【コラム】スパイスを保存する瓶はどうやって選べばいい?素材の違いについても紹介
風味を損なわずにスパイスを保存するためには、最適な保存容器を選ぶ必要があります。特に、素材の違いはスパイスの保存状態に大きく影響するため、よく検討しましょう。
今回は、スパイスの保存容器について紹介します。
以下では、スパイスの保管におすすめの素材を紹介します。
用途や見た目など特徴がさまざまなので、お好みの素材を見つけてみてください。
・ガラス
透明で残量がわかりやすいガラスは、色やにおいが移りにくいという特徴をもっています。そのため、色が濃いターメリックや香りの強いローリエ、クローブの保存におすすめです。
・ホーロー
ホーローは、金属素材の表面にガラス質をコーティングした素材です。
ガラス同様に色や香りが移りにくいですが、特に湿度を一定に保つことができる点で優れています。また、光沢感が美しく、油汚れなども落ちやすいことから、お手入れが簡単です。
・ステンレス
サビや汚れに強いステンレスは、ひび割れの心配がなく、長持ちしやすいという特徴があります。手入れが簡単で衛生的に保ちやすいため、食器から医療機器まで幅広く使用されており、頑丈かつ重厚感のあるデザインは人気があります。
・陶器
陶器には優れた吸水性と放湿性があるので、湿気に弱い食材の保存におすすめです。
湿気で固まりやすい傾向にあるシーズニングソルトも、陶器で保存すればさらさらな状態でキープできます。また、陶器はぬくもりが感じられる素材のため、食卓に置いても違和感なく使えるでしょう。
・プラスチック
プラスチック製の容器は軽くて簡単に取り出せるので、非常に使い勝手がよい素材です。大きめなサイズでも取り扱いやすく、お手頃な価格帯でまとめて揃えられるのもメリットと言えるでしょう。ガラスや陶器と比較すると落としても割れにくいため、子どもがいるご家庭でも重宝します。
スパイスは風味を損ないやすいため、取り扱いに気を付けなければいけない調味料の一つです。
この章では、スパイスを保存しておく際に注意すべき3つのポイントについてまとめたので、参考にしてください。
・密封性の高いものを選ぶ
スパイスは酸化すると風味を損ないやすいため、外気を遮断して空気に触れにくい状態を保てる密閉性の高い瓶を選ぶのがポイントです。
香り漏れも防げるように、パッキン付きでしっかり密閉できるタイプを選ぶとよいでしょう。
・用途に合わせたサイズのものを選ぶ
スパイスボトルは使用目的に応じて適したサイズにすれば、使い勝手が格段に向上します。
特に、使用頻度が高いスパイスや調味料などは、大きめの容器に入れておくと何度も入れ替える必要がなく便利です。また、1回あたりの使用量が少ないスパイスなどは、小さめの容器にしておくと使い勝手がよいでしょう。
・お手入れのしやすいものを選ぶ
スパイスを入れる瓶に雑菌が繁殖することのないように、定期的に洗浄する必要があります。
そのため、できるだけお手入れが簡単なものを選びましょう。口が広いものはスポンジが入りやすくしっかり中まで洗え、蓋やパッキンを分解できるものはパーツごとに洗いやすいのでおすすめです。
スパイスをできるだけ新鮮に保存しておくためには、いくつか注意すべきポイントがあります。
以下でスパイスの上手な保存方法を3つ紹介するので、すぐ取り入れられるものは実践してみましょう。
・できるだけ容器内の空気を抜く
スパイスを瓶のような空気に触れにくい密閉容器に保存する際は、空気を抜くようにしてください。空気を抜いておくと、調味料の風味や香りが維持しやすくなります。
特に、スパイス類は空気に触れると酸化し風味が劣化してしまうので、なるべく脱気させましょう。
・乾燥剤を入れる
湿気をしっかり防いでスパイスの乾燥状態を維持するために、瓶の中に乾燥剤を入れましょう。お菓子や乾物の袋によく入っているシリカゲルは二酸化ケイ素が原料で、吸湿しても膨張しない特徴があり、使いやすくておすすめです。
食品用の乾燥剤は、100円ショップでも手軽に購入できます。
・保存場所に気を付ける
スパイスを正しく保存するためのポイントは、「光・温度・湿気」です。
紫外線などの光による影響でスパイスが変色する可能性もあるので、キッチンの中でもなるべく直射日光が当たらない場所に置くようにしましょう。
また、温度変化の激しい場所や湿気が多い場所は、スパイスの劣化を早めてしまう恐れがあります。なるべくコンロの近くや水場などを避け、高温にならない場所に保存し、湿気がなく風通しのよい場所に置いておきましょう。
斎藤容器では、スパイスの保存におすすめの瓶を数多く展開しています。
その中でも特にスパイスの保存にぴったりの瓶を紹介するので、ぜひ購入時の参考にしてください。
・エスジェー150NN(6角)(ヒンジ55)
エスジェー150NNは6角形の容器となっており、コンパクトな見た目ながら十分な容量を備えています。ガラス製のためにおいや色が移りにくいうえ、密閉性にも優れているので、色がつきやすかったり香りが強かったりするスパイスの保存におすすめです。
容量(ml)/OF | 155 |
重量(g) | 143 |
幅・直径(mm) | 54×60.4 |
高さ(mm) | 92 |
キャップ | 51ネジ |
入数 | 80 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
・MSスパイス35
MSスパイス35の容器は、調味料ボトルとして手に馴染みやすく使いやすいサイズ感です。小さめサイズの円柱形で場所を取らず、いくつか並べて種類の異なるスパイスを入れておけばキッチンのインテリアにもなります。キャップのカラーもシンプルなので、食卓になじみやすい瓶を探している人におすすめです。
容量(ml)/OF | 35 |
重量(g) | 75 |
幅・直径(mm) | 38 |
高さ(mm) | 86.2 |
キャップ | Sスパイスヒンジ |
入数 | 160 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
・HE-280
HE-280は高さが約15cmあるため、スパイスだけでなくドレッシングなどの液体調味料入れにも適した容器です。PET素材であるため、軽くて取り出しや持ち運びにも便利なので、食卓の常備用にも適しています。容量が多めなので、使用頻度が高いスパイスを入れておきたい人におすすめです。
容量(ml)/OF | 326 |
重量(g) | 24 |
幅・直径(mm) | 65.4 |
高さ(mm) | 147.2 |
キャップ | トンガリ大 |
入数 | 210 |
材質/色 | PET/トーメイ |
・ちょうみ35ネジ
ちょうみ35ネジはしっかりキャップを回すタイプの瓶なので密閉性が高く、空気や湿気に弱いスパイスの保存にもぴったりの容器です。
中央が少しくびれていて持ちやすく、赤いキャップがアクセントとなっています。
容量(ml)/OF | 39.5 |
重量(g) | 63 |
幅・直径(mm) | 37 |
高さ(mm) | 87.2 |
キャップ | ちょうみネジ |
入数 | 140 |
材質/色 | ガラス/トーメイ |
※商品のスペックの寸法・入数は本体の値でキャップは含みません。
※商品スペックはコラム掲載時の値です。商品の規格・仕様は予告なく変更されることがあります。
※OF(オーバーフロー):容器の口元まで水を入れた満容量のことです。
スパイスは日常的に使用する調味料であるため、見た目や使い勝手がよい瓶に保存しておきましょう。素材の特徴や用途に合った瓶を選ぶことで、スパイスの鮮度を長持ちさせ、風味や味わいを損ねることなく使用できます。
今回紹介したおすすめのスパイス瓶も併せてチェックして、キッチンや食卓に合ったスパイスの瓶を選んでみてください。