オリジナルスパイスに使用されている原料や主な販売場所とは?商品化におすすめの容器も紹介

コラム

近年では、キャンプの際に手軽に使える万能スパイスなどの人気が高まっており、オリジナルスパイスを開発し販売するケースが増えています。また、オリジナルスパイスは地域のPR効果なども期待できる商品です。

今回は、オリジナルスパイスの商品化について紹介します。

■オリジナルスパイスとは

まずは、オリジナルスパイスの定義や需要、種類を確認していきましょう。

オリジナルスパイスの定義

スパイスは、芳香性や刺激性が強い植物の果実、種子、地下茎などを加工した調味料の一種で、料理に香りや辛味、色を出すために用いられます。

オリジナルスパイスとは、世界に350〜500種類あると言われているスパイスの中から好きなものを選び、独自の分量でブレンドしたものです。さまざまな料理に使えるよう、スパイスの他に調味料などが配合されています。

オリジナルスパイス開発の需要

アウトドアブームをきっかけに、かけるだけで本格的な味わいが楽しめる万能スパイスの人気が高まりました。そのため、オリジナルスパイス開発の需要が拡大しています。

スーパーや専門店で販売するオリジナル商品の他にも、町おこしのために地元の特産品を使用した商品や企画会社が考案したコラボ商品など、さまざまなオリジナルスパイスが商品化されています。

オリジナルスパイスの種類

オリジナルスパイスは、用途別にさまざまな種類が商品化されています。主な商品には、カレーを作るためのパウダーや、料理に辛味と香りをつけるための七味唐辛子、ふりかけるだけで味付けができる万能調味料が挙げられます。

スパイスは基本的に香りや辛味、色をつけるためのものですが、調味料を加えることにより一つで味を完成させられるのがオリジナルスパイスの魅力です。カレーやステーキ、ピザなど、オリジナルスパイスを使って作る料理を想定してから、それに合う商品を考案するとよいでしょう。

■オリジナルスパイスに使用される原料

ここでは、オリジナルスパイスに使用される原料について紹介します。

スパイス

多種多様なスパイスですが、その風味はうま味・辛味・苦味・甘味・酸味の5種類に分けられます。うま味のスパイスをベースに、辛味や甘味など好みの風味を追加していくと、バランスのとれたおいしいオリジナルスパイスの開発が可能です。

また、食欲増進や食材の臭みをとるなど、スパイスにはさまざまな効果があります。風味だけでなくスパイスの効果も考慮することで、さまざまな料理に適した商品ができるでしょう。

以下では、代表的なスパイスについて紹介します。

<クローブ>

甘く芳醇な香りと、しびれるような刺激のある風味が特徴のスパイスです。一般的には、ビーフシチューや豚の角煮などに利用されています。また、甘い香りを活かしてお菓子やドリンクの香り付けにも使ってもよいでしょう。

<ターメリック>

カレーに欠かせない、黄色い色付けに使われるスパイスです。独特の香りがありますが、加熱することで弱まります。ターメリックの色素成分であるクルクミンには、抗菌作用や抗酸化作用があります。

<カルダモン>

爽やかな強い香りが特徴で、「香りの王様」や「スパイスの女王」と呼ばれています。カレー粉の原料として使われるほか、肉・魚料理にかけるソース、お菓子の香り付けにもおすすめです。

<その他>

玉ねぎ、ニンニク、ショウガなどの香味野菜の一部も、広義ではスパイスに含まれます。肉や魚の臭み消しにも効果があり、特有の風味を活かして幅広い料理に使えることが特徴です。

調味料

スパイスはあくまで香りや風味付けに使うものであり、スパイスのみを混ぜても味がほとんどないため、調味料が欠かせません。使用する調味料によって味わいが変わるため、理想のオリジナルスパイスになるよう検討しましょう。

<塩>

塩気がまろやかで甘みのある海水塩、強い塩気とキレのある味わいが特徴の岩塩、やわらかな苦味と甘味がある湖塩など種類があるので、料理によって使い分けるとよいでしょう。

<エキス類>

肉、魚介類、野菜などの素材から抽出したエキスは、オリジナルスパイスに風味やうま味を加える目的で利用できます。ビーフエキス、昆布エキス、玉ねぎエキスなどの種類があります。

<化学調味料>

天然のうま味成分を人工的に抽出、または化学的に合成したものが化学調味料です。代表的なものにグルタミン酸Na、イノシン酸Naなどがあります。

地域の特産品

地域の特産品を取り入れると、よりオリジナル性の高い商品が作れます。ショウガやニンニク、玉ねぎなどの香味野菜やご当地調味料、柑橘類などはスパイスの原料にぴったりです。地域で作られている食材を使用すれば特産品をアピールできるので、町おこしやふるさと納税の返礼品としても人気です。

■オリジナルスパイスの販売場所

続いて、オリジナルスパイスの販売場所を紹介します。

小売店

スーパーやドラッグストア、お土産店などの小売店でオリジナルスパイスを販売できます。また、ネットではさまざまなサイトがあり、気軽に売買できるのが魅力です。

地方自治体

地域の特産品を原料に使ったオリジナルスパイスは、ふるさと納税の返礼品や、道の駅などで販売されています。農家と協力して作ったスパイスは、農協を通じて販売されるケースも検討しましょう。

食品工場

ハムやソーセージ、スナック菓子などの食品工場でも、オリジナルスパイスの需要が広がっています。自社でスパイスを作る場合は、人件費や原材料費などのコストがかかるため、スパイスの製造を外部に委託するケースも選択肢に入れましょう。

その他

個人飲食店やホテルなどでも店舗独自のオリジナルスパイスを販売している割合は多く、お店の味が家庭で楽しめるとあって人気が高まっています。

■オリジナルスパイスの商品化におすすめの容器

斎藤容器はガラス瓶やプラスチック、軟包装まで業界トップクラスの品揃えで、デザインと品質にこだわったさまざまな容器を取り扱っています。ここでは、オリジナルスパイスの商品化におすすめの容器を3つ紹介します。

ニッチ50ネジ

小型の透明なガラス瓶で、粉末のスパイスを入れるのにおすすめの容器です。太く短い寸胴型で倒れにくく、持ち運びもしやすいでしょう。

容量(ml)/OF54
重量(g)72
幅・直径(mm)44
高さ(mm)68.9
キャップスパイス39
入数140
材質/色ガラス/トーメイ

ちょうみ35ネジ

円柱の形をした透明なガラス瓶です。真ん中がくぼんでいるのでつかみやすく、スリムな形は食卓に置いても邪魔になりにくいでしょう。

容量(ml)/OF39.5
重量(g)63
幅・直径(mm)37
高さ(mm)87.2
キャップちょうみネジ
入数140
材質/色ガラス/トーメイ

スパイス♯1000

下部にくびれがあり、ぷっくりとした形がかわいらしいガラス製のスパイス瓶です。木目のキャップがおしゃれで、いくつか並べて置けばインテリアとしても使えます。

容量(ml)/OF65
重量(g)83
幅・直径(mm)43
高さ(mm)83
キャップスパイス木目
入数154
材質/色ガラス/トーメイ

※商品のスペックの寸法・入数は本体の値でキャップは含みません。
※商品スペックはコラム掲載時の値です。商品の規格・仕様は予告なく変更されることがあります。※OF(オーバーフロー):容器の口元まで水を入れた満容量のことです。

■まとめ

オリジナルスパイスとは、数あるスパイスの中から好きなものを選び、独自の分量でブレンドしたものです。近年ではスーパーや飲食店だけでなく、ふるさと納税の返礼品や道の駅などでも販売されています。商品化する際は、オリジナルスパイスを使って何を作るかをイメージし、料理に合う原料を選ぶとよいでしょう。

ALL

CONTACT

お問い合わせ

会社や製品に関するご質問、ご相談など、
お気軽にお問い合わせください。

容器のプロとして
あなたの最善を
お答えします。