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2022年06月20日

【コラム】パウチ容器の特徴と種類について紹介!おすすめのパウチ容器とは?

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レトルト食品やゼリー食品などによく利用されているパウチ容器は、さまざまな種類の形状がある容器です。パウチ容器には他の容器にはないメリットが存在します。今回は、パウチ容器について紹介します。

 

■パウチ容器の特徴

パウチとは「小袋(ポーチ)」という意味で、1950年代にアメリカで缶詰に代わる容器として、軍事用に開発されたものです。現代においては、レトルト食品や洗剤・シャンプー・リンスなどの詰め替え容器として使われています。
パウチ容器の主な特徴は、以下の6点です。
●密封性が高い
●再封性が高い
●エコ
●利便性が高い
●酸素から中身を守る
●湿気や水分から中身を守る
●備蓄やアウトドアにも役立つ

 

・密封性が高い

パウチ容器の最大の特徴は、密封性が高いことです。熱の力でフィルム同士を接着させるシール技術によって、高い密封性を実現しています。中身の酸化を防ぐのはもちろんのこと、中身が漏れ出る心配がないこともメリットです。

・再封性が高い

1度開封した後の再封性が高い点も、パウチの特徴です。パウチ容器にジッパーやスパウト(注ぎ口の一種)を付けることで再封性が高まり、開封後も内容物を劣化させることなく保存できます。 また、スパウトが付いていれば、使いたいときに使いたい量だけ使用することが可能です。最近ではその再封性の高さから、食品や洗剤だけでなくワインなどのアルコール飲料にもパウチ容器が使われています。

・エコ

パウチ容器は、環境に優しい容器です。パウチ容器がエコだと言われる理由は、以下の点にあります。
●詰め替えの文化を誕生させた
●省スペースでの保管が可能
●軽量化により輸送が容易
●地球環境に優しい素材
シャンプーや洗剤などの「詰め替え」という文化は、今や私たちの生活に必要不可欠なものとなりました。詰め替えを可能にしたのはまさにパウチ容器の功績であり、詰め替えの習慣化が環境負荷を軽減させています。
また、パウチ容器は柔軟性が高いため、プラスチックやガラス瓶などの硬い容器のようにかさばりません。プラスチック容器の5分の1の省スペースで保管できることから、プラスチック容器の使用量を減らすことに成功しています。また、軽量化により輸送効率が向上し、結果的に二酸化炭素排出量の削減にもつながっています。
他にも、素材に「再生ペットフィルム」を使用した製品はプラスチック使用量が減り、廃プラスチックや海洋プラスチックゴミの削減を実現しています。

・利便性を高められる

パウチ容器はさまざまな加工が可能なため、利便性が高い容器と言えます。アルミを使用したレトルトパウチにすれば酸素や水、光を遮断して食品を長期保存できます。その他、そのまま電子レンジで調理することも可能なパウチもあります。また、持ち手つきパウチに加工することで持ち運びがしやすくなります。
以上の特性から災害備蓄としても役立つなど、パウチ容器は非常に利便性が高い容器と言えるでしょう。

・酸素から中身を守る

パウチ容器はその特殊な構造により、中身を酸素から守ることができます。そのため、パウチ容器は食品や化粧品など、「空気と接触することで劣化しやすいもの」を保存することに適しているのです。

・備蓄やアウトドアにも役立つ

Vパウチ容器に入った食品類は、日常生活以外にも重宝されています。かさばらず持ち運びがしやすいため、ハイキングやキャンプ用のアウトドア時の食料を保存するのに最適です。現在ではさまざまな商品開発がされており、アウトドアでも普段と変わらないおいしい食事が摂れると人気を博しています。
また、防災意識が高まっている昨今では、非常用の備蓄としてもパウチが注目されています。電気やガスが使えなくても簡単に調理することが可能なため、非常時の備えにもなります。し、また、自立するタイプのパウチにすることで、皿を汚さず洗いものがでないため、断水時に貴重な水を節約することもできるでしょう。

 

■パウチ容器の種類

代表的なパウチ容器の種類には、以下のものがあります。
●平袋・自立袋
●センタースパウト
●ガセット
●コーナースパウト

 

・平袋・自立袋

パウチ容器の基本的な形状は、平面的な「平袋」と袋の底を広げて立たせられる「自立袋」です。
自立袋は店頭でのディスプレイ性が高く、商品陳列棚を美しく見せることができます。また、自立させられるため、成形容器と同じように使うことが可能です。

・センタースパウト

センタースパウトとは、上部中央にスパウト(注ぎ口)が取り付けられたタイプのパウチ容器のことです。スパウトがあることにより、粘性の高い液体にも使用できます。

・ガセット

ガセットとは、袋の底を四角く広げられるパウチ容器のことです。ガセットには「シングルレイヤー」と「ダブルレイヤー」の2種類があります。
1.シングルレイヤー=袋の底が四角く広がり、袋の左右にマチがあるタイプ
2.ダブルレイヤー=袋の底が四角く広がり、上部に折込が入っているタイプ
シングルレイヤーは底が広いため、安定して自立します。ダブルレイヤーは上部も広げられるため、容量を最大限に活用することが可能です。

・コーナースパウト

コーナースパウトとは、上部の角にスパウトが取り付けられたパウチ容器を指します。角にスパウトがついているため、注ぎやすいのが特徴です。

 

■斎藤容器のおすすめのパウチ容器

・ホワイトジッパーA-260FDZP(スタンドタイプ)

一般的なスタンドパウチ袋です。白着色されているため、ラベルを貼るだけで見栄えがします。少ロット製品への利用が最適です。液体・レトルト商品へのご利用はできないため、ご注意ください

重量(g) 21.6
幅・まち(mm) 260×64
高さ(mm) 280
入数 600
材質 PET/AL/PE

※ジップ式で口を閉じます。が、いたずら防止のためにチャック上部をシール機で密封することをお勧めします。

 

・ホワイトジッパーB-90ZP(三方タイプ)

底面と両側面の三方がシールされた平袋です。小容量の包装に適しています。吊り下げディスプレイが可能なタイプなど、6サイズ展開しています。液体・レトルト商品へのご利用はできないため、ご注意ください。

重量(g) 3.5
幅(mm) 90
高さ(mm) 150
入数 2000
材質 PET/AL/PE

※ジップ式で口を閉じます。袋底部をシール機で密封する必要があります。

 

・DP16-TA0500

容量が500mlのセンタースパウトです。ガスバリアタイプのアルミ箔を使用しています。マイナス40℃までの冷凍、85℃で30分のボイル殺菌に対応しています。食品から日用品まで幅広くご利用いただけます。

容量(ml) 500
重量(g) 16.8
幅・まち(mm) 120×34.5
高さ(mm) 230
キャップ 2ピース
入数 600
材質 PET/AL/ONY/LLDPE

※商品のスペックの寸法・入数は本体の値でキャップは含みません。

 

・DP16-TN1000

容量が1,000mlのセンタースパウトです。ガスバリア性に優れたフィルムを使用しており、DP16-TAシリーズ同様に冷凍、ボイル対応しています。100~1000ml、まで5サイズ展開しています。

容量(ml) 1000
重量(g) 26.3
幅・まち(mm) 150×41
高さ(mm) 270
キャップ 2ピース
入数 300
材質 PET/ONY/LLDPE

 

※商品のスペックの寸法・入数は本体の値でキャップは含みません。
※商品スペックはコラム掲載時の値です。商品の規格・仕様は予告なく変更されることがあります。

■まとめ

パウチ容器は食品から化粧品、日用品まで、さまざまなものを保存するのに活用が可能です。密閉性・再封性が高いため、内容物を劣化させることなく長期保存できます。 地球環境に優しいエコ容器であるパウチ容器は、これからますます需要が増えていくでしょう。特にSDGsが注目されている今、事業者は自社製品の容器を見直すタイミングが来ているのかもしれません。

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