調味料の大さじ小さじは重さ何グラム? 比重と重量換算表を解説

コラム

調理の際に、調味料の大さじ・小さじをグラム換算するとどのくらいの量になるのか、気になったことがある方も多いのではないでしょうか。調味料の比重は、それらの性質によって異なります。そこで今回は、調味料の比重について重量換算表と併せて紹介しますので参考にしてみてください。

■調味料の重量について

1mlあたりの重さ(g)は調味料によって異なります。たとえば、水100mlは100gですが、醤油(しょうゆ)100mlは115gです。
ここでは、100mlの計量カップに調味料を入れた際の重量を解説します。

主な調味料の重量表

一般的な調味料100mlあたりの重量を、種類別に紹介します。

【液体調味料】

使用頻度の高い液体調味料の重量は、以下の通りです。
アルコール類は日本酒やワイン、焼酎などいずれのものでも同じ重さになります。

調味料100mlあたりの重量(g)
醤油115
本みりん115
みりん風調味料125
100
アルコール類100

【固形調味料】

塩は、種類によって重量が異なります。
砂糖などの甘味料も同様で、固形・シロップなどの形状などによっても重量が異なるため、重量をきちんと把握しておきましょう。

調味料100mlあたりの重量(g)
食塩・精製塩120
粗塩・天然塩90
上白糖65
グラニュー糖90
ざらめ100
水あめ140
はちみつ140
味噌(みそ)115

【粉状調味料】

小麦粉やかたくり粉のような粉状の調味料は、重量が100gよりも少ないものがほとんどです。
また、同じ小麦粉でも種類によって重量がことなるので、軽量の際は注意しましょう。

調味料100mlあたりの重量(g)
小麦粉(薄力粉・強力粉)55
小麦粉(全粒粉)50
米粉50
かたくり粉65
ベーキングパウダー75
重曹95
パン粉(乾燥)20
パン粉(生)20
オートミール40
粉チーズ45
ごま60
粉ゼラチン65

【油脂調味料】

油脂調味料とは、以下のようなものを指します。

●サラダ油
●オリーブオイル
●ごま油
●バター
●マーガリン

油脂調味料には液体・固体の両方がありますが、重量はどれも同じです。そのため、油脂類は100mlあたり90gと覚えておけば、スムーズに計量できるでしょう。

調味料100mlあたりの重量(g)
90

ドレッシングのように、100mlあたりの重量を計算するのが難しい調味料もあります。ドレッシングの大さじ1杯あたりの重量は以下の通りです。

調味料100mlあたりの重量(g)
分離型ドレッシング17
ノンオイルドレッシング15

また、こしょうやカレー粉など、粉状になっている香辛料の重さはどれも同じです。

調味料100mlあたりの重量(g)
中濃ソース125
ウスターソース120
トマトケチャップ120
トマトピューレ115
マヨネーズ95
カレー粉50
こしょう50
めんつゆ(ストレート)115

【その他、食材など】

その他の食材の重量は以下の通りです。

・重量を見る場合は嵩比重(かさひじゅう)に注意

先ほど紹介した重量換算表は、100mlカップで軽量した場合の重さを示しています。しかし、調味料や食品の中には容量(嵩)が多くなるにつれ重量が変化することがあるので、注意が必要です。
小麦粉を例に挙げて考えてみた場合、小麦粉大さじ1杯、15mlの重量は9gです。この比重で考えると、小麦粉100mlの重量は大さじ1杯の6.66倍となるため、単純に計算すると約60gと計算できます。しかし、重量換算表の値は55gです。
これは、粉のように隙間を含むものは容積が増すにつれて隙間が少なくなり、徐々に重量が軽くなって誤差が生じるためです。
嵩比重が影響する調味料や食材の重量比較表は、あくまでも参考値としてご覧ください。

・嵩比重は密度を基に考える

嵩比重は密度を基に考えますが、その場合は、嵩密度・粒子密度・真密度の3つを理解しておく必要があります。

密度の種類概要
嵩密度一定容積の容器に粉状のものを満杯に入れ、その内容積を体積としたときの密度で、以下の5種類の体積が含まれる
●  粒子の物質自身の体積
●  粒子内の閉細孔の体積
●  粒子表面の凹凸部の空間の体積
●  粒子と粒子の間隙の体積
●  粒子と容器の間隙の体積
粒子密度表面に凹凸がある粒子の外周を体積とした場合の密度で、以下の3種類の体積が含まれる
●  粒子の物質自身の体積
●  粒子内の閉細孔の体積
●  粒子表面の凹凸部の空間の体積
真密度密度算定用の体積を、物質自身が占める体積だけとする密度

粒子の入れ方や容器の大きさなどによって、密度の値は変化します。
なお、この3つの密度の定義は業界や用途などによって解釈がやや異なるので、注意してください。

■斎藤容器おすすめの調味料容器

調味料や食材をスムーズに計量できれば、調理の手間を省けます。砂糖や塩、小麦粉やかたくり粉のような使用頻度の高いものは、袋のまま保存するのではなく、容器に移し替えると計量が簡単です。また、開封した袋のままよりも容器に保存したほうが衛生的で、棚やテーブルでの整理もしやすくなるでしょう。
以下では、斎藤容器おすすめの調味料容器を2つ紹介します。

SSデザート90ST

SSデザート90STは、毎日使う調味料を保存するのにとても便利です。サイズは手のひらサイズで使いやすく、厨房やテーブルにおいても邪魔になりません。
また、密閉性が高いため調味料を衛生的に保存でき、ガラス製なのでお手入れも簡単です。複数をセットで使うことで統一感が出て、すっきりと整理できます。

容量(ml)/OF104
重量(g)110
幅・直径(mm)55
高さ(mm)76
キャップ48ツイスト
入数70
材質/色ガラス/トーメイ

M-275(ベンリーCap)

M-275(ベンリーCap)は、蓋に持ち手が付いていることから持ち運びに便利で、調味料などの計量をスムーズに行えます。
また、持ち手が取っ手の代わりとなることで開閉がしやすく、力の弱い子どもやご年配の方でも使用しやすいでしょう。調味料以外にも、飴やチョコレートなどの保存にも向いています。

容量(ml)/OF275
重量(g)191
幅・直径(mm)80.8
高さ(mm)80
キャップ70ネジ
入数60
材質/色ガラス/トーメイ

MSスパイス35

MSスパイス35は、軽くて使いやすい小型サイズの調味料入れです。ガラス製のため、においや色が移りにくく、シンプルなデザインで食卓に置いても邪魔になりません。特に、スパイスなどの保存に向いています。

容量(ml)/OF35
重量(g)57
幅・直径(mm)38
高さ(mm)86.2
キャップSスパイスヒンジ
入数160
材質/色ガラス/トーメイ

※商品のスペックの寸法・入数は本体の値でキャップは含みません。
※商品スペックはコラム掲載時の値です。商品の規格・仕様は予告なく変更されることがあります。
※OF(オーバーフロー):容器の口元まで水を入れた満容量のことです。

■まとめ

調味料や食材によって比重が異なるため、調味料や食材によって嵩比重の確認が必要です。計量に迷う場合は重量換算表を参考にしましょう。調理における計量の手間を省くコツの1つに、調味料容器があります。蓋を開けるだけですぐに調味料を出すことができ、食品の衛生的な保管も可能です。
調味料を保存する容器をお探しの方は、斎藤容器のホームページで商品をチェックしてみてください。

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