【コラム】オリジナルのお土産商品を開発・販売するために押さえておきたいポイントとは?
お土産商品は、地域をPRするための重要な要素の一つです。実際にオリジナルのお土産商品を開発・販売する際にはポイントをしっかりと押さえておく必要があります。
今回は、オリジナルのお土産商品を開発・販売する際のポイントについて紹介します。
地域をPRできるお土産には、いくつかの特徴があります。売れるオリジナルのお土産商品を開発するためにも、その特徴を把握しておきましょう。
・地域から共感を得られるもの
地域をPRできるお土産は、地域住民もお土産のファンになっていることが特徴です。
たとえば、商品のネーミングをする際に、地域住民から募ったり地元で試食会を開催したりするなど、積極的に地域住民とかかわりをもつことで共感を得やすくなります。
今では全国的に有名な宮崎県産のマンゴー「太陽のタマゴ」も公募で決まった名称で、まず県内に向けて新ブランドの発信が行われました。その後、ファンになった地域住民が自らSNSなどで発信したり、地元の名産品として贈答用に利用したりすることで全国へ広まっていったという経緯があります。
地域住民が応援してくれることは、生産者の大きな力になり、全国的に知られるお土産を作るための第一歩にもなるでしょう。
・人に伝えたくなるストーリーがある
お土産のコンセプトに、地域の歴史や風土、生産者の声、名産品の誕生秘話などのストーリーが含まれていることも、地域をPRできるお土産の特徴の一つです。
ただおいしいだけでなく、記憶に残ったり人の心を動かしたりするようなストーリーが含まれているお土産は、人におすすめしたくなることでしょう。お土産として渡す際には、「実はこのお土産はね……」などの会話のネタとなって盛り上がるため、渡す側も受け取る側もともに楽しい時間を過ごせます。
・キャラクターが使われている
見る人に元気を与えるキャラクターが使用されたお土産は、地域のPR効果が絶大です。今では落ち着いていますが、一時期流行ったゆるキャラは、地域の認知度を高めるために大変活躍しました。
ただし、キャラクターをただ作ればよいわけではなく、ターゲットとしている顧客のニーズに合わせて作成し、地域や名産品の特徴を反映していることが大切です。
地域をPRできるお土産の中でも、特に売れているお土産にはいくつかの特徴があります。
・地域の名産品を活かした商品
各地域には、野菜や果物、郷土料理など、その土地ならではの名産品があります。
それらの魅力を活かして作られた商品は、ほかにはない特色が備わっているため、認知の拡大や売上向上につながりやすいでしょう。
また、名産品のブランドとかけ合わせることで、新たなブランディングを打ち出すこともできます。
・自分用のお土産
昨今では家族や友人、職場用以外に、自分用にお土産を購入するニーズも増加傾向にあります。そのため、旅行や観光業界、飲食店、生活雑貨店に至るまで、さまざまな業界で「おひとりさま」を対象にしたお土産商品が開発されています。
これから商品を開発する場合は、従来の多人数用だけでなく、お店やホテル・旅館、レジャー施設などを1人で利用する方を想定して、自分用に購入できるサイズや量のお土産も考えてみましょう。
・小分け包装の商品
お土産の購入先の多くは職場や学校であり、大勢に渡すケースがほとんどです。
小分け包装されたお土産が売れる傾向にあることに加え、12個入り、24個入りなど、いくつかの選択肢があると渡したい人数に合わせて選択できます。配りやすさに配慮されていると、より購入につながりやすいでしょう。
オリジナルのお土産開発を成功させるために、以下のポイントを押さえておきましょう。
・ご当地名物や名産品の特徴をアピールする
ご当地の名物や名産品をアピールすることは、売れるお土産を作るための大切なポイントです。
商品そのものはもちろん、パッケージでいかに名産物・名産品の特徴をアピールできるかどうかは、売上や認知度を大きく左右します。パッケージのサイズは限られているため、より効果的なワードやデザインを考えましょう。
・ユニークな商品を考える
すでにさまざまなお土産商品が溢れているため、新たにお土産商品を開発する際は、前例のないユニークな商品を考えるようにしましょう。
お土産は日用品と違い、記念として購入することから、少し変わった商品でも喜ばれる傾向にあります。
・ターゲットを絞る
好まれるお土産は、性別や年齢、渡す相手との関係性などによって異なります。
そのため、ターゲットはある程度絞り込み、どのようなニーズがあるのかをあらかじめ把握しておくことが大切です。
・企画開発に携わってくれるOEMを探す
お土産の製造を、OEMに依頼するのも一つの方法です。
企画開発を行なっているOEMメーカーであれば、お土産の企画開発から製造までを依頼したり、企画のヒントをもらったりできます。
オリジナルのお土産商品を製造できるOEMメーカーを選ぶ際、いくつかのポイントに注意が必要です。
・企画開発の実績がある
OEMで企画開発から製造までを依頼する場合は、企画開発の実績があるメーカーのほうが安心です。可能であれば、事前にどのような商品開発の実績があるのか見せてもらいましょう。
・オリジナルキャラ制作、パッケージデザインなども依頼できる
お土産をOEMで生産する場合は、同時にオリジナルキャラやオリジナルパッケージの制作も行なっているか確認しましょう。対応してくれるOEMメーカーであれば、こだわりをもった商品作りがスムーズな流れで依頼できます。
・小ロットから依頼できる
いきなり大量の個数を販売する自信がない場合は、必ず小ロットから依頼できるか確認しましょう。
ただし、小ロットで発注すると1個あたりのコストが高くなるため、お土産の販売価格とコストが見合うかどうかも確認が必要です。
斎藤容器は、市場分析から販売促進までを行う容器の総合商社です。
ここでは、数ある容器の中でも、お土産に使えるおすすめの容器を紹介します。
・調味料に使える容器(醤油など):ストレート275ヒンジ
醤油やラー油、ソースなど、調味料を入れるのに適した容器です。
名産品を使った商品やこだわりの製法で作り上げた商品など、調味料やドレッシングをお土産商品として考えている方にぴったりでしょう。
容量(ml)/NET | 275 |
重量(g) | 232 |
幅・直径(mm) | 55.2 |
高さ(mm) | 188.5 |
キャップ | ヒンジ26S |
入数 | 35 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
・瓶詰に使える容器:SS-140ST
おにぎりの具やお酒のアテなどの瓶詰に適した容器です。
瓶詰は長期間保存できるのが魅力で、お土産品としても人気があります。単品販売にも数種類を組み合わせるセット販売にも使いやすい大きさです。
容量(ml)/OF | 140 |
重量(g) | 175 |
幅・直径(mm) | 56.5 |
高さ(mm) | 90 |
キャップ | 53ツイスト |
入数 | 45 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
※商品のスペックの寸法・入数は本体の値でキャップは含みません。
※商品スペックはコラム掲載時の値です。商品の規格・仕様は予告なく変更されることがあります。
※OF(オーバーフロー):容器の口元まで水を入れた満容量のことです。
※NET(ネット):正味容量のことです。
■まとめ
オリジナルのお土産を開発・販売する場合、開発する際のポイントとOEMメーカーを選ぶ際のポイントをしっかりと把握しておくことが大切です。
初めてオリジナルのお土産開発を試みる場合は、特に今回紹介した内容を押さえておきましょう。