゴミ収集で回収・検査・洗浄した後、再び中身を充填してリユースされます。

<ワンウェイびん>

ワンウェイびんは使い捨てのびんであり、びんとしての再利用ができません。回収後に色別に分類・粉砕され、新たなガラスびんへと生まれ変わります。
近年、日本の生活様式の変化によってワンウェイびんの需要が増えています。

・ボトルのリサイクル

ペットボトルの場合、ペットボトルの識別マークがあればリサイクルできます。ペットボトルのリサイクルには以下の2種類があります。

<水平リサイクル>

水平リサイクルは、「ボトルtoボトル」とも呼ばれます。ペットボトルを原料化し、再びペットボトルへと再利用する方法です。

<カスケードリサイクル>

カスケードリサイクルとは、ペットボトルから作り出された再生フレークをペットボトル以外の製品に再利用する方法です。代表的なものには、食品トレイや包装フィルム、化学繊維を使用した衣類があり、私たちの身近なリサイクル資源と言えるでしょう。

・社会問題である環境負荷の違いは?

近年の社会問題として環境保全が注目されていますが、これらの容器も無関係ではありません。
製造・リサイクルの面で最も環境負荷が低いのはリターナブルびんです。回収と洗浄のみで再資源化ができるため、CO2の排出量が少なく済みます。ワンウェイびんはリサイクル可能な資源ですが、ペットボトルよりも環境負荷がかかっているのが現状です。しかし、ペットボトルのリサイクル率もそれほど高くはなく、今後解決していくべき問題と言えるでしょう。

 

■おすすめの醤油容器

斎藤容器では、醤油容器に最適な商品も販売しています。なかでもおすすめの商品を紹介しますので、醤油容器を選ぶ際の参考としてください。

 

・フレッシュ120角

フレッシュ120角は、今回紹介する容器の中では最も容量の小さい容器です。
スリムで置き場所に困らない形状で、卓上で使用する際の醤油容器に最適な容器となっています。

容量(ml)/OF 133
重量(g) 165
幅・直径(mm) 44×55.5
高さ(mm) 184.5
キャップ ミニヒンジ(26)
入数 60
材質/色 ガラス/トーメイ

 

・SSプライム300-24DS

SSプライム300-24DSはスリムな形状ながらも300mlの容量がある、キッチンなどでの普段使いに最適な醤油容器です。最小限のスペースで醤油を保管できます。

容量(ml)/NET 300
重量(g) 232
幅・直径(mm) 56.5
高さ(mm) 233.5
キャップ ヒンジ26S
入数 24
材質/色 ガラス/トーメイ

・フレッシュ200ヒンジ

フレッシュ200ヒンジは、スリムな円錐型の醤油容器です。注ぎ口付近が細くなっているため、注ぐ量を調節しやすいという特徴があります。

容量(ml)/OF 210.5
重量(g) 237
幅・直径(mm) 60.4
高さ(mm) 209.3
キャップ ミニヒンジ(26)
入数 35
材質/色 ガラス/トーメイ

・ストレート275ヒンジ

ストレート275ヒンジは、持ちやすいスタンダードな形状の醤油容器です。
キッチンの保管用と卓上用のどちらの用途でもオールマイティに使用できます。

容量(ml)/NET 275
重量(g) 232
幅・直径(mm) 55.2
高さ(mm) 188.5
キャップ ヒンジ26S
入数 35
材質/色 ガラス/トーメイ

※商品のスペックの寸法・入数は本体の値でキャップは含みません。
※商品スペックはコラム掲載時の値です。商品の規格・仕様は予告なく変更されることがあります。
※OF(オーバーフロー):容器の口元まで水を入れた満容量のことです。
※NET(ネット):正味容量のことです。

 

■まとめ

私たちに馴染みのある醤油のプラスチック容器は、近年の核家族化や環境保全の認識によって変化しています。今後は、使いやすさの他にもリサイクルのしやすさなど、よりさまざまな観点から容器が選ばれるようになるかもしれません。

 

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