【コラム】パッケージデザインとは?4ステップの流れやポイントを解説!
「パッケージデザインについて興味があるけど、詳しくは分からない…」という方は多いでしょう。
今回は、パッケージデザインとは何かということから、パッケージデザインの流れを4ステップで解説していきます。
さらに、パッケージデザインに生かせるスキルや、パッケージをデザインするときのポイントなどもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
パッケージデザインとは、商品パッケージのデザインのことです。
パッケージに商品に合ったデザインを施すことで、企業がその商品のパッケージを使って伝えたい想いを消費者に届けることができます。
例えば、消費者に興味を持ってもらうために特徴的な色を使ったり、贈り物の用途ならおしゃれで高級感のあるデザインにしたりと、さまざまなパッケージデザインが存在します。
パッケージデザインは、消費者が持つ商品や企業の印象を決定づけたり、購買意欲を高めたりする役割を担っています。
これは、売り場において商品の中身ではなくパッケージデザインを見て、商品に対する印象や購入するかしないかを決定するケースが多いからです。
パッケージはもともと、商品の保存や商品情報の表示に必要なものですが、パッケージデザインにこだわることで商品イメージやその後の行動も変えることができるのです。
パッケージデザインに生かせるスキルの例として、以下の2つがあります。
● グラフィックデザイン
● プロダクトデザイン
こちらでは、上記2つのスキルについて解説します。
グラフィックデザインのスキルとは、相手に伝えたいメッセージや情報をデザインの力で伝える技術のことです。
イラスト・文字・配色・フォントといった要素を使って、相手の持つ印象を決めたり、その後の行動を促したりするのがグラフィックデザインの目的です。
グラフィックデザインのスキルは、パッケージデザインだけでなく、ポスター・デジタルサイネージ・動画広告などさまざまなシーンで活用されています。
プロダクトデザインのスキルとは、専門的な知識・技術・芸術性を使って商品をデザインする能力のことです。
家電や自動車といった大きな商品から、文房具や生活用品など小さい商品まで、使いやすさや機能性も考えながらデザインを行うのがプロダクトデザインです。
一見パッケージデザインには関係のないスキルに思えますが、容器型のように3次元のパッケージにおいて、使いやすさや機能性などを考えてデザインするのに活用されます。
パッケージデザインの流れ4ステップは、以下のとおりです。
こちらでは、上記4つのステップを解説していきます。
まず初めに、どんな人に届けるかを決めましょう。
ターゲットユーザーを設定するときは「性別」「年齢」「職業」「趣味」「家族構成」など、できる限り具体的に決めるのがポイントです。
具体的にどんな人に届けたいか決めることで、ユーザーが求めるパッケージデザインの制作につながります。
次に、パッケージデザインのコンセプトを決めていきましょう。
パッケージデザインにおけるコンセプトとは、「パッケージデザインで消費者に伝えるべき価値」のことです。
コンセプトはデザインの指針になるので、パッケージデザインを制作する上で判断に迷ったときも、コンセプトがあれば方向性を決めていけます。
コンセプトが決まったら、市場調査をもとにパッケージデザインを構想していきましょう。
市場調査を行うことでターゲットユーザーのニーズに気づけるため、コンセプトと併せて考えることで消費者の求めるデザインを構想できます。
アンケート調査やデータの集計、分析などを行い、最適なデザインを考えてみるのもよいかもしれません。
最後に、パッケージデザインを作成していきます。
パッケージデザインを作成する際は、色や形にもこだわるとよいでしょう。
色によって消費者の持つ印象が変わったり、形によって保存のしやすさや使いやすさが変わったりするので、細部まで考慮するとより良いデザインになるのではないでしょうか。
パッケージをデザインするときのポイントは、以下の3つです。
● パッケージデザインの目的を意識する
● 商品の価値を上げることを考える
● メリコの法則を使う
こちらでは、上記3つのポイントをそれぞれ解説します。
パッケージをデザインするときのポイントとして、目的を意識するということがあります。
これは、コンセプトの決め方にも通じる項目であり、目的を意識することで最適なパッケージデザイン制作をする上での基盤をつくれるでしょう。
目的をいきなり考えるのが難しい場合は、「現状の悩みや課題、商品へのこだわり」を考慮すると、無意識の中にあった目的に気づくことがあります。
商品の価値をどうすれば上げられるのかも検討してみてください。
パッケージデザインは消費者の印象や行動を変える大きな要因になるため、パッケージデザインによっては「価値を下げてしまう」ことにもなりかねません。
コンセプトや市場調査を考慮した上で、「企業や商品の価値を上げるにはどんなデザインが最適か」を十分検討するようにしましょう。
パッケージデザインを作る上で、「メリコの法則を使う」というのもポイントです。
メリコの法則とは、「目立っているか」「理解しやすいか」「好感が持てるか」の頭文字を取った言葉で、ユーザーへのアピールを考えるのに役立つ方法の一つです。
派手なデザインであればよいわけではありませんが、目立たないと存在を知ってもらうことはできませんし、一目見てどんな商品か理解できるパッケージでが望ましいです。
また、商品を手に取ってもらうためには、ターゲット層に好まれるデザインかをチェックする必要があるでしょう。
「パッケージデザインを自社で行うのは難しい」と思ったときは、業者に依頼するのがおすすめです。
パッケージデザインを業者に依頼するメリットは、以下のとおりです。
● 経験豊富なデザイナーが、品質の高いデザインを制作してくれる
● 専門知識を持ったデザイナーが、購買意欲アップにつながるデザインを考案してくれる
上記のような利点があるため、パッケージデザインに慣れていない場合は、経験やノウハウが豊富なプロの業者に任せてみましょう。
パッケージデザインは、商品や企業のイメージを決定づけたり購買意欲を高めたりするため、重要な役割を担っているといえます。
今回ご紹介したパッケージデザインの流れ4ステップを参考に進めていただき、専門的な業者に任せたい場合は、ぜひ私たち「株式会社斎藤容器」にご相談ください。