はちみつの賞味期限はどのくらい?最適な保存方法とは?

コラム

はちみつには「天然はちみつ」と「加糖はちみつ」があり、それぞれ賞味期限が異なります。特に天然はちみつは、最適な方法で保存することによって長期保存が可能です。今回は、はちみつの賞味期限や保存方法について紹介します。

■はちみつの種類別の賞味期限について

賞味期限とは、「品質が変わらないままおいしく食べられる期限」です。一般的には品質が劣化しにくい食品に表示されるもので、賞味期限を切れたからといってすぐに食べられなくなるというわけではありません。
はちみつは天然はちみつ、加糖はちみつともに賞味期限が表示されていますが、成分の違いにより保存可能な期間が異なるため、注意しましょう。

天然はちみつ

天然はちみつは、製造過程で一切加工処理をされていない、100%天然で作られたはちみつです。純粋はちみつとも呼ばれ、ミツバチが採取し、巣に蓄えた花の蜜を使用しています。

天然はちみつの賞味期限

天然はちみつには殺菌作用があるため、未開封・開封後でも腐ることはありません。糖度が高く、水分量が少ないという特徴から、雑菌が繁殖できない環境です。そのため、常温で2~3年は保存が可能です。

加糖はちみつ

加糖はちみつは、水あめやブドウ糖を主成分とする、人工的に作られたはちみつです。天然はちみつはほとんど使用されず、香りや甘さを調節する程度にしか加えられていません。

加糖はちみつの賞味期限

加糖はちみつの場合、他の食品よりは保存が効くものの、人工的に作られたものである以上腐敗は避けられません。メーカーによっても異なりますが、おおよそ半年~1年ほどで賞味期限を迎えます。常温・冷蔵ともに長期保存には向いていないため、できるだけ早く使い切るようにしましょう。

■はちみつの正しい保存方法とは

天然はちみつが2~3年保存できるとはいっても、正しい保存方法が守られなければ風味や味は少しずつ損なわれてしまいます。また、加糖はちみつもなるべく長く味わえるよう、適切な方法や環境で保存することが重要です。
はちみつ本来のおいしさをできるだけ長く保つためにも、最適な保存方法を押さえておきましょう。

常温保存する場合

天然はちみつは直射日光を避けて、常温での保存がおすすめです。低温の環境下では、天然由来の成分を固める「結晶化」が起こり、使用時に溶かす手間がかかってしまいます。ただし、商品によっては25°C以下での保存がすすめられているため、夏などの暑い季節には冷蔵庫での保存も考えておきましょう。特に、腐りやすい加糖はちみつは、温度や湿度に気を付けて保存してください。

冷凍保存する場合

先述のように、天然はちみつは冷気が苦手であることから、冷凍保存には適していません。対して加糖はちみつは、低温でも固まることはないため、長期間の保存を望む場合は冷凍保存するとよいでしょう。

ガラス瓶での保存がおすすめ

はちみつを保存する際は、ガラス瓶の使用がおすすめです。プラスチック容器では、プラスチックのにおいがはちみつについてしまい、他の食品ににおいを移してしまう可能性があります。しかし、ガラス瓶なら密閉性に優れているため、外気や水分の侵入を防ぎ、はちみつの品質を保つことができます。また、瓶自体に安定性があることで、固まったはちみつを湯せんする際に、ぐらついたり容器が溶けたりする心配もありません。蓋の材質や形状にも注目し、用途に適した容器を選んでみましょう。

■変色したはちみつは食べられる?

適切な保存方法を行なっているにもかかわらず、はちみつが変色してしまうケースもあります。しかし、はちみつは腐りにくいため、変色していても食べられる場合がほとんどです。
ここからは、はちみつが変色する原因と対処方法を解説します。

黒く変色している場合

はちみつが黒く変色するのは、成分に含まれるタンニンと鉄分が結合し、タンニン鉄を生成するのが原因です。味や風味は多少落ちるものの、タンニン鉄自体に害はなく、問題なく食べられます。ただし、色が濃くなっているため、そのまま食べるのではなく、砂糖の代用として料理に使って食べることをおすすめします。

茶色く変色している場合

茶色く変色しているはちみつは、カラメル化したものであり、腐っているわけではありません。また、花の種類によっても色が異なり、そばの花の蜜は色が濃く、純度が高いほどカラメル化しやすい傾向にあります。そのままでも食べられますが、見た目を気にする場合は煮込み料理に使うとよいでしょう。

白く固まっている場合

白く固まっているはちみつのほとんどは、成分が「結晶化」した状態です。栄養素や成分は変わりなく、溶かせば通常と同じように食べられます。しかし、溶かし方を間違えると、栄養素が壊れたりはちみつ本来の風味が損なわれたりするため、適切な方法で溶かすようにしましょう。
結晶化したはちみつを溶かす手段として最も一般的なのは、湯せんにかける方法です。蓋を外した容器を鍋に入れ、弱火~中火でゆっくりと溶かします。直接熱湯に入れてしまうとはちみつの栄養素が壊れてしまうため、必ず水の状態から湯せんし、沸騰しないように注意しましょう。外側が溶けてきたタイミングで清潔なマドラーやスプーンで全体をかき混ぜれば、元のきれいなはちみつに戻ります。ただし、鍋から取り出す際は容器が熱くなっているため、やけど(熱傷)には十分注意してください。

■斎藤容器のおすすめのはちみつ保存容器

エスジェー150ST

「エスジェー150ST」は、6角形で広口の瓶です。ツイスト型の蓋で、簡単に開け閉めできます。口が広いため、はちみつを取り出しやすいでしょう。

容量(ml)/OF150
重量(g)140
幅・直径(mm)54×60.4
高さ(mm)78.5
キャップ53ツイスト
入数80
材質/色ガラス/トーメイ

実のびん

実のびんは、丸く可愛らしい形が特徴のガラス容器です。コンパクトでありながら容量は169mlと多めで、使い勝手に優れています。そのため、食卓やキッチンに置いても邪魔にならず、さまざまな場面でお使いいただけます。

容量(ml)/OF169
重量(g)145
幅・直径(mm)75.2×80
高さ(mm)68.5
キャップ53ツイスト
入数60
材質/色ガラス/トーメイ

PPK-250MS

PPK‐250MSはボトル型のプラスチック容器です。キャップ部分がノズルになっており、本体もやわらかいプラスチックでできているため、必要な量をスムーズに取り出せます。ぜひパンやスイーツへのトッピング、調味料用の容器としてお使いください。

容量(ml)/OF194
重量(g)12.5
幅・直径(mm)49.3×64
高さ(mm)122.8
キャップMSノズルヒンジ/td>
入数300
材質/色PP/ナチュラル

※商品のスペックの寸法・入数は本体の値でキャップは含みません。
※商品スペックはコラム掲載時の値です。商品の規格・仕様は予告なく変更されることがあります。
※OF(オーバーフロー):容器の口元まで水を入れた満容量のことです。

■まとめ

はちみつは他の食品と比べて賞味期限が長いとはいっても、適切な保存方法でなければ風味や味は徐々に失われてしまいます。季節や環境に応じて最適な保存方法を選び、場合によってはガラス容器やプラスチック容器への移し替えも検討しましょう。

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